サーフィンテクニック-パドリングの基本と早く進むコツ
ライター: SurfingKids
Photo by instagram/alghiffanny
パドリング(パドル)とは。パドリングをマスターするには
パドリングはサーフィンで一番初めに覚えるべき、一番重要な基本テクニック。なぜならサーフィン中、海の中で最も多く使うテクニックだからである。
沖に出るにも波に乗るにも常にパドリングが起点となってアクションに繋がる。今回はそんな、サーフィンの軸で基本テクニックであるパドリングのやり方を中心に紹介しよう。
パドリングのやり方-基本テクニック
1.ボードの中心と体の中心を合わせる
ボードの重心の中心と、体の中心となるおヘソあたりを合わせる(ボードの長さが異なっても同様)。腹ばいに乗ってもぐらつかない位置を探そう。中心をしっかりキープしてパドルすることで、バランスの良いスムーズなパドリングが可能になる。
2.肩甲骨同士をつけるように
胸を張り、肩甲骨(けんこうこつ)同士をつけるようにして前を向いて体を反る。ノーズが少し海面に出るようにするが、出過ぎないように。そして足はできるだけ閉じてバランスを保とう。
3.腕の力だけなく、広背筋を使う
腕の力だけでパドルするのではなく、あまり力まず大きな筋肉である広背筋全体を使ってパドルしよう。持久力、瞬発力も出る。
4.手の形
パドル時の手のひらはリラックした自然な形で開いておく。指の間から漏れる水がいい感じにぶつかり合い適度な抵抗になるのだ。閉じ過ぎると体に余計な力が入ってしまい、開き過ぎると水が漏れてしまう。
5.腕のストローク
手のひらや腕の力を抜いて、右手なら腕は時計の1時くらいの所から沈め、ボードの中心方向に漕ぐ。レールの下あたり、体の近くまで来たら真下に水を押すように漕ぐ。体の近くから水を下に押す動きは、効率よく体の力を最大限に使うことができる。
肩の稼働域を広く使えて、力まず効率良く水をかけるストロークを目指して練習しよう。
サーフィン体型に。パドリングに適した体作りを
パドリングは水泳のクロールに動作が似ており、使う筋肉も運動の中では最も似ている。しかしパドリングは日常では行わないサーフィン唯一の動作であるため、パドリング用の体を作らなければならない。そのためパドリング用の体が出来上がるまでは毎週海に行くなどしてパドルしまくろう。必ず体が鍛えられ、目に見えてサーフィン体型になっていくだろう。
そして普段から肩や体全体の柔軟運動により柔らか体作りを。体の柔軟性を高めることで稼働率も広くなり、どんどんパドルが早くなるはずだ。
また疲れた時、片手パドルを行うと体のバランスが崩れるのでなるべくならやらない方が良い。刺し乗りや片手パドルでなく、常に両腕でパドルをしっかり行うクセをつけておこう。
初心者の方はこちらの動画なども参考に▶
その他パドリングで早く進むコツなどは人によっても色々やり方はあるのでこちらの記事なども参考に。(【How to】ケリー・スレーターに学ぶパドリング テクニック)
以上の点を抑え、パドリングをマスターしよう。体の柔軟性などにによりそれぞれ個人差があるが、肩の稼働域を広く使えて力まず効率良く水をかけるパドリングを目指して練習しよう。
普段はプロサーファーの派手なアクションなどに目が行きがちだが、その前に自分のパドリングや基礎テクニックを一度見直して見ることが実は一番重要なことだ。
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この記事を書いたライター
SurfingKids
AD Agentを経て独立。紆余曲折ありつつも、現在は会社経営をしながら投資家として活動。コンテストサーフィン観戦が趣味の1つです。