ミック・ファニングがオーストラリア最高の名誉勲章を受賞
ライター: SurfingKids
Mick Fanning, Hurley Pro at Trestles. – WSL / Sean Rowland
・サーフィン界のヒーロー『ミック・ファニング』が、オーストラリアの国民的ヒーロー『ミック・ファニング』となった日—–
2017年1月26日…オーストラリアの建国記念日『Australia Day』…世界最高峰のサーフィンワールドツアーWSLのワールドチャンピオンを3度も獲得しているミック・ファニング(Mick Fanning)(35歳)がオーストラリア最高の名誉勲章となる国民栄誉賞(Officer of the Order of Australia)を受賞した!この賞は優れた技術や実績の他、社会貢献活動に貢献した個人に贈られるオーストラリア政府から授与される最高の賞である。
今回の受賞理由は、35歳のミック・ファニングの世界でプロコンペティターとしての活躍と、幅広いチャリティー活動実績や社会貢献が評価されての受賞となった。
この発表の後、ミック・ファニングはインスタグラムやfacebookなどのSNSにコメントを投稿。「とても驚いて興奮している。素晴らしい人達の中に名前が刻まれることを光栄に思っている。私はこの国と国民が大好きだ。受賞はとても誇りであり最高に幸せな気分だ。」
このミックのメッセージにユーザーからは「あなたは海の外でも多くの人々にインスピレーションを与える真のジェントルマンだ」「国民の誇り、真のレジェンド」などサーフィンスキル以外の謙虚で道徳心を持つミックの人間性を評価する賞賛コメントが多く寄せられている。
・突然降りかかった重なる不幸を克服…障害や病気を患う子供達のボランティア活動—–
2015年にJ-Bayでの大会決勝戦中にシャークアタックに遭い、奇跡の生還を遂げるも精神的ダメージを負う(前代未聞!WCT決勝でミック・ファニングがシャークアタックに遭遇)。そして同年、大会中に兄弟であるピーターがこの世を去る(ミック・ファニング”前夜に実兄が亡くなるもスーパーヒートを制す)。更には2016年は離婚からスタート、8年間の結婚生活にピリオドが打たれる…不幸は立て続けに起こりミックは2016年、サーフィンシーンから距離を置いたのだ(ミック・ファニング2016年の重大な決断)。
しかしこれだけの不幸がありながらも2016年はそれらを克服。シャークアタックに遭ったJ-Bayで優勝。WCT僅か5戦のみの出場で来期のクオリファイを成し遂げた…凄すぎる。
・J-Bayファイナルでのエクセレントライド
3x World Champion Mick Fanning during the 2016 J-Bay Open final
プライベートでは普段から様々なチャリティーやボランティアをサポート。「スターライト・チルドレンズ・ファンデーション」「メイク・ア・ウィッシュ」という障害や病気を持つ子供達をサポートしているNPO団体のアンバサダーであり、子供達のヒーローなのだ。そのような経緯もありテレビのミックのドキュメンタリー番組も放送され国民に愛されるヒーローとなった。
サーフィン界のヒーローだった『ミック・ファニング』が、オーストラリアの国民的ヒーロー『ミック・ファニング』となったのだ。今回の栄誉ある賞の受賞を、誰もが誇りに思い、賞賛し、讃えている。Congrats!!
記事参考元:worldsurfleague
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この記事を書いたライター
SurfingKids
AD Agentを経て独立。紆余曲折ありつつも、現在は会社経営をしながら投資家として活動。コンテストサーフィン観戦が趣味の1つです。
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