JS移籍後 初戦から好調キープの五十嵐カノア Top16へ！イタロのスーパーエアー炸裂！WSL第3戦ポルトガル 4日目

Kanoa Igarashi _ Laurent Masurel/WSL

・JS Surfboardsへ移籍し、初戦から好調キープの五十嵐カノアがTop16へ
・世界ランキング1位のフェレイラがスーペルトゥボスで快進撃を続ける
・悪天候のため2日間の開催中止が決定

巨大ストームの影響で、2日間のOFFが決定

PRAIA DE SUPERTUBOS, Peniche, Portugal -ワールド・サーフ・リーグ（WSL）チャンピオンシップ・ツアー（CT）第3戦、MEO Rip Curl Pro Portugal Presented by Corona Ceroは、午後にオンショアが到来する前のソリッドな波で、今日メンズのラウンドオブ32を終了。今後のイベントは、巨大ストームがポルトガル沿岸に接近しているため 3月19日（水）、20日（木）の2日間OFFとなる。次のコールは3月21日（金）だ。

JS Surfboardsへ移籍したばかりの五十嵐カノア Top16へ

SHARP EYEからJS Surfboardsに移籍して勢いづく現世界ランク６位の五十嵐カノアは、27歳 南アフリカのMatt McGillivray（マシュー・マギリヴレー）と対戦。先制されリードを許すも中盤、バックサイドのフローターからのクイックなトップアクションで逆転。その後もバックサイドを果敢に攻めきりRound of 16へ進出。次は好調 世界ランク5位のrio waida　と対戦する。

コナー・オレアリーはRound of 32でパワーとフローのあるバックサイドコンビネーションを披露し先制。対戦するカリフォルニア 注目の新人 コール・ハウスマンドは、中盤にスナップからフィン抜き、エアリーバスと軽やかでスタイリッシュなサーフィンで逆転。コナーは残り10分でビッグカーヴィングを決めるもエンドセクションでワイプアウト。最後まで決めていれば逆転勝利だったと思われる惜しい試合を取りこぼし、ここで敗退した。

世界ランキング1位のフェレイラ、スーペルトゥボスで快進撃を続ける

2019年世界チャンピオンで、イエローのリーダーズジャージに身を包んだ、現世界ランク1位のイタロ・フェレイラ（BRA）は、CT10勝のうち2勝を挙げた場所であるスーパーチューボスで、素晴らしいチャージを続けた。中盤にビッググラブエアリバース 8.17を出したフェレイラは、ワイルドカードのヨルガン・クージネ（フランス）を破り、ラウンド16進出を決めた。

「正しい場所にいれば、チャンスはたくさんある。でも、ほとんどの波がすぐクローズアウトするから、波をフィニッシュするのは難しいんだ。この波にはバレルとエアセクションがあるから、自分の好きなサーフィンができるよ。ここでは状況がすぐに変わるから、興奮しっぱなしだよ」。

ルーキーのミニョーとヴォーンがコラピントとブーヒアムに逆転勝利

男子ラウンドオブ32で、ルーキーのマルコ・ミニョー（フランス）が2度の優勝経験を持つグリフィン・コラピント（アメリカ）を退け、この日最大の番狂わせが起こった。ミニョは、巨大なセクションでクリーンなフロントサイド・エアを決め、エクセレントな8.00をスコア。コラピントは逆転の波に最後トライしたが、スコアは及ばず不本意な結果に終わった。この26歳のコラピントは現在19位と、ミッドシーズン・カットに向けて深刻な状況となっている。一方、ミニョは初めてラウンドオブ16に進出し、ライブランキングですでに7つ順位を上げている。

「あのセクションは、ただひたすら攻めた。「この試合では、みんなに勝ちたいと思わなければならない。グリフィン（コラピント）はインスピレーションを与えてくれる存在で、彼を尊敬しているし、たくさん助けてもらっている。素晴らしいヒートだったし、ヒーローに勝てて気分がいい。

7.00のライディングでヒートをスタートしたルーキーのジョエル・ヴォーン（オーストラリア）は、ラムジ・ブーヒアム（マリア）との対戦を制し、今シーズン3戦連続のラウンドオブ16進出を決めた。一方、ブーヒアムは今シーズン3度目のラウンドオブ32進出を逃した。

Highlights from Day 4 of the MEO Rip Curl Pro Portugal Presented by Corona Cero 2025

詳細は以下WSL公式HPよりご確認下さい。
https://www.worldsurfleague.com/