『ボビー・マルティネスに後悔は無い』伝説の問題発言

ライター: Micky-G

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ボビー・マルチネス サーフィン

カリフォルニア サンタバーバラ出身のメキシカンアメリカンである元WCTサーファー、ボビー・マルチネス(BOBBY MARTINEZ)。アマチュア時代もNSSAで7度のナショナルタイトルを獲得する程の輝かしい成績を残し、そのまま2006年にWCTデビュー。2011年の引退まで素晴らしい活躍を見せたカリスマサーファーだ。

伝説の問題発言

サーファー ボビー・マルティネス

2011年のクイックシルバー・プロ・ニューヨークの勝利者インタビューで、ASP(現WSL)への不満をLive中継中に行い失格に。もともとこのコンテストを最後に引退を発表していたボビー・マルチネスはそのまま引退した。

今回は問題を起こしながらも、魅力的な人柄とサーフィンスタイルでコアなファンが多いボビーの『Stab Magazine/Bobby Martinez Regrets Nothing(ボビー・マルティネスに後悔は無い)』と題されたインタビュー映像日本語翻訳ダイジェストでご紹介。彼の過去や、現在の心境を語ってくれています。

『ボビー・マルティネスに後悔は無い』(前半)

インタビューに登場

ボビー:「待って、帽子が必要だ。俺の人生で大切な物なんだよ。」

サーファー ボビー・マルティネス

1.初恋

「初恋はおそらくサーフィンだね。子供の頃から今まで続けている唯一の事なんだ。」

2.最近の自撮り

「息子と一緒に写真を撮ったよ。息子は「僕を見てよ。すっごく可愛いでしょ」って感じだったよ。」

家族を一番に大切にするボビーらしい発言
サーファー ボビー・マルティネス

3.最初のコンサート

「初めて行ったコンサートはキース・スウェットだったんだ。ああ、子供の頃からR&Bとオールディーズが大好きなんだ。メキシコ人のいとこ達に囲まれて生活し、彼らと学校に行って大きくなった。 R&B、オールディーズ、ラップばかり聴いていたよ。」

4.最後のエアー

「エアーはしないんだ。もしエアーをしてたら、別の人生だったかもね。」

5.最後のグッドターン

「どうだろうね。今までで良かったターンは多分20代じゃないかな。ここ10年位はないかな。」

6.初めての6桁の契約($100,000ドル 約1,090万円)

初めての6桁の契約は17歳位だったかな。カウンターカルチャー(保守的な生き方に反抗していた)の時だ。

まだ体の線も細く髪もある
サーファー ボビー・マルティネス

7.最近の負けたケンカ

「昨夜、子供と…。実はついさっき、娘に叩かれたよ。俺はやり返さなかったから、俺の負けって事にしておこうか(笑)」

サーファー ボビー・マルティネス

8.初めての勝ったケンカ

「初めてのケンカは昨日の事のように鮮明に覚えてるよ。小学校5年生の時、クラスのみんなと歩いていた時、何人かの子が俺の横顔を叩いてきたんだ。そこで直感的に振り返って叩き返したんだけど、彼は叩き返してこなかった。もう2度と同じことは起きなかったよ。それが勝ったと言う事かはわかないけど、俺にとっては勝利だった。少しパンクで体の大きな子だったからね。」

9.最後に思っている事をはっきり言ったのは?

「あのインタビュー事件の一件の前、2〜3年程色々あって引退する事とか色々と話し合ってたんだ。NYに行く前に「もしも俺が最初のヒートに勝ったら、後は好きなようにしていいよな」ってケリー・スレーターサニー・ガレシアに話してたんだ。」

問題となった2011年クイックシルバー・プロ・ニューヨークの勝利者インタビュー:ASP(現WSL)時代にシーズン半ばにCTサーファー下位とQSサーファー上位を入れ替える制度を取り入れていたASPへの批判を、ボビーは勝利者インタビュー(生中継)でぶちまけた。そして試合の出場権を破棄され、もともとこのコンテストを最後に引退を発表していたボビーはそのまま引退した。

サーファー ボビー・マルティネス

【勝利者インタビュー内容】

インタビュアーのトッド・クライン:「今まで2つのツアーに出ていなかったけど、 このNYツアーに出場したのはなぜ?」

ボビー:「俺はこのFu●kingテニスツアーに参加したかったんだ。プロサーファーの誰しもが、テニス選手になんかなりたくないよ。APSはシーズン中盤で選手の入れ替えをする。なぜ戦ったこともない知りもしない奴らがランキング上位なだけで、入れ変わってくるんだよ。Fu●kだよ。」「俺は“テニス”は好きじゃない。このツアーが好きじゃない。サーファーが多すぎる。「犬のお遊び」にエントリーしたいって、Fu●kだろ。」

「俺は普通にインタビューをするつもりだったんだ。でも、あいつは俺をバカ扱いしたんだよ。我慢ならないね。馬鹿にするなよって。俺はもういいやってなったんだ。」

「まあ、結構楽しめただろ?ハハハ!笑」

後半(ボビー・マルティネス:ケリー・スレーターとの最後の会話。サニー・ガルシアの一件)に続く



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この記事を書いたライター

Micky-G

趣味はグレイシー柔術、サーフィン。『サーフィンのことを、誰にでも分かり易く』独自視点で執筆、編集を行うサーフィンライター。