福岡 夏の風物詩、サンセットライブ2016をフォトレポート!
ライター: Akihiro Toriya
台風12号の影響で、開催が危ぶまれた「サンセットライブ2016」。
ふたをあければ、まるで糸島の神さまに守られたように台風の直撃を避け、雨風の影響も少なかった今年のサンセットライブ。
「手作りであること」をコンセプトに24回目の開催となる2016年も、国境やジャンルを超え、多くのアーティストやパフォーマンスが、糸島の美しい海岸を彩りました。曇り空が涼しささえ演出した2日間のサンセットライブから、1日目(9月3日)の模様をフォトレポート!
会場は福岡県糸島市の芥屋海水浴場に設けられた特設ステージ。例年より1日少ない2日間の開催となった今年も、天気予報に負けず開催を信じた多くのファンが集まりました。
会場に隣接する芥屋海岸は、玄界灘につながる内海のため波が少なく海水浴にも人気。
曇り空のおかげですごしやすい気温の中、地元ショップやサーフブランドの協力によるSUPやカヤック、サーフィンなどのマリンスポーツ体験も。
名物、竹製ハイジブランコは竹あかりの魅力を伝える熊本県の株式会社ちかけんプロダクツによるもの
ハンモック専門店「Hammock2000」が演出するハンモックゾーンでは、森の香りを楽しみながら出演アーティストの音を楽しむことも。
子どもも音楽と触れ合えるスペース「キッズディスコ」では、おなじみの童謡やヒット曲がダンスミュージックアレンジに。
会場のいたるところで、ペインターによるライブペイントが行われ、足を止めた観客とペインターの交流も。(James Edward Dover 作品)
即席でペインターがボディペイントを描くシーンも。(博多絵師 雄猿)
福岡の12歳の少年画伯モンドくんによる人気の似顔絵コーナーは常に順番待ち。
壁一面をつかった大型作品も会期中の2日間かけて完成される。(Gravityfree)
音楽ライブだけでなく、水着ショーや九州プロレス、筋肉祭などのエンタテイメントショーに観客が熱狂。
サンセットライブらしく、筋肉マンたちのサーフパンツはクイックシルバーの提供。
肝心のアーティストライブでも、サンセットライブらしい海の似合うアーティストが出演!
甘い歌声がビーチに響く東田トモヒロはバンドスタイルで登場。名曲「流れ歌」を観客が一体となり歌いあげる。
現代のボブ・マーリーことミシカはアコースティックライブ一本でその歌声を魅せる。そのころ、ビーチには美しいサンセットが。
夕日の差す「森のステージ」を満員にしたのは「toe」。
ヨーロッパツアーから戻ったばかりという熟練された演奏と、ときにカオスを迎える楽曲が観客を引き込む。
「グッドバイ」や「Esoteric」といった人気曲のほか、新曲も演奏。
森のステージでトリを務めるのは、Rickie-G。
「Life is wonderful」がステージと観客を一体に。新旧オリジナル曲にカバー曲を交え、キャンドルに照らされた会場を包み込む。
ビーチステージで貫禄のライブを魅せた「ZAZEN BOYS」。
会場に近い、佐賀県出身の向井氏の地元ネタをふくんだ「ポテトサラダ」やMCが会場に笑顔を広げる。
ライブ中には、芋ロックで乾杯しながら「Honnouji」「COLD BEAT」といった人気曲を演奏。
サンセットライブではめずらしいアンコールも実現し、名曲「Kimochi」を観客と熱唱し幕を閉じました。
今年24年目を迎えたサンセットライブ。
出演アーティスト・バンドによる演奏だけでなく、環境保全を強く打ち出した会場設営やリサイクル活動がイベントのコンセプトとなるサンセットライブ。今年から実現したという、フードブースでの使用される水を汚さずにリサイクルできる食品トレーは、他のイベントでもぜひ見習いたいところ。
会場周辺の民家でも、私有地を解放し駐車場として貸し出されるなど、地域が一体となった風景がサンセットライブの魅力のように思います。
海を大切に、海辺で生きる方たちがDIYで作り上げるイベントに大きな拍手を。
"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)
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