人工サーフィン施設『神戸レイーズ』建設者が沖縄の海でサーフィン体験

ライター: yuuki

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【If talk11】国内初の人工サーフィン施設建設者が自ら試す。リアルサーフィン経験0のものがどこまで上達するか。人工サーフィン施設の効果的な使い方。

もし・・・と思ったこと、日常生活でどれくらいあるだろうか。「If」の可能性にチャレンジしてもらいたい、そんなみんなの思いに1年で300日以上ここ沖縄の海でサーフィンをするyuukiがみんなの可能性をサポートする「If talk」。
女性だけじゃない、サーフィンは世界、男女共通のスポーツ。
男性の「If」にもサポートできる、それが「If talk」。沖縄から配信します。

 

人工サーフィン施設を手がけた押部氏は言う、「まったくサーフィンやったことないんです。」

islandcolor1押部氏

REYES・神戸KINGS代表の押部宣広氏はこう言った。「海に出てサーフィンしたことないんですよ。」と微笑む。
そんな押部氏が手がけた今話題の人工サーフィン施設。言葉を疑う人もいるだろう、波乗り経験がないのに施設がつくれるのか・・・・と。でも実はそこが面白いところ。この施設、エンジニアでもある押部氏が全てゼロから手がけたという。プロサーファーを交えない理油はきっとここにある、波だけにこだわり波のサイズにこだわり初心者・初級者であるユーザー側の意識が薄れる。だからこそプロサーファーをいれて設計する必要もない。むしろ何も経験したことのないなみのり初心者が乗りやすいであろう波(サイズも配慮)をつくりあげるほうがよりコンセプトに近い施設がつくれるだろう。

『神戸レイーズ』について詳しくは▶︎
サーフィンウェイブプール『神戸レイーズ』7/27(水)オープン!
ウエーブプール『神戸レイーズ』利用完全ガイド&観光ガイド

押部氏はAフレームという波質を求め開発をすすめてきた。波のない街に、Aフレームの波をつくりあげた。Aフレームの波(一箇所から左右に割れていく波のこと)はサンド(砂)の地形では決してうまれない。地形がリーフだからこそ見ることのできる貴重な波質だ。それを人工的に作り出すという究極な技術。押部氏はこの人工サーフィン施設をつくりあげた後、本物のAフレームを求め沖縄へ波乗りへ出掛けた。そこが人生で初のサーフィン体験となる。

本物のAフレームを求め、沖縄へ。

islandcolor2Aフレーム

本物のAフレームを求め、押部氏はスタッフと沖縄へ。
そして今まで人工サーフィン施設で練習してきたスキルを試しに、自然の作り出す、サンゴがつくりだす、Aフレームのコーラルリーフを自ら体験しに来た。実際の海でなみのり経験のない押部氏、人工サーフィン施設で培ったサーフィン技術と知識はどこまでのものなのか。
気になる映像はこちらから。


動画提供:ISLAND COLOR

押部氏はサンゴがつくりだすAフレームを実際に自分の目で確認しに沖縄へきた。
本来は初心者・初級者にサーフィンの楽しさを伝えるために作り上げてきた人工サーフィン施設。
自然に押し寄せるAフレームの波、そして自然のパワー、波の力、その日当日はただただ微笑んで波乗りを楽しむ押部氏だったが、彼の中で様々な想いがあっただろう。今の神戸レイーズは一時閉鎖。波のクオリティーはそのまま継続させ、サイズアップを求めスタッフとともに開発に励む。(再オープンは来春2017年の予定)でもきっとこの先も当初施設を作りあげようとした時の押部氏の強い想いは変わらないと思う。

初心者サーファーのファーストトライ、得られる技術。

サーフィン経験0の人が初めて波乗りに挑戦したときに見込める平均的な技術はこちら。(※インストラクター付き)
・ボードにうつぶせになりパドリングができる(長時間は不可)
・ボードを後ろから押してもらい、ボードの上で数秒バランスがとれる
・乗れる波を選んでもらい、自分でパドリングして波をキャッチする
・ボードに乗った後、波に押してもらいまっすぐ乗ることができる

以上がサーフィン経験0のものが初めてサーフィンを行ったときに平均的に行える技術である。

では気になるサーフィン経験0のものが人工波で得られる技術で、実際海へ行ってどこまでのサーフィンができるものなのか。海のない地域、そして海の遠い地域の人にとってとても好条件な施設、人工サーフィン施設の効果的な利用法に迫る。

人工サーフィン施設ではここまでできる。スキルアップは十分可能。

よく耳にしないだろうか。人工波で得られる技術は限られている、例えば海に出てやらなければ柔軟性がなくなる・身についた技術はその施設でしか適用しないなど。が、しかし今まで経験0のものが人工波でひたすら練習をし海で実践した人はいるだろうか。ものは試し、やってみないとわからない。そして今回証明された。
人工サーフィン施設を自らつくり上げた社長押部氏が証明したのだ。

islandcolor3押部氏ライディング

押部氏は海でのサーフィン経験は0。普段は人工波で練習を重ねていた。
沖縄の海でサーフィンに挑戦してみたい、という連絡があり当日はサポートさせてもらった。正直なところ、実際に海でやったことのない人が自然相手にかなうはずがないと思っていた。自然のつくりだす、コーラルリーフのつくりだすAフレームの波に押部氏は波を選び、自らパドリングをし、テイクオフを成功させ、何度も何度も波に乗った。驚いた。今までの施設での練習があったからこそ、当日は思う存分・後悔なくなみのりができたと思う。

反復練習ができるこの施設では以下の技術習得が期待できるであろう。

・テイクオフ動作の安定性
・パドリング強化
・波を見る力
・フォームの確認
・レールの入れ方

どれもこれも実践する時には必要不可欠な技術。海へ行けば毎日コンディションが違う、自分に合う波のサイズを探すのも一苦労。波を求めに海へでれば時間を費やし、お金もかかる。まずは基本的動作を習得するためにこの施設を活用するのも一つの手。もっともっとなみのりが楽しくなるにちがいない。
来春(2017年)のオープンが楽しみだ。

"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

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この記事を書いたライター

yuuki

デザイナーであり、サーフィンインストラクターでもあるyuukiがサーフィン、スケート、よこのり全般、沖縄のコアなローカル情報をお届けします。 サーフィンはデザインするものであり、アートにつながる。沖縄の素晴らしい風景も楽しんでください。旅の備忘録あり、旅の素晴らしさも伝えたいです。
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