都筑有夢路3位!ガブリエル・メディナとアリッサ・スペンサーが優勝!CS第6戦サクアレマ
ライター: WAVAL
Gabriel Medina, Alyssa Spencer Photo by Thiago Diz/WSL
CTクオリファイ予選となる、World Surf League (WSL) Challenger Series #6 Corona Saquarema Pro pres.by Banco do Brasil(コロナ・サクアレマ・プロ)最終日が、プライア・デ・イタウナ (Praia de Itaúna) ビーチで開催。ウィメンズファイナルでアリッサ・スペンサー(USA)が テッサ・ティッセン (FRA)に、これまでのキャリア最大の勝利を収め、メンズファイナルでは3度のWSL世界チャンピオン、ガブリエル・メディーナ(BRA)がラムジ・ボウキーム(MAR)を破り幕を閉じた。これで、ハワイのハレイワで開催される今シーズン最後のチャレンジャー・シリーズ・イベントで、残りの2023年チャンピオンシップ・ツアー(CT)のスポットを獲得するための舞台が整った。
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都筑有夢路3位。CSランクを5つ上げ13位で最終戦に挑む
Amuro Tsuzuki Photo by Daniel Smorigo/WSL
都筑有夢路はQFを地元ブラジルのサマー・マセドに13.64pt vs 5.90pt で快勝。次のセミファイナルで本大会で優勝したアリッサ・スペンサーと対戦。アリッサ・スペンサーに中盤、エクセレントスコア8.67ptをスコアされ差を広げられるが都筑有夢路はその後に力強いバックサイドターン2発で7.23ptをスコアし差を縮める。しかしそのままダメ押しスコアも入れられて3位でフィニッシュ。CSランキングを5つ上げ13位でCS最終戦に挑むことになった。
アリッサ・スペンサーはCSランク6位に、都筑有夢路は13位にランクアップ。また2023年のCT出場権争いでは、メイシー・キャラハン(AUS)、モリー・ピックラム(AUS)、ケイトリン・シマーズ(USA)の3名が既に確定。ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)は現在ランキング4位につけており実質的にほぼ確定している。アリッサ・スペンサーは現在カットラインぎりぎりの位置におり、ハレイワで再び大きな勝利を収めれば、出場権を獲得することができる。
アリッサ・スペンサーがCS初優勝、予選突破の夢を繋ぐ
スペンサーは 、これまでのキャリアで最大の勝利を、最も必要とする時に手に入れた。CT出場権を得るためにはファイナルに進出する必要があったが大きなプレッシャーの中で結果を残した。スペンサーはイベント中、冷静さとフォームを維持し、最高得点を獲得してビッグネームを倒してきた。今日のファイナルへの道は、クオーターファイナル第4ヒートで好調のキーリー・アンドリュー(オーストラリア)との対戦から始まり、セミファイナル第2ヒートでは、都筑有夢路と対戦し、ソリッド・レフトサンダーで8.67ptの素晴らしいスコアーを獲得して、さらに調子を上げた。
そして、ファイナルでは同じグーフィーフッターのテッサ・ティッセン(FRA)とマッチアップした。ここでも彼女はチャンスを逃さず7.17ptと5.73ptをスコアして、勝利を確固たるものにした。この優勝により、彼女はCTクオリフィケーションラインのすぐ下の6位にランクアップ。CTへの出場権を獲得するチャンスが次の最終戦の結果まで残されたことになり、スペンサーにとって感動的な優勝となった。
アリッサ・スペンサー「1年を通して浮き沈みが激しかった。沢山のイベントがあり、安定した成績を残すのはとても難しくて、負けた時は自分を奮い立たせるのが大変だったわ。ブラジルは素晴らしい。ここのエネルギーが大好きで、それを糧にしてきた。この1週間はとても良い1週間だったし、最高の人たちに囲まれていたから、本当にハッピーだよ。」
怪我から復帰したガブリエル・メディーナが久々の優勝
Gabriel Medina Photo by Daniel Smorigo/WSL
ガブリエル・メディーナは、ラテンアメリカで初めて開催されたチャレンジャー・シリーズ・イベントで優勝を果たし再び歴史を作った。メディーナとモロッコのラムジ・ボウキアムのファイナルは、ブラジルのフロリアーノポリスで行われた2013年のワールド・プロ・ジュニア・チャンピオンシップの再戦で、メディーナは2014年に初のブラジル人WSL世界チャンピオンとなる前に最初のタイトルを獲得している。メディーナとブーヒアムは、その後も友人関係を保っており、2023年のチャンピオンシップ・ツアー(CT)に一緒に出場する可能性もある。
ガブリエル・メディーナ「ラムジ・ブーキアムは本当に良い友人で、以前ファイナルを一緒にやったことがあり、彼をとても尊敬している 。彼がハードトレーニングを積んで、素晴らしいサーフィンをしているのを知っているだ。ブラジルのイベント、特にこのサクアレマのような難しい時期にやっと優勝するチャンスが巡ってきたことに興奮している。そしてハワイの本番まであと1ヶ月となって、100%健康であることも嬉しいよ。」
WSL CS第6戦コロナ・サクアレマ・プロ 最終日 ハイライト映像
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