サーフィン連続2000日を達成したサーファーガールMeg Roh@カリフォルニア
ライター: Mg
18歳のサーファーガール、サーフィン連続日数2000日達成
https://www.instagram.com/p/BNDhfTRj1en/?taken-by=megr0h
「毎日海に行けたなら」と思いながらまったく1日も欠かさず海へ通いサーフィンとなると簡単ではないことです。
カリフォルニア南部オレンジ郡の18歳のメグ・ローは、12歳のときに毎日海へ通う事を決めてから1日も欠かさずサーフィンをして5年超、連続2000日を達成しました。
記録のきっかけは大会への練習のためでしたが大会に勝てなくてもサーフィンを愛するがゆえ、結局毎日海へ通うことがメグにとって幸せだったことが分かったのです。
ホームはカリフォルニアのサン・オノフル・ステート・ビーチ。
そしてハワイ、ニラカグア、メキシコと、休暇にもサーフィン。
風が吹こうが雨が降ろうが、雹(ひょう)が降ろうが、嵐の日に40度の熱が出ようが、メキシコトリップの帰りが夜着で夜間の真っ暗な海だろうが、メグはどんな日も欠かさずサーフィンし続けました。
海に通いやすい環境だとか海が好きだとか、それだけでは到底この記録は作れません。ましてや10代という若さのせいだけでも決してありませんし、並々ならぬ意志の強さとしか言いようのないものがあります。
サーフィンと学問の両立
そんなメグ、サーフィンだけを懸命にやっていたのかというと、成績を表すGPA(Grade Point Average)4.33と最高、これはオール5のようなことで学業も申し分なし。両親とも義父ともNo grades, no waves(成績を落とすなら海は禁止)の約束をしていました。海が好きでたまらないとは、このくらいのことを言うのかと思わされます。
「(1点だけに力を注ぐのでなく)ひとつの成功を作ることでほかのことも連鎖して成功を作れていく」というのは理論としてあるにしても、やはり人一倍の努力家。サーフィンも勉強も両立させるご両親の方針といえば、15歳のときに飛び級で高校の勉強内容を終えているカノア五十嵐もそうですね。
12歳で心に決めたことを5年以上、2000日、1日も欠かさず…、すごいのひとことのメグ。ですが驚くことに、この記録は来たる1月に途絶えそうでもあります。なんでも親友の誕生日となるそのとき一緒にキャンプをする約束をしていて、その場所から海が離れているため、どうにもサーフィンのしようがないことが理由のよう。
しかしサーフィンが大好きで成績優秀なメグは今後、ハワイ、サンタクルーズ、サンディエゴ、サンタバーバラといった海の側の大学進学を検討しています。そこでまた新たな記録を作るのならそれもよし。作らないにしてもメグらしくサーフィンと勉強にたっぷりと情熱を注ぎこんで過ごせるのであればそれがいちばん良いのでしょう。
公式でのサーフィン連続日数世界一は40年・14,642日
ギネス認定の連続サーフィン日数の記録保持者は「デール・ウェブスター」の持つ40年・14,642日です。こちらもカリフォルニア(北部のボデガ・ベイ)の方。
85日連続でサーフィンしたのがきっかけで、85日と思っていたものを100日に延ばしてみよう、100日までいったので1年に延ばしてみよう、その繰り返しがついには40年、と、気付けば連続日数を世界一にまで伸ばしていたのです。
いくら海の側に住んでいようと天候、多忙、体調のせいであるとか…今日はサーフィンできないという理由を探そうと思えばいくらでもあるように思うのを反省したくなります。
2015年、66歳だったデール・ウェブスターは、手術のため、その40年間14,642日というサーフィンの連続日数の記録にピリオドを打ちました。関連記事もどうぞご覧ください。▶
【ギネス記録】40年以上毎日サーフィンした男:デール・ウェブスター
人の心を揺さぶる偉業はその時は小さく思える1歩の積み重ねでしかないと分かります。デール・ウェブスターやこのサーファーガール・メグに学ぶところは多いですね。
1500日記録のときの画像。
画像出典:Meg Roh Instagram
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この記事を書いたライター
Mg
海の街に暮らしています。 海をベースに、人と自然の交わるところで日常がより良くなるような情報を発信していきます。
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