『自閉症の息子とサーフィンが与えてくれた物』プロサーファーと息子の新たな絆
ライター: WAVAL
後に「自分の人生であるサーフィンで、家族や自閉症の子供たちと触れ合えることが幸せなんだ。」とイジーさんは語った。ある時、言葉を失い笑わなくなった息子。自閉症と診断された息子への対応に悩み抜いたプロサーファーの父が行った行動とは…
6歳の時、家族旅行でサーフィンに出会ったイジーさん。一度でサーフィンの魅力に取りつかれ、プロサーファーの道を歩み世界で活躍しました。
妻のダニエルさんと結婚後、2人の子供をもうけ、まさに幸せな理想の家族でした。
末っ子のイザヤ君の満面の笑み。
幼いころサーフィンと出会い、トップサーファーとなったイジーさんは、いつか息子のイザヤ君にもサーファーになってほしいと夢見ていました。この頃は完璧な幸せを手にしていたと、イジーさんは語ります。
しかし、突然イザヤ君は話すことを止め、笑わなくなりました。 いつも笑顔に溢れていたイザヤ君になにが起きたのか。 彼は自閉症と診断されたのです。
それから父親のイジーさんとイザヤ君の親子の絆は、徐々に失われていきました。息子の戸惑う姿にどう接すればいいのか。イジーさんは戸惑い続ける息子の表情をみて、助けることのできない自分に絶望していました。
そして彼は自分が生きてきた大切な場所「海」へ、イザヤ君を連れて行くことにしました。すると、イザヤ君は実にリラックスした表情で海と戯れ、サーフィンを楽しみました。
笑顔の息子が帰ってきた。 それを目にしたイジ―さん家族は再び幸せに包まれ、そしてサーフィンが自閉症の子供たちに対してヒーリング効果があることを実感した夫妻は、毎年自閉症の子供を持つ家族たちと共にサーフキャンプを開催することにしました。
現在、年間22回のキャンプで3,000人もの子供たちにサーフィンを楽しむ喜びと、家族とふれあう時間を与えているのです。 このキャンプの参加は無料で寄付など人々の助けをうけて開催。毎年、大人気のキャンプ。2014年の参加した子供達は4,500人にのぼり、来年以降も続けられるようです。
しかしイザヤ君や他の子供たちに対し、ヒーリング効果があると実感しているものの「治療効果が見つかったとは思っていない。」「自分の人生であるサーフィンで、家族や、自閉症の子供達と触れ合えることが幸せなんだ。」と語るイジーさん。
息子との絆を取り戻したイジ―さんの顔にも素晴らしい笑顔が戻っていました。人生は大波の連続。大波をまた1つ乗り越え、また新たな幸せを掴んだようです。
記事参考元:Whats /
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