コロナウィルスの影響で延期開催されたニュージーランドのクラシックログフェスティバル『Single Fin Mingle 2020』
ライター: shinji_dog
photo @jonathansmitnz
昨年は銃乱射事件、今年はコロナウィルスを乗り越え開催された『Single Fin Mingle 2020』
ニュージーランド 南島クライストチャーチの小さなサーフタウンサムナー(Sumner)で行われた『Single Fin Mingle 2020 トラディショナルログ・サーフィンフェスティバル』が今年はコロナウィルスの影響で延期され、7月24日〜26日の週末に開催されました。
昨年『Single Fin Mingle 2019』photo @jonathansmitnz
昨年は2019年3月15日、クライストチャーチにある2つのモスクで銃乱射事件が発生。50人が死亡し、負傷者も多数出る程の大事件に世界が悲しみと不安に陥りました。昨年はこのテロで中止になると思いきや、事件の約2週間後に『The Single Fin Mingle 2019』は開催。オープニングセレモニーから盛大に盛り上がり、皆の心が1つに。悲しい事件を逆に乗り越えるべく開催されたのです。そして今年はコロナウィルスと、2年連続で不運な出来事と重なりました。
大会オーガナイザー Ambrose McNeil
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このイベント『Single Fin Mingle 2020』は、この会場クライストチャーチ サムナー育ちで、今年度のニュージーランドロングボードチャンピオンであるAmbrose McNeil(アンブロ・マクニール)が企画するインターナショナルログフェスティバル。アンブロは、サーフィンの腕前も世界トップクラスで、今年2月末にジョエル・チューダーが世界チャンピオンに輝いたWSL ヌーサロングボードオープンでヒート解説も行うなど、世界のロガー達に知られるレジェンド的存在だ。
そんな彼がオーガナイズする第6回目の Single Fin Mingle は、世界中のスタイリッシュロガー達が集まるサーフフェスなのだが、3月にコロナウイルスの影響で延期となり、参加者はニュージーランド国内のみとなりながらも今回やっと開催することができました。
私も昨年に続き今年もインビテーションを頂き参戦。昨年度はRound1で敗退しましたが、今回はクオーターファイナルまで上り詰めました。みんなとてもサーフィンが上手く、幸いにも笑顔が絶えない週末となりました。
『Single Fin Mingle 2020』大会フォトレポート
今年はコロナウイルスが未だに世界で驚異を振る中、今年もこのサーフコンテストは延期されるも無事に開催。トロフィーはサムナーローカルのLils Bayによって陶芸で作られた作品となっています。
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オーストラリア キャバリタのNeal Purchase Jnr(ニールパーチェス・ジュニア)の娘さんのモンタナ。赤いハットの女性でこの大会のオーガナイザーであるAmbrose McNeil(アンブロマクニール)の彼女。とても綺麗で優しい彼女です。
ニールパーチェス・ジュニアについては:自分オリジナルの魂を解放するスタイルこそがサーフィン!ニール・パーチェスJnrが語るデュアルシングルフィンDuoの特徴(前編)
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友達のスキップのサーフボードには霜が張りました。この時期の南島クライストチャーチの早朝はかなり冷え込むのです。
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数多くの素晴らしいロングボードがニュージーランド中からクライストチャーチのサムナーに集結。時間さえあれば全部の板を試したい。
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今回の大会のルールの一つでサーフボードは8kgを下回ってはいけません。
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私のRound1ではいつも通り1位通過!笑 クオーターファイナルで負けましたが。
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ゼッケン黄色は、彼は絵も描けるアーティストであり、ニュージーランドのレジェンドシェーパーDaryn Mcbride。昔、隣の家に一年間ほど住んでいたことがあり、彼のサーフィンにとても影響されました。photo @jonathansmitnz
ギズボーンのハードコアサーファーDaniel Procter。とても愉快な人でサーフィンは見ての通りの腕前!サーフコンプのコメンテーターも務めるほど口が達者で面白い!photo @jonathansmitnz
Nat Fitt ニュージーランドのジュニアログチャンピオン。今回のファイナリストで3位入賞。
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Dylan Barnfield は、今回の優勝者でニュージーランドのトップサーファー!そんな彼も地元オホペで自身のログコンテストをオーガナイズしているのです。
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The Butlers のボーカル兼ギターをこなすWalt。一緒にロードトリップに出かけたことがあり、とても愉快でアホなやつ!いつもハチャメチャな彼のサーフィンは意外にリラックス。
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Olie le Noel。サザンカリフォルニアでタイラーウォーレンなどにシェイプを学んだ、ニュージーランドのアップカマー!サーフィンもとても上手で、一緒のラインナップにいる時は彼のサーフィンに度肝を抜かされています。
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大会スポンサーのAllpress coffee。
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ホットプールがビーチ沿いに設置されており、海水温8度で行われる極寒のヒート終了後の20度のホットプールはとても快適!日本人の私的には42度は欲しかったところですが!
