世界25カ国で展開する冬サーフィンの革命的サーフブーツ『SOLITE』の開発話

今話題の新型サーフブーツ『SOLITE（ソライト）』。自分の足の形に合わせてカスタマイズできる熱成型サーフブーツだ。（実際使用した感想や動画：自分の足の形にカスタマイズできるという、最新のサーフブーツを週末サーファーが試してみた感想 〜冬サーフィン新アイテム編〜）。今回この革命的サーフブーツ『SOLITE』を生み出したファウンダー/プレジデントのジェイミー・メイセルマン氏に開発話などを伺った。

J：ジェイミー・メイセルマン氏

極寒の地で生まれたサーフブーツ『SOLITE』

・極寒の地 ニュージャージー州でサーフィンして育った

J：「私はニューヨークのニュージャージー州という冬場は極寒の地域で生まれ育ったんだ。子供の時はスケートをやっていたけど12才でサーフィンを始めた。水がとても冷たくて、ウェットスーツは1年のうち10ヶ月は必要で、年の半分はブーツやグローブが必要なんだ。」

・アイデアはスノーボードから生まれた

J：「もともと僕はスノーボード雑誌の編集などの仕事をやっていて、その時に熱成型のスノーボードブーツのアイデアをそのままサーフブーツに生かしたらどうかって思ったんだよね。」

・日本は2番目に売れ行きが良い

J：「販売を開始して今年で3年目。現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど25ヶ国と既に多くの国で販売しているんだよ。その中でもアメリカで一番売れていて、次は日本、その次はフランスとイギリスなんだ。」

グローバルにビジネス展開する気合い十分のジェイミー氏。『SOLITE』は生地の厚さが異なる2種類と、こちらも生地素材の異なる2種類のインナーソックスが用意されている。

・サーフィン文化の違い

J：「それぞれの国のサーファーは文化が異なっていて、例えば日本の寒い地域ではドライスーツを着るけど、アメリカではあまりドライスーツは着ないんだ。各国で好みが違うので商品マーケティングには色々と苦労したよ。」

・『SOLITE』の特徴と今後の新商品

J：「とても軽くて、カスタムフィットできるのは『SOLITE』だけで、素足でのサーフィンに最も近いことだね。熱成型のグローブも今テスト中。そして『SOLITE』の進化版でより生地を厚くしてもっと暖かいブーツを開発中だよ。海外ではドライスーツを着ないからね。他のブランドと同じ商品ではなく、テクノロジーを使って良いオリジナルの商品を作っていきたいんだ。」

・『SOLITE』を購入するときの注意

J：「『SOLITE』は形は変わるけど縮むことはないので、サイズは大きめでなく丁度のサイズを買って欲しい。」

・世界極寒の地でのサーフィン

J：「今は全世界でサーフィンしてる。アラスカ、アイスランドとか、、寒いところばかりでサーフして商品開発してる。SUP用のブーツも開発してるからSUPもするしね。寒いのは良いアイテムが揃ってるから全然大丈夫。ちゃんとヘッドキャップしてサーファーズイヤーは防ぐようにしてるよ。笑」

編集後記–
世界をまわってビジネスをするジェイミー氏。今回も日本は2日間だけでこれから台湾やヨーロッパをまわるらしい。他のブランドと同じ商品ではなく、テクノロジーを使って良いオリジナル商品を作っていきたいという、意気込みと行動力が高品質の新製品を次々と生み出す秘訣なのだろう。寒い場所は色々と不便なことが多いがその分、強靭な忍耐力がつくのだろうか？笑 この世の中、どれだけインターネットが発達しても、実際に体験してみないとわからないことばかり。もしかしたらみなさんも寒い冬にサーフィンすることで忍耐力や新たなアイデアが生まれるかもしれない。 –WAVAL

＊取材場所：インタースタイル(パシフィコ横浜)

＊『SOLITE』についての販売・問い合わせ先：
株式会社マニューバーライン（東京）03-5245-3113 （神奈川）0467-72-6226 （大阪）06-6609-0035
http://surf.maneuverline.co.jp