【サーフィン・ボディーボード初心者】ワックスの塗り方、剥がし方と便利グッズ
ライター: Mg
サーフボードやボディボードワックスはまめに剥がしてる?
サーファーはショートボード、ロングボード、ボディーボーダーもボディボードを楽しむからにはすべてワックスを塗る・剥がす作業も避けられません。ですが塗ってから時間が経つとグリップ力が弱まったり砂などで汚くなってしまったり。
・汚れてきた
・重ね塗りするワックスが上手くのらなくなってきた
・表面のダマがつぶれてきた
・季節の変わり目(ワックスの種類が変わる…後述します)
このような時は剥がすタイミングですね。
ワックスの剥がし方と新しいワックスの塗り方
ワックスの塗り方と剥がし方についてですが、人それぞれやり方も違っていたりするので一例としてご参考になさってください。途中で見たい場所がある時はインデックスのリンクをクリックしてください。
インデックス:
1.サーフボード・ボディボードのワックスの剥がし方
1-1.サーフボード:ワックスの剥がし方
1-2.ボディボード:ワックスの剥がし方
2.サーフボード・ボディボードのワックスの塗り方
2-1.サーフボード:ワックスの種類
2-2.サーフボード:ワックスを塗る場所
2-3.サーフボード:ワックスの塗り方
2-4.ボディボード:ワックスの塗り方
3.塗り直しの作業を楽にするサーフィングッズ
3-1.ワックス派
3-2.クリアシート派
1.サーフボード・ボディーボードのワックスの剥がし方
1-1.サーフボード:ワックスの剥がし方
まずはサーフボードから説明します。ざっくりいうと、できればやわらかくしておいたボード上のワックスをスクレイパーを使って剥がします。その後取りきれない汚れをリムーバーで落とす手順になります。
できればやわらかくしておくと書きましたがワックスを剥がす時は、先に温めておくことで剥がしやすくなります。例外として気温が高い時にはそのままでも剥がしやすくなっているでしょうけれど、通常は剥がす前にあらかじめワックス部分にドライヤーの温風を当てておくとワックスがやわらかくなって取れやすいということです。温める時はドライヤーで板まで不要に熱しないよう板と離したところから温風を当ててください。
同じ場所に長時間の温風を当てるのは避けましょう。また海で剥がす作業を行った場合は剥がしたカスは持ち帰って捨てるようにしましょう。
*サーフィングッズは全国のサーフショップでも購入可能です。相談しながら購入すると良いでしょう。
この後にリムーバーを使います。面倒でもスクレイパーの段階でしっかり取っておくとリムーバーを使う量が少なくて済み作業が楽になります。リムーバーを含ませた不要な布等(ティッシュも可)で表面を拭いてワックスを落とします。
リムーバーは火気厳禁の成分から作られていますのでタバコを吸いながら行うなどはとても危険です。
最後にリムーバーで完全に綺麗にワックスを落とさなければならないことはないので、好みで対応ください。ただリムーバーはサーフボード全体の汚れに落としとしても効果的ですのでサーフボードの大切なボトム部分についたワックスや汚れを綺麗に落とすという意味でもオススメです。
【初心者用】ワックスの剥がし方動画(サーフィン)▶
1-2.ボディボード:ワックスの剥がし方
次にボディボードの場合です。ボディボードはサーフボードとは違って表面がやわらか。サーフボードとは素材が違っているのでスクレイパーもリムーバーも使わず、温度で柔らかくしたワックスを布等で拭き取るのがおすすめです。サーフィンと同じようにリムーバーを使ってもワックスは取れますが、素材の性質上、表面を傷めてしまうので避けた方が良いでしょう。
具体的にはまず最初にドライヤーを板から離して温風を当てます。ワックスが溶けてきたら不要な布(ティッシュも可)等で拭いて取っていきます。これもサーフボードと同じくドライヤーの温風を同じ場所に長時間当てないようにします。
2.サーフボード・ボディボードのワックスの塗り方
前のワックスをきれいに剥がしたら新しいワックスをかけていきます。途中で見たい場所がある時はインデックスのリンクをクリックしてください。
インデックス:
1.サーフボード・ボディボードのワックスの剥がし方
1-1.サーフボード:ワックスの剥がし方
1-2.ボディボード:ワックスの剥がし方
2.サーフボード・ボディボードのワックスの塗り方
2-1.サーフボード:ワックスの種類
2-2.サーフボード:ワックスを塗る場所
2-3.サーフボード:ワックスの塗り方
2-4.ボディボード:ワックスの塗り方
3.塗り直しの作業を楽にするサーフィングッズ
3-1.ワックス派
3-2.クリアシート派
2-1.サーフボード:ワックスの種類
1.ベース :下地
2.トップコート
-TROPICAL:水温の高い夏…硬い
-WARM :水温が高くなってきた初夏…やや硬い
-COOL :水温が低くなってきた春秋…やや軟らかい
-COLD :水温が低い冬…軟らかい
【ケリー・スレーター】大人気『FU WAX』を塗ってファンサーフ
2-2.サーフボード:ワックスを塗る場所
季節に合ったワックス(トップコート)を使います。ベースコートはしっかりと多く塗っておくと、その後ワックス(トップコート)を塗りやすくなりグリップ力が強化されます。
場所はそれぞれのボードの図の黄色の部分で、デッキパッドを貼っていない人はデッキパッド部分にも塗ります。水色の部分は塗っても塗らなくても良いです。表の下部にワックス使用量の目安が書いてありますがここは臨機応変に。
