『浜瀬海スタイル 本物の2刀流への道』努力は裏切らない
ライター: 浜瀬海
Photo by Shohey Ogawa
最近2刀流が流行ってきてると自分でも思います。2刀流というのはショートボード、そしてロングボードを両方乗りこなし、コンテストでも両方挑戦しているということ。
2刀流で試合を回っていて思うこと 重要なイメージの切り替え
実際、両方回るのはとても大変なことなのです。体力、精神面、全てが大変だなぁ、と思う時があります。
ロングボードの試合前はロングボードにかなり集中して、イメージトレーニングもロングの練習前や試合前は、上手い海外のトッププロロングボーダーのムービーなどを観て、100%頭をロングボーダーにして練習し、試合に臨んでいます。
逆にロングボードの試合の後に、ショートボードの試合がある場合などは、イメージをロングボーダーからショートボーダーに変えなくてはいけません。ですのでショートの試合前は、イメージトレーニングするムービーなども海外ショートボーダートッププロのムービーだけを観ます。そのイメージの切り替えがとても重要です。
Photo by Yoshiyuki Nemoto
努力は裏切らない
今年のJPSA初戦のバリの時までトレーニングしていましたが、正直言えばかなり練習したとは言えませんでした。それはどこかで去年グランドチャンピオンをとって満足してしまっていた自分がいて100%努力していなかったように思います。バリの時まで凄く太っていたし体もとても弛んでいて、結果は4位でした。それがとても悔しくて。言い訳すればボードが折ってしまったから負けた、ともいえますが全ては努力が足りなかったんだと思います。
Photo by Kusumarai Tanabe
そして1戦目を終えてから気持ちを変えたんです。「チャンピオン獲ったからって、浮かれてんじゃないよ」と。トレーニング量も増やし、食生活から何から何まで全て変えました。現実は辛くて止めたくなりました。本当に結果でるのかなと、半信半疑で頑張って続けてみました。
すると、JPSA特別戦 オシュマンズスタイルマスター、JPSA第2戦 太東プロ、JPSA第3戦 千倉プロと全戦優勝することができたのです!日々の積み重ねた努力が自信へ繋がって結果を出せて、人生で初めて頑張れば結果として出るんだなと実感しました。
Photo by Shizu
前までトレーニングは辛いし、自分が食べたいものを食べればいいという考えで凄く甘かったですが、今ではトレーニングが楽しいと言い切れます。
ショートボードでも結果を残し、本物の2刀流に
ロングボードで凄くいい結果を残せてるのですが、ショートボードでなかなか良い結果を残せてないのが自分です。なのでロングのように自分に自信をつけ、少しでも上にいけるようショートボードも頑張ってタイトルを獲り、本物の2刀流(浜瀬海スタイル)になりたいと思います。
●『浜瀬海』関連記事:
・自然がもたらす1つ1つの波を、様々なサーフボードで楽しむということ
・プロショートボーダー『浜瀬海』がロングボードチャンピオンになるまでの経緯と決意、サーフィン上達法
"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)
「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>
この記事を書いたライター
浜瀬海
神奈川県平塚市出身。小学1年生の時からサーフィンをはじめる。
最年少サーフスケーターズチャンピオン。ASP(WSL)のcadet u-18 優勝。中学2年生でショートボードプロ資格取得。19歳でロングボードのプロ資格も取得し、2017/2018 2年連続JPSAロングボードグランドチャンピオンを獲得!ショートボードとロングボードのWプロサーファー。
・Instagram→@kaihamase
・サーフィンスクール→kai-hamase-surfing.com