シャークアッタクから2ヶ月。沖縄は今。

ライター: yuuki

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サメ

【If talk7】シャークアッタクから2ヶ月。沖縄は今。

もし・・・と思ったこと、日常生活でどれくらいあるだろうか。「If」の可能性にチャレンジしてもらいたい、そんなみんなの思いに1年で300日以上海へ行きサーフィンをするyuukiがみんなの可能性をサポートする「If talk」。
女性だけじゃない、サーフィンは世界、男女共通のスポーツ。
男性の「If」にもサポートできる、それが「If talk」。

 

SUP中、沖縄でサメに遭遇。大潮時には注意が必要。

一昨年、漁業再生支援事業の一環としてサメ駆除の行われたイタチザメの写真
イタチザメ

糸満市大度浜海岸でSUP中にサメと遭遇

糸満市大度浜海岸(通称:ジョン万)。ジョン万次郎が上陸したビーチで有名な場所、ここはたくさんの地元ローカルが愛するサーフポイントの一つ。

2015年10月26日、潮は大潮周りだったため、糸満市のポイントはいつもどおり多くのサーファーが沖へパドルアウトしていくであろう明け方に、岸から500Mほどの沖合でSUPをしていたロコサーファーがサメと遭遇。

(関連記事:【沖縄でシャークアタック】スタンドアップパドルサーファー襲われる

あのメジャーポイントスーサイドよりもはるか沖合の場所。幸いにも命に別状はなく、入院して2〜3日で退院。順調に回復された様子です。一時、困惑した状況になりかけた糸満市一体のポイントは今は元通り賑やかな毎日を取り戻しています。

むしろ、皆さんこの事故を機に自然と向き合い、海の生物の大切さを重んじてサーフィンできるようになったのではないでしょうか?

サメと遭遇し、彼はこう語っている。

2015/10/26 明け方
波が良さそうなので急いでパドル。この暗さだから写らんよな~と思いながら一応onしてみるが、すぐ切って2,3回漕ぐと右120°からサメ。SUPに体当たり。しかも、出ているヒレが自分のヒザくらいあって、根本はまだ水面の中。

結構デカい!!

潜水艦が出てくるような水の動きが強烈に残っている。負ける気はしなかったので、倒されながらとっさに右手でパンチ!!

かたっ!!

それが悪かったのかサメは反転。
仰向けになっている自分の右足に口が当たる。
サメの口の感覚が今でも残っている。
ズドーンという推進力で、やっぱり口元も固かった!!

とりあえず板に上って、インサイドに向かう。とりあえずFBで注意喚起で情報流しました。

色々葛藤もありましたが、
葛藤①通報することで波良いのに上げられる!!
葛藤②通報しないことで2次被害が出る!!
葛藤③もう明るいから襲ってこないだろ!!
葛藤④でも誰かやられたらどうしよう!!

いろいろ悩んだが サメ見ただけじゃなく 実際オレやられた事実があるから。

海に入っている人にヤラれたことを伝えなきゃ~ってな感じで119番に通報。

血が止まったら職場行こうと思っていたが止まらないので病院へGo!!

FB効果はすごくいろんな人が注意喚起のためシェアしてくれた。

病院到着。

自分自身も足が付いててラッキーでした。

歯形からイタチザメという種の凶暴なサメらしいですが。

我々サーファーは彼らの生活圏に土足で入りこんで波乗りをしているわけなので、もっと謙虚に気を配りながら入らないといけないな~!!しかも食事時間にドカドカ入ったらいけませんね~

そしてこんな海外に負けない大自然の中でサーフィンできることに改めて感謝します。

ただ、今回の事故で多くの方にご心配をお掛けしてしまいました。

家族・波乗り仲間・友人・職場仲間 みんなの中で生かされていることを深く痛感しました。

早く治していつものリズムに戻れるように、パドルを松葉づえに変えて我慢しときます。

また、みなさん遊んでください!!

今日もみなさんうみさんありがとう。
Letsパドリング。

 

現在は怪我も順調に治り、糸満市のサーフポイントを盛り上げています。

沖縄サーファー

沖縄サーファー1
写真提供:Ishigaki Taikiさん


ジョン万次郎ポイントは本当に素晴らしいポイント。
撮影 http://www.island-color.com

どこの海にもサメはいる。

私たちが陸で当たり前のように暮らしているのと同じように、海にも普段から平和に住んでいる生物たちがいます。海にサメが出ると大きなニュースになりがちですが、それは驚くことではなくあたりまえのことだと思います。

サメに遭遇した彼のブログ、今でも変わらずサーフィンをし続ける姿に心打たれました。サーファーである自分たちはもっと謙虚な気持ちが必要なんです。その謙虚な気持ちがあれば大きな事故に出会う確率も減ってくるでしょう。それは相手が海の生物であろうと、人間であろうとも。

 

(一財)沖縄美ら島財団 総合研究センターにサメとの遭遇確率を聞いてみた

ごく浅い場所やリーフ内の礁池では、大型のイタチザメやオオメジロザメが目撃されることは極めて稀です。また、イタチザメが出現した場合でも、ほとんどの場合人を積極的に襲撃することはありません。

確率の問題になってしまうのですが、海でレジャーをする場合、サメに襲撃される確率よりも、溺れたり、他の危険生物による被害を受ける確率の方が何十倍も高い、と思われます。

たとえ話ですが、レジャーでサメに襲われる確率より、往復の自動車の運転で事故に遭う確率の方が数百倍高いと思いますが、誰も車の運転を怖がっていませんね。安全を考えるのであれば、サメではなく別の要因を心配した方が良いと思います。

浅場であれば、何らかの危険を察知できますし、万が一襲撃を受けた場合でも、即座に陸に上がれますので、大きな事故になる危険性は低いと考えます。

沖縄美ら島財団 総合研究センター

 

おっしゃる通りです。

サーフィン中サメと遭遇する事故よりも、人・サーフボードとの接触事故または沖へ流されてしまう・・・そのような事故の方が多いのでは??

トラブルはつきものですが、自分たちのちょっとした注意で回避できるトラブルはたくさんあると思う。海では安全に楽しくサーフィンしたいものですね。

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【シャークアタック】サメに遭遇したら心がけたい5つのこと

"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

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この記事を書いたライター

yuuki

デザイナーであり、サーフィンインストラクターでもあるyuukiがサーフィン、スケート、よこのり全般、沖縄のコアなローカル情報をお届けします。 サーフィンはデザインするものであり、アートにつながる。沖縄の素晴らしい風景も楽しんでください。旅の備忘録あり、旅の素晴らしさも伝えたいです。
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