ハワイ ビッグウェーブ界の象徴、エディの弟、クライド・アイカウが逝去(享年75)
ライター: WAVAL
ハワイ文化の継承と、兄エディ・アイカウ氏の記憶を守り続けてきたレジェンドが、この世を去った。
伝説的なビッグウェーブサーファーであり、ノースショアの象徴的存在でもあったクライド・アイカウ氏が、75歳で逝去した。
1949年生まれのクライド氏は、兄である故エディ・アイカウ氏とともにマウイ島からオアフ島ノースショアへ移住。優れたサーフィン技術、強靭な泳力、そして深い海の知識を備えた“モダン・ハワイアン・ウォーターマン”としてその名を知られるようになった。1970年代初頭、兄エディ氏はワイメア・ベイの初代ライフガードとして活躍。1978年には、ポリネシアの伝統的な航海カヌー「ホクレア号」に乗り、古代ポリネシア航路の再現を目指す航海中、遭難し消息を絶った。
兄を失った後も、クライド氏は家族の志を受け継ぎ、ノースショアでビッグウェーブに挑み続けた。1986年には、兄の名を冠した大会「エディ・アイカウ・インビテーショナル」で見事優勝。その後も、66歳となった2016年まで大会に出場し続け、多くの人々を驚かせた。
生涯を通じて、クライド氏はノースショアのコミュニティに深く関わり、「エディ・アイカウ・インビテーショナル」の開催を支えたほか、日常の中でも多くの世代のサーファーを見守り、導く存在だった。近年は心臓の問題や膵臓がんとの闘病生活を送りながらも、最後まで地域社会と海への情熱を失うことはなかった。その存在と精神は、これからもハワイの海とサーフィン文化の中に生き続けるだろう。
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