ふだんベースコートを使用しない方もワックスの取れやすい気温の高い時期はベースコートを使ってしっかりベースを作るというのもひとつのやり方です。
2-3.サーフボード:ワックスの塗り方
ワックスの目的は滑らないようにすることですので必要部分に塗れていれば大丈夫。動画ではきれいなダマを作るために一連の作業を行っているので、もしも動画とまったく同じでなくても神経質になることはないです。▶
①0:48~ベースとなる部分の塗り方、ここではワックスの角を使うと良いです。②2:50~ 全体にダマを作っていきます(ベースコートでここまでを行い、その後再度②のやり方で上からトップコートを軽くかけます)。ここではワックスの側面を使うと良いです(ワックスを立てるように使う)。
塗り方は人によりさまざまです。動画中では一直線に塗っていますが少しずつ円を描くように軽く塗り重ねていくのもきれいなダマが作りやすいです。円を描く塗り方として参考になる動画もご紹介します。
円を描く塗り方でこちらの動画が参考になります。ワックスについての詳しいこと。▶季節の変わり目にサーフィンワックスを塗り直す理由・塗り方・コツ
2-4.ボディボード:ワックスの塗り方
※サーフィン用で良いです。表面が硬いサーフボードとは違うので水温の高い季節でも軟らかいワックスを使います。ベースはなくて良いでしょう。側面を使って行うと良いです(ワックスを立てるように使う)。
COOL :水温が低くなってきた春秋…やや軟らかい
COLD :水温が低い冬…軟らかい
【ケリー・スレーター】大人気『FU WAX』を塗ってファンサーフ
ボディボードは緑色部分をカバーするように薄く塗れたらOKです。円を描きながら塗る必要はありません。お腹部分は塗らないようにします。体重移動ができなくなりますので。
【初心者の道具編】今年はやりたいボディボード。道具をそろえよう
3.塗り直しの作業を楽にするサーフィングッズ
戻って見たい場所がある時はインデックスのリンクをクリックしてください。
インデックス:
1.サーフボード・ボディボードのワックスの剥がし方
1-1.サーフボード:ワックスの剥がし方
1-2.ボディボード:ワックスの剥がし方
2.サーフボード・ボディボードのワックスの塗り方
2-1.サーフボード:ワックスの種類
2-2.サーフボード:ワックスを塗る場所
2-3.サーフボード:ワックスの塗り方
2-4.ボディボード:ワックスの塗り方
3.塗り直しの作業を楽にするサーフィングッズ
3-1.ワックス派
3-2.クリアシート派
ワックス部分はいつもピカピカにしておきたくてもけっこう面倒な作業でもあります。笑 できればまめに剥がして新しいワックスを塗りたいと思いつつ、やれないでしまうこともあるのではないでしょうか。
ワックスを塗る人とワックスの代わりにその部分に専用の滑り止めのシートを貼っている人がいます。ここは好みの問題となってくる部分で、それぞれにメリット・デメリットがありますよね。
3-1.ワックス派
【メリット】
・グリップ力に信用がおける
・好みのものを選べ、安価である
【デメリット】
・海に入る前に塗る時や剥がす時もやや時間が掛かる
・ウェットスーツや腕時計、ボードケースにワックスが付いて汚してしまったりする
3-2.クリアシート派
【メリット】
・すぐに海に入れる。毎回ワックスを塗らなくてよく、剥がす作業も簡単
・溶けないのでワックスがウェットについて汚れるようなこともない
【デメリット】
・比較的高価
・グリップ力、ウェットへのダメージの心配など評価は人それぞれ
・見た目?(好みにもよります)
このクリアシート。使っている方もいらっしゃると思いますが、ワックスを塗る場所に滑り止めの特殊なシートを貼り、ワックスの代わりにします。ワックスの代わりとなるシートは色々なメーカーが出しています。
1度貼って通常の使い方で2~3年程度持ち、貼った部分の紫外線をカットしてくれ、剥がす際に糊が残らないというものもあります。
そして次、こちらは商品名となっていますがワックストラック。同じく貼るタイプ。上と何が違うのかというとクリアシートが貼っておわりなのに対して、ワックストラックの場合は貼った上から表面の凹凸に対してワックスを塗って使うというところです。ベースとなる部分を作る処理が最初にされているものということになります。シートを貼ったら海に入る前にその凸凹の上で円を描くようにくるくると軽く何度もワックスを乗せていきます。ワックスを剥がしたい時はシートをめくって捨てるだけ。つまりクリアシートの利便性とワックスの性能の両方を備えています。デザインが選べます。おもしろいですね。
使い方動画です▶
便利グッズを使うメリットとしては作業が簡単で、単純にサーフィン自体に割ける時間が増えること。デメリットとしては使い心地に関して好みや評価がさまざまなことと、値段だけでいえばワックスに比べて高価なこと。
ワックスの作業時間にどんな価値観を持つかは人それぞれ、時間を考えれば高価ではないかもしれません。好みの分かれる部分ですがグッズをうまく使えれば快適ですね。
サーフィンではワックスを使うのが王道と思われるかもしれません。それでも選択肢は増えていてそれぞれ短所長所があります。使うサーファーのスタイルや好みに応じて使い分けると良いのでしょうね。
"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)
「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>
この記事を書いたライター
Mg
海の街に暮らしています。 海をベースに、人と自然の交わるところで日常がより良くなるような情報を発信していきます。