2ヶ月で5件目のシャークアタックが発生!オーストラリアのパースで有名ボディボーダーが被害に

ライター: Micky-G

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 body boarder Noah Symmans
body boarder Noah Symmans in 2015.Picture: Laurie Benson

「空は曇りシャケの大群もいた。嫌な感じのシャーキーバイブス」

先日お伝えしたばかりのシャークアタック事故。前回の発生から4日後にオーストラリアで2ヶ月になんと5件目となるサメによるシャークアタック事故が発生。そのうち1件は死亡事故も含まれる深刻な状況に世界でニュースとなっている(詳しくは:オーストラリア バリナのシェリービーチでローカルサーファーがシャークアタックに。多発するサメ被害)。今回は西オーストラリア州パースのピラミッドビーチ(Pyramids Beach)で発生。ピラミッドビーチでは3年前にも18歳のボディボーダーがサメ足を噛まれ負傷する事故が発生してる場所だ。

・西オーストラリア州 パース ピラビッドビーチ

被害者は地元の有名ボディボーダーで17歳のときにオーストラリア ナショナル・チャンピオンにもなっている20歳のノア・シマンズ(Noah Symmans)。朝8:40頃に友達とボディボードをしていた最中に突然足を噛まれ水中に引っ張られたため、逆の足でサメを蹴るなどして戦い自力で岩まで泳ぎ這い上がった。友達に助けを求め、ライフガードに治療してもらい病院へ直行し、翌日に手術を受けた。幸いにも足のふくらはぎに4ヶ所の怪我を負ったのの命に別状はなく現在病院で療養中だ。

その日の空は曇りシャケの大群もいて嫌な感じのシャーキーバイブスを感じていたと言っている。サメが多いと言われる場所、誰も入っていない海、海面が濁っていたり、雨が降っていたりなどなど…嫌な感じがした時は無理をせず海をでる選択肢も必要である。(【シャークアタック】サメに遭遇したら心がけたい5つのこと

ケリー・スレーターが発信したサメ駆除の必要性

・シャークアタック に遭ったボディボーダー Noah Symmans  ライディングムービー

前回の事故を受け連邦議会議員がサメ駆除を要求している。今後更なる対策が打たれていく予定だが、サメ駆除による生態系破壊の観点から反対意見もありサメ問題において対策と論争が加熱するだろう。昨年、フランス レユニオン島周辺で多発するシャークアタック事故を受け、11×サーフィンワールドチャンピオンであり、環境問題や海洋生物の保護活動を行ってきたケリー・スレーターが本格的なサメ駆除の必要性をコメントをして賛否両論の意見が飛び交った。その後に以下のようなコメントをしてる。

「私は環境活動家であり、多くのキャンペーンの声を上げてきた。ボランティアと協力しオランウータンの保護のための資金なども調達した。私はこの惑星で最も無防備で無邪気な動物達を保護するためにビーガン(菜食主義)にもなりたい。漁業により残され捨てられた漁網から衣服も作る。人間は地球上の生命にとって最大の脅威である。しかし人間はまた、直面している問題を解決する能力も備えている。

実際には、レユニオン島のサメの生態系バランスが良くなれば、サメやその他の海の生き物が繁栄する機会も生まれるのだ。これは私がサーフィンを楽しみたくて自分勝手な意見として言っているのではない。これは人間と環境の問題なのだ。私を非難してもこの問題解決にはならないだろう。私は今まで1度もサメを殺傷したこともないし、そうしようと努めてもいない。みんなが必要性の高いことを発言し、どこに向かうべきか一体となり共に進めて行こう。そうすればきっと何か良いことが起こるだろう。」

・詳しくは 『サメ駆除の必要性』賛否両論飛び交うケリー・スレーターのコメント

今後サメ対策への対応が進むことと、今回被害に遭われた方の早い回復を心よりお祈りします。

●シャークアタック関連記事:
サメに襲撃される映像も公開 オーストラリア グレースタウン周辺で1日に2度起きたシャークアタック事故
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記事参考元:https://www.perthnow.com.au/news/

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この記事を書いたライター

Micky-G

趣味はグレイシー柔術、サーフィン。『サーフィンのことを、誰にでも分かり易く』独自視点で執筆、編集を行うサーフィンライター。