【カレント(離岸流)を見分ける方法】海に入る前に確認するべき事

ライター: AtsushiTada

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毎年、海で発生する不幸な事故の中で、サーファーや遊泳者限らず被害の多い物の1つはカレント(離岸流)が原因によるものです。逆にカレントを理解していると、サーフィンにおいては沖に出易くなったりと便利な面もあります。様々な意味で海に入る前にどこでカレントが起きているのか?ということを必ずチェックしましょう。(カレントに流された後の対処法は>>気づいたら岸から離れてしまった時の対処法 カレント(離岸流)に入ってしまったら

カレントは初心者サーファーなら尚更注意しなくてはなりませんが、熟練サーファーでも油断していると危険な目に会います。気温が暖かくなる季節にはサーファーに限らず多くの人々が海に入る機会が増えるので、この機会にカレントに対する意識を見直し、友人・知人に海に入る知識として広めてあげましょう。

【Index】
カレント(離岸流)とは?
カレントの見た目は?見分ける方法は?
カレントが見分けられない!初めてのスポットでよくわからない!

カレント(離岸流)とは?

カレントとは、岸にブレイクした波が、波のブレイクしない深い場所を通り沖に戻っていく潮の流れのこと。要はビーチから沖に向かって流れる危険な潮の流れです。基本的に波のサイズが大きくなればなるほど動く海水の量が多くなり、カレントも合わせて流れが強くなるので非常に注意が必要になります。

またテトラポットや障害物の近くはカレントが起こり易いですが基本、スポットによってカレントが発生する場所は異なり、日々流れている潮の影響で海底の地形が変わっていくためカレントの位置も変化していきます。事前にどこでカレントが発生してそうかを確認することが重要です。

カレントの見た目は?見分ける方法は?

カレントの見た目や見分ける方法について、事例を紹介します。下記2つの写真にある矢印部分に注目してみてください。矢印部分の左右で波が折れており、潮が沖に向かって流れる様子がわかります。これがカレントです。これはわかりやすい例ですが、基本目では確認しづらいです

カレント
@layananpsikologi

カレント(離岸流)
@layananpsikologi

これはとても分かり易い写真ですが、このような見た目で分かるカレントが普段から発生しているわけではないため、注意深く海の状態をチェックしましょう。

カレントがある場所は波が割れ辛く、海にゴミが溜まり易いのも特徴。その部分だけゴミが溜まっていたり、泡で濁っていたら気をつける。また先に別のサーファーが入っていたらサーファーの動きや流れをよく観察しましょう。その他、堤防やテトラポッドなどによって海岸の形が変形していたり、川から水の流れ込みがある場所でも発生します。特に堤防やテトラポット周囲は強いカレントが発生しており、堤防に打ち付けられる事故も発生しやすいので要注意です。

波が小さくても危険。気付かずに沖に流され、気づいた時にはかなり岸から離れていたりします。海に入る前や、入っている最中に目印となる景色をチェックしておいて、自分がどこにいるのかを常に意識的にチェックしましょう。

カレントが見分けられない!初めてのスポットでよくわからない!

カレントの見分けがつけづらい場合は、恥ずかしがらずにライフセーバー、周りのサーファー、地元のサーファーなどに声をかけて聞いてみましょう。カレント以外にもリーフの場所など細かい情報が聞けることができます。またサーフィンスクールのインストラクターの方々は基本、カレントや潮の流れについて説明してくれるので、まだスキルに自信がない方はまずサーフィンスクールに行きましょう。

事が起きてしまっては既に手遅れに。そして自分の危険だけでなく、周りにも負担がかかります。海に入る前は絶対にカレントをチェックして、楽しいサーフィンライフにしましょう!

しかし、カレントに流されてしまったら!…

【カレント(離岸流)に流されてしまった時の対処方法】海に入る前に確認するべき事



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この記事を書いたライター

AtsushiTada

WEBディレクターやりながらライティング、アクセス解析、UI/UXデザイン、などなど幅広く浅く。皆様が初心者でも楽しく安全に、サーフィンを楽しんで上達できるように..。