【初の五輪サーフィン種目で唯一メダルを2つ獲得した日本】メダリスト達の想いと今後の活動

ライター: WAVAL

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初のオリンピックサーフィンで唯一2つのメダルを獲得した日本とメダリスト達のコメント

アメリカのカリッサ・ムーアとブラジルのイタロ・フェレイラが歴史的な最初のオリンピックサーフィンチャンピオンに

志田下で3日間に渡り激戦が繰り広げられた、オリンピック新種目のサーフィン。ISA宮崎に続き、今回も神がかりな台風も発生し、歴史的なビッグイベントとなった。そしてブラジルのイタロ・フェレイラとアメリカのカリッサ・ムーアがオリンピック サーフィン種目の頂点に立ち、東京五輪2020で最初のオリンピックサーフィンチャンピオンとして歴史に名前を刻んだ。メダルを獲った世界のトップサーファー達は何を思うのか。今回はISAから公開されたサーフィン種目メダリスト達の試合後の声を翻訳してご紹介します。

【Index】
・サーフィン種目メダリスト
1.イタロ・フェレイラ「オリンピックが私達の人生を変えると信じている」
2.カリッサ・ムーア「サーフィンがこのレベルで世界に認められる大きな意味」
3.サーフィン種目で2つのメダルを獲得した唯一の国、日本
4.頭部の大怪我を克服したオーウェン・ライト
5.カリッサ・ムーア「世界にデュークのアロハ精神を広めたい」
6.ISAのフェルナンド・アギーレ会長

サーフィン種目メダリスト

男子
金:イタロ・フェレイラ(BRA)
銀:五十嵐カノア(JPN)
銅:オーウェンライト(AUS)

女子
金:カリッサ・ムーア(USA)
銀:ビアンカ・ブイテンダグ(RSA)
銅:都筑有夢路(JPN)

1.イタロ・フェレイラ「オリンピックが私達の人生を変えると信じている」


ISA / Pablo Jimenez

イタロ・フェレイラは、2019年のWCT(ワールドサーフリーグ・チャンピオンシップ・ツアー)のタイトル、2019年ISA WSG(ワールドサーフィンゲームズ)の金メダル、そして今回はオリンピック金メダルという、サーフィン最高の勲章3つを獲得した。

イタロ・フェレイラ「この3つのどれも私にとって重要なものですが、今回はサーフィン界で初のものなので、このオリンピック金メダルが最も意味のあるものだと思います。しかし全てのサーファーがこの歴史を作りあげたのです。この金メダルは全てのサーファーの物です。」

「子供の頃、最初の本物のサーフボードを手に入れて、最初のイベントで優勝する前に、クーラーボックスのフタでサーフィンを始めました。 そのおかげで私はスポーツに情熱を持つことができました。私はオリンピックが私たちの人生を変えると心から信じています。メダリストだけでなく、この歴史的なイベントに参加したすべてのサーファーにとってです。」

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2.カリッサ・ムーア「サーフィンがこのレベルで世界に認められる大きな意味」


ISA / Ben Reed

4回のWSL世界チャンピオンであり、ISAワールドサーフィンゲームズの銅メダリストであるカリッサ・ムーアは、彼女の多くの功績に、今回更に名誉あるオリンピック金メダルを追加した。

カリッサ・ムーア「このイベントの規模はとても大きく感じました。サーフィンを見たことがない人達にサーフィンを伝えることはとても特別なこと。ハワイアンとして、デューク・カハナモクの『サーフィンがオリンピック競技になる夢』が叶う瞬間に立ち会えたのはとても特別なことでした。サーフィンがこのレベルで世界に認められる事は大きな意味があります。」

3.サーフィン種目で2つのメダルを獲得した唯一の国、日本


ISA / Sean Evans


ISA / Sean Evans

開催国である日本は、2つのメダルを獲得した唯一の国であり、日本サーフィン界の成長の証である。2016年にサーフィンがオリンピック競技に選ばれて以来、日本のサーフィンは世界の舞台で目覚ましい活躍を見せている。チームジャパンは2018年のISA WSGで史上初の金メダルを獲得し、2019年に銅メダル、2021年に銀メダルを獲得。五十嵐カノア、 前田マヒナ、 都筑有夢路、および大原洋人などがリードしてサーフィン界の発展に貢献してきた。


