国籍を超えて1つとなったワールドチームが優勝!チーム全員で優勝を勝ち取ったウェイブプールイベント『ファウンダーズカップ』
ライター: SurfingKids
カリフォルニアのレモーにあるケリー・スレーターのウェイブプール『サーフ・ランチ』で開催された、サーフィン史上 歴史的なイベントとなった『ファウンダーズカップ・オブ・サーフィン(Founders’Cup of Surfing)』。未来のオリンピックを見据えて行われたWSL初のウェイブプール パブリック サーフイベントだ(歴史的ウェイブプールイベント『ファウンダーズカップ』)。
2日目のフィナルデイでは予選ラウンドの続きからスタートしファイナルも無事終了。結果、日本の五十嵐カノアが所属し、キャプテンジョディ・スミス率いるワールドチームが優勝を飾った。
予選ラウンドから上位3位までがファイナルへ進める中、優勝候補のオーストラリアチームとワールドチームが同ポイント3位タイとなり、タイブレイクの末、ワールドチームがファイナルへ進出。
ファイナルは優勝候補アメリカ、予選ラウンドを逆転でファイナルへ進んだ勢いに乗る強豪ブラジル、ワールドチームの3チームでの対戦。ファイナルではこれまでも安定して高得点を出していたカノアとジョディがエクセレントスコアを叩き出し共にヒート1位。チームトータルスコア僅差でワールドチームが劇的な勝利を挙げ優勝を飾った!WCTなどとの個人戦とはまた異なる国別団体戦ということもあり、チーム全員で勝ち取った優勝となった。
五十嵐カノアが今回のチーム優勝について、夢の実現、ジョディ・スミス、ケリー・スレーター、チームメイト、ファンへの感謝の気持ちを綴っている。以下カノア コメント要約。
「チームメイト達と素晴らしい仕事を成し得ることができた。これは今までの中でも最も楽しいイベントの1つとなったよ。僕らのキャプテンである ジョディ・スミスは真のリーダーだった。ジョディ無しに、優勝を為し得ることはできなかっただろうと思う。彼は僕らにいつも自信を与え、僕らの意思決定をいつも裏付けてくれたんだ。それはワールドチームを代表する名誉であり、共に歴史を作れたことは特別なことだったと思う。世界中のファンに感謝します。そしてケリー・スレーターが、僕らの夢を実現させるためにしてくれたこと全てに感謝します。最高の1日だったよ!」
カノアのコメントからも今までの嬉しさとはまた異なるチームで勝ち取った優勝で、今回得たものには優勝以上のものがあった。ということですね。前評判以上の歴史に残る素晴らしいイベントとなりました。
また世界ランキング上位が集まる優勝候補国チームがそのまま優勝するのでなく、世界から集まったワールドチームが優勝したということ。それは団結し、楽しむ気持ちがあれば、国籍や性別関係なく1つになれる。何でも成し得ることができる。ということではないでしょうか。今回はサーフィンというスポーツによって1つになりました。オリンピック精神に合致した部分でもあります。以下より結果と、ワールドチームのダイジェストムービーをどうぞ。
Congratulations World Team, winners of the #WSLFoundersCup Pres. by @MichelobULTRA #PureGold! 🌎 🏆 @jordysmith88 @paigehareb @michelspartan @biancabuitendag @KanoaIgarashi @jeep pic.twitter.com/xjdiGJc4W4
— World Surf League (@wsl) 2018年5月6日
・予選ラウンド結果
・予選ラウンド詳細
・ファイナルラウンド
・ムービーダイジェストはこちら→歴史的ウェイブプールイベント『ファウンダーズカップ』
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この記事を書いたライター
SurfingKids
AD Agentを経て独立。紆余曲折ありつつも、現在は会社経営をしながら投資家として活動。コンテストサーフィン観戦が趣味の1つです。
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