サーフタウン日向市への移住者誘致のはずが制作者みずから恋して移住しちゃった話
ライター: WAVAL
サーファーの成長物語で話題になった日向市PR動画のその後
2016年12月に公開された宮崎県日向市への移住者誘致目的のためのサーフストーリームービー。再生回数85万回(2017年11月時点)を突破した「Net surfer becomes Real surfer」。各局のテレビ番組を始め、230件以上のメディアで紹介され、国内外を問わず話題になり、実際に例年にくらべ移住相談会への参加者数約4倍、移住者は2倍近くとなり、ACCフィルム部門シルバー、観光映像大賞ファイナリストなども受賞した。→宮崎県日向市で2ヶ月半サーフィン特訓した成果!衝撃ビフォーアフター
ネットサーファーだった青年が、宮崎県日向市で「リアルサーファー」へと変貌する成長物語が話題を呼んだ、PR動画第1弾『Net surfer becomes Real surfer』の後、実際に起こったサイドストーリー。
移住者誘致のはずが 制作者みずから恋して移住しちゃった!!(実話)
こちらの動画制作の現場マネージャーである東京の映像会社勤務の西沢陽子さんは約2か月半、作品を裏から支える中心人物。その撮影期間中に出会ったのが、日向市在住でサーファー師匠役として動画に出演していた松本哲也さん。日向の美しい海と温かい住人に触れて撮影を終える頃、二人はすっかり恋に落ちてしまったという。その後、西沢さんは仕事を辞め、日向へ移住し愛を育むなか、松本さんはある決断をし、西沢さんの元上司と日向市のみなさんと一緒にサプライズを実行する、半ドキュメンタリー形式のストーリー。
当市のプロジェクト「リラックス・サーフタウン日向」の目的は、全国でも有数のサーフスポットがある日向市に新しい人を呼び込むことで地域を活性化する、つまり定住人口の増加を目指している。それが、プロジェクトに携わる当本人が移住を決断した、という予想もできない驚きの実話となってしまった!
そんな二人と、市をあげて移住と結婚を祝う住民の皆さんのひと夏の思い出を、日向の壮大な大自然と、様々な名産物や伝統芸能が彩りを添え、美しい映像でお届け。以下動画は要チェックですよ!▶︎
ストーリー
地方自治体PR動画制作のその後を描いた、半ドキュメンタリー形式のサイドストーリー。日向市のPR動画を撮影していた東京の映像会社勤務:西沢陽子さん。なんと撮影終了後、サーファー役の松本さんと恋に落ち、彼女みずから日向に移住を決意! 関係者が祝福ムードで盛り上がるなか、ひとり肩を落としていたのが、目をかけていた部下を失った小澤プロデューサー。まだ二人が結婚していないことを聞き、ある決意を胸に彼は日向にやってきた。それは「東京にもどってこい!」と伝えにきた…と見せかけた「サプライズ・ウエディング・パーティー」を日向市民のみなさんと一緒に開催するためだった!
撮影裏話
〜出演者のほとんどが日向市の方々〜
今回のサプライズパーティーは、ふたりが出会い、愛を育んだお倉ヶ浜を会場にして、プロポーズ当日の興奮冷めやらぬまま同日中に開催。パーティーの開催に協力してくれた市民のみなさんが、地元の名物、名産、伝統芸能で、総力をあげてお祝い。晴れの日が多いことでも有名な日向市ですが、この日はライスシャワーならぬレインシャワーで、天気もみんなをサプライズ!
〜サーファーならではのプロポーズ〜
プロポーズ用の指輪は、西沢さんにサプライズがバレないように、松本さんご自身でコツコツ制作していたもの。指輪ケースも日向の海で拾ったハマグリの貝殻で手づくりしました。西沢さんいわく「砂浜に隠していた指輪をはめてもらうとき、砂でじょりじょりで痛かったのですが、我慢しました(笑)」とのこと。また、サーフィンをしながら登場するプロポーズを演出するため、約1ヶ月かけてオリジナルのタキシード風ウエットスーツを制作したという。
〜3回号泣〜
プロポーズが成功した瞬間、西沢さんの元上司の小澤プロデューサーはじめ、監督、カメラマンまで現場のスタッフみんながこらえきれずに大号泣。また雨のせいで、当初は出演があやぶまれた細島太鼓台のみなさん。本来は、大切な木製の太鼓台や伝統の装飾がぬれるのを避けるところ、最後には日向をあげてのお祝いだからと、雨が降りしきる中、貴重な太鼓台をかつぎ出してくださった。通常は太鼓台の組み上げに1ヶ月かけるが、この日のためにメンバー総出で1日で完成させ、熱い気持ちで太鼓台をかついでお祝いしてくれたそう。そのやさしさと情熱にまたまたスタッフ一同大号泣。さらに今回の企画を中心になって進めた日向市職員の橋口氏が、最後に大雨の中で挨拶した際も、自ら泣いてしまい、市民から「がんばれ!」という声援が飛び交う、心温まるパーティーになったそう。涙
「ヒュー!日向名物」解説
■川エビ: 若山牧水が愛した坪谷川でとれる川エビの唐揚げはおつまみにピッタリ!
■あゆ&へべす: 日向市で発見された幻の柑橘「へべす」はやわらかな酸味でどんな料理にもあいます。
日向名産・天然あゆの塩焼きとのマッチングも最高!
■ひょっとこポーク: 地鶏だけじゃない!特別な飼料で育てた、さっぱりとした甘みが自慢の豚肉。
■ごんぐり: 港のまち細島名物の漁師料理の1つ、マグロの胃袋揚げ。
■ちりめん丼: 市民や観光客にも親しまれている日向サンパーク温泉「お舟出の湯」の人気メニュー。
■伊勢海老: 日向灘でとれるプリプリの伊勢海老は、殻を使ったうまみたっぷりのお味噌汁もオススメ!
■細島いわがき: 細島港で育ったいわがきは大ぶりで食べごたえがあり、クリーミーでジューシーな味わい。
■焼酎あくがれ: 清流「耳川」の水を使い、伝統のかめ壷で仕込んだ、やさしい風味の芋焼酎。
■細島みなと祭り太鼓台: 日向三大祭りのひとつ細島八坂神社の夏祭りに登場する太鼓台。
航海の安全と大漁を祈願する伝統ある海のお祭り。
■ひょっとこ踊り: 全国から踊り手があつまる、日向の夏の風物詩。ひょうきんな表情のひょっとこたちがユーモアたっぷりに踊るユニークな祭りです。
■フラダンス: 温暖な気候の日向ではフラダンスが大人気。今では日向の新たな名物?となっている。
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・「ヒュー!日向」PRサイト:http://www.phew-hyuga.jp/
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この記事を書いたライター
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