ブラジルWQSイベント『五十嵐カノア』が優勝!来季WCT入りほぼ確定
ライター: WAVAL
Photo by:worldsurfleague
記事参考元:world-surf-movies
QS6000で五十嵐カノアが優勝し来季WCT入りほぼ確定
凄いことになっています!現地時間11月1日(ブラジル)に開催されたQS6,000イベント「マハロ・サーフ・エコ・フェスティバル(Mahalo Surf Eco Festival)」で五十嵐カノア(18歳)が優勝!
今回の結果によりWQSランキングは5位に上昇し合計ポイントは23,350へとアップし、来季のWCT入りをほぼ確実なものにしました。
(五十嵐カノアサーフムービー記事:WCTに最も近い天才サーファー、カノア五十嵐)
今回の記事は、そんなカノアのブラジリアンレグ前に行われた米サーフメディアのインタビュー記事の抜粋などをお届けします。ちなみに、WCTとWQSの違いについては、下記リンク先から参照して下さい。
今回ブラジルアンレグ初戦でカノアは5位、今回は優勝により、WCT入りをほぼ確定させました。本日カノアが優勝後のWQSランキングのトップ10は以下の通り。
米サーフメディアの五十嵐カノアへの注目度
これまで、アメリカ代表として活躍してきたカノア。そんなアメリカですが、WCTにおけるハワイを除く本土出身サーファーの数は、オーストラリアやブラジルに圧倒されています。
そのため、カノアに対するメディアからの注目度は非常に高く、今回のブラジリアンレグ前には、数々のインタビュー記事がネットでもアップされていました。そこで、気になった内容を少しだけかいつまんでお伝えします。
国籍について
カノアのインタビュー記事を見るとやはり、アメリカと日本の二重国籍とのこと。両親が日本人ですからね。そのため、WCT入りするならば、日本人として初になるのではないかと口にしています。
ただし、本人はアメリカ育ちであり、アメリカ代表選手にもなっていたので、国籍はアメリカとの気持ちが強いそうです。
とは言うものの、日本人からサポートされて今があるので、自分がワールドツアー入りすることで、日本人サーファーの刺激になればと願っているそうです。
世界を飛び回る転戦生活は
夢のWCT入りを目指し、世界中で開催されるWQSイベントに参加する生活を送ってきたカノア。ともなれば、ホームでゆっくりする時間はどれほどなのでしょうか?
今シーズンに関して言えば、地元であるハンティントンビーチで過ごした時間は1~2ヶ月ほどとのこと。大変そうに思えますが、何年も世界を飛び回るカノアにとっては、特に苦痛というわけでもないと言います。
WCTツアーイベント
どうしても小波での開催がメインとなるWQSツアーイベント。しかし、世界最高峰のサーフスポットでイベント開催されるWCTに入れば、ワールドクラスの波でのコンテストとなります。
そこで、カノアは自分のスキルをアピールしたいとのこと。特に、チョープー(タヒチ)、クラウドブレイク(フィジー)、パイプライン(ハワイ)でのイベントでは好成績を残したいと言います。
その理由は、小波しか強くないだろとの印象を覆したい反逆心のような思いを抱いているため。そのせいか、最も刺激受けたサーファーは、2014年にブラジリアンとして初のワールドチャンプとなったガブリエル・メディナとのこと。
ガブリエルはブラジリアンであるせいかアンチが多かったのですが、しっかりと結果を残してワールドチャンピオンとなったので、お気に入りだそうです。最近の若手は品行方正だと言われていますが、内に秘めた野心は昔と変わらないですね。
来シーズンのWCTにおいて、カノアが出場するとなれば、ライブ中継を見ないわけにはいきませんね。日本育ちではないものの、日本人の血が流れる五十嵐カノア。サーフィンのような体格差があまり影響しないスポーツは、人種などではなく育つ環境が大切ということでしょう。日本人の励みになります。
早くも、来シーズンのワールドツアーが楽しみであり、ワールドチャンピオンの夢を実現してもらいたいと心から願っています!
記事参考元:world-surf-movies
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