サメの駆除でなく”共存”を主張していた少年サーファーがシャークアタック被害に

ライター: shun

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オーストラリ シャークアタック

オーストラリア バリナでサメが少年サーファーを襲うシャークアタック事故発生

9月26日 午前9時頃にオーストラリアバリナにあるライトハウスビーチ(ノースウォールと言った方が分かる人もいるだろう)で起きた”シャークアタック“について。

・写真手前側がライトハウスビーチ、堤防側がノースウォールというポイント名オーストラリ シャークアタック2※すべての写真は筆者撮影のもの

“事”は筆者が海に到着した少し前に起きていた。

筆者の住んでいるオーストラリアの四季は日本とは真逆で、今は春である。ここ最近では”夏はもうすぐそこ!”っといったような陽気の日も増えてきたところ。今朝も海日和といわんばかりの青空が広がる夏日となり、休日だった筆者は自然と海に車を走らせた。

バリナはレノックスの隣街で、オーストラリアの中でもトップクラスに波のあるエリアでもある。その中でも、特にウネリに敏感な”ライトハウスビーチ”(ノースウォールと言った方が分かる人もいるかもしれない)というポイントがある。他のエリアが波のない時などは地方からも沢山のサーファーが訪れるポイントだ。

ここ最近は波の穏やかな日が続いていた為、本日は昨日に引き続きウネリに敏感な”ノースウォール”を選択。サーファーにとって一番ドキドキする瞬間でもある波チェックをする為に、波が見える見晴台へ行くと、何やら凄い人。

オーストラリ シャークアタック5

 

筆者の住んでいる州の学生は日本でいう春休みのような連日中の為、さぞかし海も混んでるだろうと思い海を見てみると、面もよく腹胸前後の綺麗でいい波がブレイクしていた。

しかし… 誰も海に入っていない!?いるのはライフセーバーの人達のみ。異変を感じ急いでビーチに向かうと、沢山の警察や救急車もいて何やら嫌な予感。

そう、何度か目にしたことのある光景だったのだ。よく見ると10代くらいの少年サーファーが担架で運ばれてきて、病院に搬送されるところだった。

現在分かっている情報は地元の17歳の少年。足の付け根に程近い腿を噛まれ、4つの歯形があり、歯の直径は5センチにも達した。まだ何の種類のサメかは特定されてはいないが、アタックから数時間後に同ポイントにて3.5メートルのホオジロザメが目撃された。

しかし、一番驚いたのは被害者の少年の隣にいた男性のインタビューを読んだところ、少年がサメに襲われる直前に、その男性に『救急車を頼む』と告げたことだ。

そして襲われた後、自らビーチまで戻ったということ。

サメを駆除するのではなく”共存”する選択

また被害者の少年サーファーは『サーファーは海に入る時に、今日死ぬかも知れないと知りながら入る。それがサーファーの選択』『シャークネット設置は反対』と語っていたそうだ。

私の住むエリアでは、サメを駆除するのではなく”共存”する事を選び、毎日のようにヘリコプターなどで上空からサメを発見し、タグ付けなどを行い、生態調査して今後のアタック対策に活かそうとしている。

最近では、ライトハウスビーチに海の生き物に極力害の少ない”エコネット”といわれるシャークネットの設置にオーストラリア政府が動いていたが、地元サーファーがネット設置に反対したり、ネットそのものや、設置条件に問題点が見つかり設置の話が中止になった矢先の今回のシャークアタックであった。

ちなみに“ライトハウスビーチ”では2015年から数え、3度目のシャークアタックとなり、バリナ内では4度目となってしまった。

再び、シャークアタック発生&防止策@オーストラリアNSW州バリナ

一言で”共存”とは言ってもまだまだ課題が多いのが現実。

世界各国で後を絶たないシャークアタックだが、海に住む生き物と、海を愛する人たちが”共存”できる日が訪れるよう願わずにはいられない。最後に被害者の少年の容態は安定している模様。1日も早い回復を祈ります。

【シャークアタック】サメに遭遇したら心がけたい5つのこと

"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

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この記事を書いたライター

shun

shun

オーストラリアのバイロンベイにて、日本人のいない環境を求め、世界中の旅人達と共に約1年間のバックパッカー生活を経験。今現在は、当時出会ったオーストラリア人の女性と家族を築きオーストラリアへ移住。
WTサーファーや有名なトッププロ達を多数輩出している世界屈指のレギュラーポイント、レノックスヘッドを拠点に愛知県にあるサーフショップ"Summer Eye"のアンバサダーを務めている。
日々の波、海、サーフィンメインのInstagram: https://instagram.com/w.n.s_fam