アマチュアトップサーファー清永亜希子に聞く10の質問『全国各地に仲間ができるサーフィンコンペ』
ライター: AKIKO
大人になっても一生懸命『趣味はサーフィンコンペ』
NSA(一般社団法人日本サーフィン連盟)主催の大会では常勝で年間ランキング上位、アマチュアサーフィンの頂点を決める全日本サーフィン選手権では6度の優勝経験がある清永亜希子(きよながあきこ)さん。強さの訳となぜそんなに大会が好きなのかを9月に飯岡海岸で開催されたNSA公認大会『九十九里観光サーフィングカップ』に出場する彼女に密着、インタビューを行いました。
Q1.仕事は?
専門学校卒業後、フィットネスインストラクター一筋。エアロビクス、ピラティス、ヨガ、格闘技系レッスンを週に17本。休日は土日。
Q2.サーフィンのペースは?
基本的に仕事前の朝一と、仕事の終わり時間によっては夕方も。3月から11月のシーズンの週末は大会に出場することが多い。
・ホーム茅ケ崎での練習 烏帽子岩
Photo by @coburu
Q3.サーフィンの大会に出たきっかけは?
友人に誘われて吉浜の大会に出たのが初めて。ルールもよくわかってないまま優勝。それが快感となり嬉しくてコンペにはまる。
・大会海上がりゼッケンスタイル
Q4.大会が好きな理由
フリーサーフィンとは違って周りに気を遣わずに絶対的に波に乗れる所。女子4人ヒートで時間内は海貸切りという日常ではありえないシチュエーションを味わえるのも魅力。
・長い手足を生かしたスタイリッシュなサーフィンスタイル
by @coburu
Q5.大会に出ていて良かった事は?
良い成績を残したいと一生懸命取り組み、大人になった今も青春している事。ライバル達と試合を通して切磋琢磨していける事。何より年齢、性別、職業問わず全国各地に友達、仲間ができて共に戦ったり励ましあったり涙できる事が、これ以上無い程の貴重な経験。
・全国各地の大会会場で会える友人達とヒートの合間に
Q6.大変だった事は?
ガソリン、レンタカー、飛行機などの移動にかかるお金。試合が延期になった際の交通手段、宿泊施設のキャンセルや新たな予約など。
Q7.大会の前日、当日で意識している事は?
前日に大会会場に行ければそのポイントで練習し、当日の朝は絶対入る。食事はサンドイッチやゼリー飲料などの軽食をヒートの合間を見計らって食べる。友達の応援をする事で、自分にとっても波の状況がわかってくる。ヒートごとに歯磨き、音楽を聴く、ストレッチをするなど細かい自分のルーティーンがある。
Q8.プロ転向は考えなかったの?
JPSA(一般社団法人日本プロサーフィン連盟)の大会に参戦するとなると、仕事の休暇を長期で取らなければならなく、アマチュアに比べ試合数が少ないため考えなかった。以前は年間20試合、ここ数年は年間15試合くらい大会に出場している。
Q9.スタイルキープと美しさの秘訣は?
仕事はフィットネスインストラクター、趣味はサーフィンと常に体を動かしている事。大会シーズン中はお酒を飲まない事。忘年会シーズンにお付き合い程度にしている。化粧品、日焼け止めに特にこだわりはないが保湿だけはしっかりするように気を付けている。
Q10.今後の目標は?
今年はNSAの年間ランキングのチャンピオンになる事。来年以降は全日本サーフィン選手権優勝!
大会当日は頭サイズのクローズ気味コンディション。そんな中でも確実にスコアを出してラウンドアップしていく清永亜希子さん。大会慣れしていて心と体を冷静にコントロールできる面と、全力で取り組む熱い面、両方を感じ取ることができました。素敵な女性サーファーでした。
【清永亜希子プロフィール】
大阪府出身。スポーツ系専門学校卒業後、ボディボードを1年経験後、ショートボードを開始。茅ケ崎に移住してからますますのめり込む。
主な戦歴:2008,2010,2011,2012,2013,2014年とNSA全日本サーフィン選手権で6回優勝。2008年アジアビーチゲームス金メダル獲得。2011年パナマ世界戦出場。2012年ニカラグアマスターズ世界戦出場7位。2013年エクアドルマスターズ世界戦出場7位。
・スポンサー:KingoVonMingo, @cavesurfboards , @athledoor
・Instagram:@akikokiyonaga
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この記事を書いたライター
AKIKO
酒とサーフィンとトリップをこよなく愛する二児の母&主婦。ママになってからの方がサーフィン熱が上がってます。センスも技術もないけど波運だけはあります。
・blog: https://ryoshiyome.com/
・Instagram: @akikoba5884