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ホットプールでのコーヒーは寒いニュージーランドの冬には必須。
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2年前のこのコンテストの優勝者でサーフボードシェイパーである、私の親友Jordan Griffin(ジョーダン・グリフィン) は今回は2位。ロングボードのスキルは世界レベル。そんな彼にスポンサーしてもらえている私はラッキーです。
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ジョーダン・グリフィンのハングテンはいつもスタイリッシュでスピード感に溢れる。RVCAにもスポンサーされる彼のサーフィンはいつみても刺激的。
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メンズファイナリスト。笑顔に溢れるが、実は心の中では俺が一番を取るぞと。
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メンズファイナリスト。ニュージーランドのベストロガー。優勝者のDylan(右端)は、2位のジョーダン・グリフィンのボードに乗り優勝という、ジョーダン・グリフィン(右から2番目)的には嬉しいような悲しいような。
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女性ファイナリスト。笑顔が素晴らしい。
女性ファイナリスト。みんなスタイル溢れる強豪!
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Women優勝者のJacquetta Udy。満面の笑みの嬉しさに溢れる。
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今年の優勝者 Jacquetta Udy ギズボーンからのエントリー。彼女のサーフィンで観客の目は釘付けに!
photo credit @jonathansmitnz
ニュージーランドのアーティスト達によりコンサートも盛大に行われ、ライブにはなんと約700人ほど集まりました。コロナウイルス問題の欠けらもなく、とてもいい気分で盛大にみんな踊っていました。
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3日間に渡るこのコンテストにより、サムナーの街全体がフェスティバルに変身。サーフコンペですがイベント中、朝まで飲みつくす強者揃い。
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みんな大会スポンサーのコロナ・ビールに満面の笑み。
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コンテストエリアではソファーも用意。二日酔いリラックスブースと化した。
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ローカルのこじんまりとした地元のムービーシアターでニュージーランドのサーフムービー上映会。大会オーガナイザーのアンブロが若い時に勤めていた場所。彼にとってはとても思い出に溢れる場所なのだろう。
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街のアートギャラリー。この大会のイベントのコンセプトでもあり、3日間自分なりにドレスアップして過ごす。
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大会初日の晩に開かれたローカルアートギャラリーにて。
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とても綺麗な女性で賑わうクロージングセレモニー。
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Raffy はロングボードを華麗に乗りこなすサムナーローカル。
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ジョーダンはいつもビールが必要。
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日本語でスピーチしてくれとのことで、皆さんの前で今回の大会に関してお話をさせて頂きました。みんな理解できませんが心は通じたはず。
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こちらは私のクロスステップ。見えませんがw
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とても良い笑顔の彼女。シングルフィンミングルの醍醐味。サーフィンとはこうでなければ!と思わせる一枚。
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今回のこのイベントの内容があのSURFER.COM でも特集されていますので、ぜひ御覧下さい。このサーフフェスティバルは真冬のニュージーランドでの開催で、更に雨が降ったらどうなることかと心配でした。朝は霜が映える程かなり冷え込みましたが、快晴の天気に恵まれ最高のコンテスト日和に。来年も行われる予定で、その頃にはコロナウイルス問題が少しでも解消してることを祈ります。このサーフフェスティバルはインターナショナルコンテストですので、次回は世界中からベストロガーが集まることを楽しみにしています。
all the photos by Jonathan Smit @jonathansmitnz
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この記事を書いたライター
shinji_dog
オーストラリア、インドネシア、フィジーを旅をし、ニュージーランド北島にあるマウントマウンガヌイに移住する。永住権を取得しサーフィンライフを通してここマウントマウンガヌイをベースにニュージーランドの魅力を伝えていけたらと思います。 ニュージーランドでの日常をこちらインスタグラムにアップしていますので 是非フォロー宜しくお願い致します!!→@shinji_dog