大原洋人と稲葉玲王が激戦を繰り広げ、野中美波がスカイ・ブラウンを破る！『WSL QS3000 千葉一宮オープン』ベスト4名が決定

千葉県 一宮町 釣ヶ崎海岸（通称志田下ポイント）で開催されている、Bonsoy Chiba Ichinomiya Open（ボンソイ千葉一宮オープン）WSL QS3000 大会4日目。本日は2～3フィートの波で行われ、明日のファイナルデイに進む男女ベスト4人が決定した。

QFで大原洋人が稲葉玲王とのシーソーゲームで勝利

大原洋人 Photo by WSL

CTを目指す2人にとってこのQS3000はとても大事な一戦となったQFで大原洋人が稲葉玲王との対決。スタート時、2人共どこにいつるのかわからないくらい、堤防を超えてかなり右奥にポジショニング。一本目は大原がショートライドに終わるがパドルバックする途中で乗った小波で4.25をスコア。稲葉もバックハンドの2ターンで3.75をスコアし逆転し、さらに3.30をスコアし流れを引き寄せる。その後シーソーゲームとなり残り10分、稲葉が僅差0.1ポイント差でリード。残り7分を切ったところで大原がバリエーションを入れた3ターンを決めガッツポーズ。これが5.25となり逆転。稲葉も追い上げるが届かず、大原がSF進出を決めた。

志田下ローカルが狙う堤防よりの右側の波を狙った

大原洋人「堤防脇で戦うのが今の理想の戦い方なので、相手がどこにいても関係なく堤防脇で戦おうと思っていました。この堤防からは自分の方が絶対に波に乗れるという自信で、前乗りするくらいの勢いでパドルで行きました。右側に波はずっときていて、特に波が引き始めるとよりポテンシャルが高くなるのはわかっていたので、左も波は来ていたけど点数出せるポテンシャルある波はあそこでした。南アフリカから帰って来てから今日までほぼあの右でしかサーフィンしてかなったので、地形もタイミングも把握していたので自信持ってました。」

小学校からずっと一緒にサーフィンしていた稲葉選手とのマンオンマンについて

「楽しみだったし一番ドキドキしました。去年のアジアオープンではQFでレオに負けて、レオが優勝してとても悔しい想いもしたので、もっと志田を極めようと思った。レオとは決勝で当たりたかったけど、まだセミとファイナルが残っている。誰が来ても自分のベストを出せれば優勝できるからそれを実行したいと思います。」

明日のファイナルデーに向けて

「志田で最後に優勝したのは記憶にないくらい前なので、今回みんなの前で志田は自分が一番上手いというのを見せたいと思います。応援宜しくお願い致します。」

QFで野中美波がスカイ・ブラウンを破る！

野中美波は、女子のクオーターファイナルで最も高い2ウェイブ・コンビネーションを記録し、東京五輪スケートボード イギリスの銅メダリスト 注目のスカイ・ブラウンを下した。野中はクリティカルなバーティカルスナップでヒートトータル11.10をスコア。野中は明日、WSLアジア・リージョナル・ランキング4位からのランクアップと、チャレンジャーシリーズへのクオリファイを目指し、池田未来と対戦する。

野中美波「私の戦略は、切れた波が入った右側の波を狙い、そしてその後はできるだけスカイ・ブラウンの近くにいることでした。先に兎に角 波に乗ってミドルレンジのスコアを出してからは、彼女を良い波から遠ざけることを優先。彼女はすぐハイスコアを出してくるのであまりスペースを与えてはいけないと思っていました。」

野中美波 Photo by WSL

スカイ・ブラウン Photo by WSL

明日のセミファイナル

昨年ここ志田で優勝した脇田紗良（関連記事：【アジアオープンQS1,000】稲葉玲王、脇田紗良がQS初優勝！CS出場選手が決定）は、セミファイナル1で中塩佳那と対戦する。

脇田紗良 Photo by WSL

メジャーWSLイベントでの優勝を狙う安室 丈は、セミファイナル2で地元で人気の大原洋人 と対戦する。

安室 丈「サーフボードの調子がとても良い。ランキングを上げたいし、クオーターファイナルでアジアランク1位の大音凜太に勝てたことは今後の自信に繋がります」

安室 丈 Photo by WSL

明日の男子SF1では、児玉 椋が鈴木仁と対戦する。

鈴木仁 Photo by WSL

WATCH LIVE Bonsoy CHIBA ICHINOMIYA OPEN Presented by INVALANCE – Day 4

Bonsoy Chiba Ichinomiya Open