地域にもよりますが、冬は海が空いていることが多く、快適にサーフィンを楽しめます。また、混雑が少ない分、普段できない練習にも集中できるため、スキルアップには絶好の時期。ただし、体調管理と防寒対策は必須です。特に、冷たい風や水が原因で発症する可能性があるサーファーズ対策の耳栓も必須。
冬でもサーフィンを続ける理由:五感とクリエイティブを磨く8つのポイント
ライター: SurfingKids
Photo by @alghiffanny
サーフィンといえば夏のスポーツというイメージが強いかもしれません。また、冬になると寒さからモチベーションが下がるサーファーもいることでしょう。しかし、実は冬のサーフィンには特有の魅力があり、とてもクリエイティブで素晴らしい体験ができるのです。そこで今回は、冬でもサーフィンを続けるべき9つの理由をご紹介します。
1.風が合う、波が良い
冬になると、北西風が吹くことが増え、太平洋側の波のコンディションが良くなる傾向があります。これは、西高東低の気圧配置が安定して形成されるためです。この気圧配置により、西から東へと風が吹きますが、地球の自転の影響で北西風が優勢になります。その結果、太平洋側の多くのサーフポイントでオフショアとなり、波質が向上。特に、南太平洋エリアや千葉、四国、宮崎、種子島、奄美大島といった地域は、この時期におすすめのエリアです。
2.空いている
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3.ゆっくり寝れる。風の強まる時間も遅い
冬は夏に比べて日の出時刻が遅いため、少し遅めに海に向かっても朝一の波に間に合うのが嬉しいポイント。一方、夏は気温差の影響で風が発生しやすいため、風の弱い早朝を狙うには早起きが必要になります。しかし、冬は気温差があっても風向きが急に変わりにくいので、余裕をもってサーフィンを楽しむことができます。さらに、日中は陽射しで暖かさを感じられるため、心地よいサーフィンが可能です!
4.冬特有の海の香りが心に響く
冬の海では、鼻の奥をツンとくすぐるような独特の匂いを感じることができます。この香りは、五感を敏感に研ぎ澄ませ、日本の四季の移ろいを体感させてくれる。冷たい空気に包まれながら感じる冬の海の匂いは、感性を刺激し、ちょっとクリエイティブな気分にさせてくれる特別な体験です。
5.サーフィン後のご飯が格別に美味しい
冬のサーフィンを楽しんだ後に食べるラーメンや、仲間と囲む鍋料理は、体を芯から温めてくれるだけでなく、その美味しさも格別。また、冷えた体に染み渡るホットコーヒーの一杯は、なんとも言えない幸福感をもたらしてくれます。冬の寒さの中で頑張ったからこそ感じられる、この特別な美味しさは、冬サーフィンの醍醐味のひとつです。(関連記事:直火式エスプレッソメーカー “マキネッタ”でサーフィン後、簡単に美味しいエスプレッソを)
6.風邪を引きにくくなる
冬のサーフィンでは、自然と塩水が鼻に入り、風邪予防に効果的とされる「鼻うがい」を数時間続けているような状態に。また、風邪をひくのは緊張感が足りないからだという話もありますが、冬の海は極寒で緊張感しかありません。笑
7.年の瀬サーフィン&正月サーフィンで特別な体験を
年末にサーフィンをすることで、1年を幸せな気持ちで締めくくることができます。特に、美しい夕日を見ながらのサーフィンは、最高の1年だったと実感させてくれる瞬間となるでしょう。
さらに、正月には「正月サーフィン(あけおめサーフィン)」という特別な楽しみ方があります。海でサーフ仲間に元旦の挨拶をまとめて交わせるこの習慣により、とても気持ちの良い新年のスタートを切ることができます。
8.お湯の素晴らしさに気づける
極寒のサーフィンを通じて、余計な思考を排除し、瞑想状態に入り込むことができます。その結果、五感が鋭敏になり、普段は気づかないものの大切さに気づくことができるのです。特に、お湯の温かさは格別に感じられます。冷え切った体に触れるお湯のぬくもりに思わず「お湯って素晴らしい!」と何度も口にするほど。このような体験を通じて、日常生活で見過ごしがちな小さな幸せを再認識することができるのです。
ホットジェルで極寒の海の中でもささやかな幸せを。
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関東以北の地域での冬のサーフィンは、まるで修行のような挑戦です。良い波にたくさん乗れるという大きなメリットもありますが、それ以上に、普段気づかない小さな幸せを実感することができるかもしれません。気づくかどうかは自分次第。冬の海でサーフィンをしながら、その中に隠れた幸せをしっかりと噛み締めてみましょう。
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この記事を書いたライター
SurfingKids
AD Agentを経て独立。紆余曲折ありつつも、現在は会社経営をしながら投資家として活動。コンテストサーフィン観戦が趣味の1つです。