中村光貴プロがソフトボード フィンレスサーフィンの乗り方やコツを解説
ライター: WAVAL
無限の可能性を秘めたソフトボードのフィンレスサーフィン
サーフィンの型にはまらず、寝そべったり、座ったり、回ったり。もちろんフィンを着けて楽しむことも可能なソフトボード。海外ではバイロンベイなどから広がり、日本でも年々愛好者は増えています。フィンレスは見た目以上に乗りこなすのが難しいですが、今までにない感覚とその自由な世界観にハマってしまう魅力を秘めています。
今回は興味あるけどなかなか手が出せないというサーファーに向けて、フィンレスは88surfboardsを愛用の中村光貴プロに、ソフトボード フィンレスサーフィンの魅力や乗り方のコツなどを解説して頂きました。
【Index】
1.フィンレスサーフィンの魅力
2.フィンレスボードに乗る時のコツ
3.テイクオフのコツ
4.ボトムからトップに上がるボトムターン
5.最適なボードの長さ
6.どんな時にフィンレスで楽しむのか
K:中村光貴プロ
1.フィンレスサーフィンの魅力
K:「去年あたりからソフトボードのフィンレスサーフィンに乗り始めましたが、今までにない新しい乗り心地でとても新鮮でした。最初はなかなか上手く乗れなくて初心に戻ることができます。立ったり、膝立ちしたり、寝たり、座ったり、etc.. 様々な乗り方があるので、無限大の可能性を感じますね。」
2.フィンレスボードに乗る時のコツ
K:「まずフィンレスサーフィンに乗る時のコツは、無理にボードを回そうとせず、波のパワーゾーンキープしながら上手く操作すること。立ち方や乗り方は通常のサーフィンと異なる部分がありますが、波のパワーゾーンを上手く使うなど、波の基本の原理は理解しておく必要があります。」
3.テイクオフのコツ
K:「まずテイクオフですが、通常のサーフィンのように横乗りの姿勢でテイクオフはせず、サーフボードに対してしゃがんで体をノーズ側の正面に向けて立ち、体の軸はボードの真ん中に置きます。両足はパラレルから45°くらいがベストです。」
テイクオフ直後の姿勢
K:「最初は斜めにテイクオフして、ゆっくり曲がっていくだけでも楽しいですし、徐々に慣れていきます。フィンが無いのでレールをつかんで回ったり、水面に手を入れてコントロールします。」
4.ボトムからトップに上がるボトムターン
K:「フィンレスボードでのボトムターンの方法ですが、下の画像を見て下さい。グーフィースタンスの場合、しゃがんだ状態でボードの外側(右の岸側)のレールつかみ、左手を水面に入れて、ゆっくり板を寝かせていきます。この時、通常のボトムターンでステップバックするのと同様の原理で、ボトムに降りていく際、少し後ろに体重を掛けながら波のトップに上がっていく準備をします。」
グーフィースタンスのボトムターン
5.最適なボードの長さ
「僕は長さ 8.0″”と長めの88surfboards(エイティエイトサーフボード)を主に使用しています。より様々なトリックをしていきたい場合は7.0″”前後など、もう少し短くすると取り回しも効きやすくコントロールし易いと思います。この辺は浮力を取るか、どういう乗り方をしたいか、それぞれの好みによって使い分けると良いと思います。」
6.どんな時にフィンレスで楽しむのか
「僕は普段、5.3″”のツインフィッシュなどに乗ってますが、フィンレスボードは波が小さい時から、大きくて良い波の時も気分でやります。海が混雑している時には手前で遊んだり、人と違うピークを見つけることができます。また良い波で無くても楽しめるのもいいですね!」
中村光貴Instagram @kokistyle
スラスター、クラシック、フィンレスと何でも乗りこなすスタイリッシュサーファー中村光貴プロ。最近はサーフボードのシェイピングも行っており、自分で削ったツインピンテール 5.6″”のボードも愛用。また最近、父のミッドレングス ツインフィッシュ7.5″”を削り終えたみたいだ。 88サーフボードでの湘南フィンレスサーフィン映像をどうぞ!
88サーフボードお問合せ先
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この記事を書いたライター
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