ISA / Pablo Jimenes

五十嵐カノア「日本のサーフィンは進化中で、オリンピックは間違いなく日本のサーフィンを押し上げました。私の夢は、より多くの日本人サーファー、アジア人サーファーをツアーに参加させること。いつの日か、アメリカ、オーストラリア、ブラジルと同じくらい多くのトップサーファーが日本から出て欲しいと願っています。」

4.頭部の大怪我を克服したオーウェン・ライト

実力世界一のガブリエル・メディーナに勝ち銅メダルが決定したオーウェン・ライト
ISA / Sean Evans

2015年、オーストラリアのオーウェン・ライトはパイプラインでのサーフィン中に頭部外傷を負い、1年以上コンペサーフィンから遠ざかった。ライトの忍耐力と決意はオリンピックアスリート達の価値観を体現しており、メダルを獲得したことは大怪我に打ち勝ち克服した事を表している。

オーウェン・ライト「友人や家族、コーチとスタッフがいなければ、私は大怪我を克服してメダルを獲ることはできかなった。彼らの助けによって外傷性脳損傷(TBI)を乗り越える事ができました。私がメダルを獲るとは思われてなかったと思いますが、私は今までの様々な経験からメダルを獲得できる力を付けることができました。私のチーム、妻、子供たち、みんなに感謝します。」

「私には目標があります。今回メダルを首にかけ、そして次は2024年のパリ五輪のチョープーのあと引退します。私はそこでオーストラリアを代表となり金メダルを獲りたいです。」

5.カリッサ・ムーア「世界にデュークのアロハ精神を広めたい」

現代サーフィンの父で水泳のオリンピックゴールドメダリストであるデュークカ・ハナモクは、1912年にストックホルム大会で表彰台に上る時、オリンピック種目にサーフィンを入れて欲しいと初めて表明しその想いを世界に広めた。それから1世紀以上後が経ち、デュークの夢が叶っただけでなく、ハワイのカリッサ・ムーアが最初の女性オリンピックチャンピオンとなった。

カリッサ・ムーア「デューク・カハナモクは私たちのアロハ大使です。私は最近、彼のドキュメンタリーを見て、彼の人生で彼がいかに無条件の愛と優しさで人々に接していたのかを学びました。彼は世界にサーフィンを広め、オリンピックでサーフィンをすることを夢見ていました。」

「ハワイアンとして彼の行いを知り、私が世界を旅した時にはこのアロハ精神を共有したいと思っています。デュークの夢を実現してくれ、私達をここに連れて来てくれた、ISAとフェルナンドに心から感謝しています。」

カリッサと決勝で戦い銀メダルを獲得した南アフリカのビアンカ・ブイティンダグはコンペサーフィンからの引退を発表した

BEN REED / ISA

6.ISAのフェルナンド・アギーレ会長

「サーフィン初のオリンピック選手がメダルを首にかけて表彰台に上がるのを見て涙が出ました。この瞬間は『サーフィンを通じ世界をより良い場所にする』という私たちの使命の大きな一歩でした。この瞬間を見た世界の子供たちは、オリンピックサーファーになる事が、手の届く目標であるように思えたと思います。」

「私はサーフィンイベントを見ている観客が、サーフィンの力、自然との繋がり、そしてオリンピックがもたらした若々しいエネルギーを感じて取って欲しいと願っています。スポーツの刺激と喜びが世界中に響き渡り、スポーツを使った前向きな社会変革が起きることを願います。更には世界中の人々が私たちと一緒に海の保護をできたらと願います。」

「東京五輪2020は間違いなく大成功でした。美しい虹の景色で一日を締めくくりました。オリンピックサーフィンの明るい未来は、パリ2024、LA2028、ブリスベン2032へと続きます。今回の五輪はサーフィンオリンピックの旅の素晴らしいスタートとなったのです。」

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