サーファーガールのバイブル映画『ブルークラッシュ』がドラマで帰ってくる
ライター: Mg
サーファーガールのバイブル映画『ブルークラッシュ』がテレビドラマ化!?
サーフィンする女性でしたら映画ブルークラッシュ(BLUE CRUSH)はきっと1度はご覧になっているのでは。数少ない、女性が主人公となっているサーフィン映画で2002年に世界的に大ヒット、サーフィンあり、恋あり、友情ありの物語。大ヒット後にはブルークラッシュ2が出ています。
王道的なストーリー展開で美しい波や景色や主人公の成長していく過程が心に残る、サーファーガールの目線を通した正統派の青春映画といえます。
その「ブルークラッシュ」がアメリカNBC局でのドラマ企画が進められていることを海外のエンターテイメント系記事を配信するDeadlineが報じました。尚、現在キャストなど詳細はまだ発表されていません。
ブルークラッシュ@ハワイ・パイプラインとは
ハワイのノースショアが舞台で子ども時代から天才と呼ばれたサーファー、アン・マリー(ケイト・ボスワース)が主人公。サーフィンに、恋に、友情に一生懸命な青春の日々を繰り広げる物語。
サーフィンの世界大会で優勝を目指しているアンにはサーフィン中のトラウマがありました。数週間後に大事な大会を控えているというのにプレッシャーから逃げ出すかのように大切なサーフィンより恋に夢中になってしまうアン。親友たちはそんな彼女をもどかしく見守りますが果たしてアンは…。
2002年作品。CGなしにこだわった迫力のサーフィンシーンが見どころ。主人公が自分の身の回りに起こることに体当たりしていく姿を見守りたくなります。彩る音楽はレニー・クラヴィッツ、ビーニ・マンほか。多ジャンルのアーティストがさながらその時ごとに表情を変える海のようにシーンを盛り上げます。
・ブルークラッシュトレイラー映像
・ワイプアウトから何発も波をくらうシーンは恐ろしいの一言
・トラウマのシーン
ブルークラッシュ2@南アフリカとは
サーファーだった母を幼い頃に亡くしたディナが主人公。18歳になったディナも母に似てサーフィンを愛する女の子に成長。サーフィンを辞めるよう説得する父とケンカし黙って1人で南アフリカへ。それは母の日記の中で知った、かつて母がサーフィンした場所を制覇するサーフィンの冒険の旅[odyssey]でした。最終の目的地は母が憧れとしたサーフポイント、南アフリカのジェフリーズ・ベイ。旅路に待っているものとは。
目的の地への到着はゴールではなく母の想いを辿ったディナの人生の旅路がそこから本当の意味で始まっていくスタート地点なのでしょう…。観ると旅に出たくなります。
・ブルークラッシュ2トレイラー映像
その他、女性サーファー映画・海外ドラマ
◆ビヨンド・ザ・ブレイク:
ロケーションはこちらもオアフ島。ビヨンド・ザ・ブレイクは映画ではなくドラマです。「ウェーブシンク」という物語上の女性プロサーファーチームに所属する個性のさまざまな女の子たちの物語。
迫力あるサーフィンのシーンもありながら、こちらもまた恋あり、家庭の悩みありなど、誰に起こってもおかしくないリアリティある設定で試練が立ちはだかってきたりします。サーフィンの腕を磨きつつ人間的にも成長していく女の子たちが魅力的です。そのつど何ごとにも全力でぶつかっていく女性サーファーに励まされた人も多いはず。
この作品もビヨンド・ザ・ブレイク シーズン2という続きが出ているのですが2は「この先どうなるの?」というところで未完でおわっており、続きは現状、観る人の想像にお任せの状態となっているのがもったいないところ…
16カ国で放送されたほどの人気を誇りますが少なくても日本ではブルークラッシュより知名度が低いのではないでしょうか。とはいえ、登場人物の魅力やファッションのかわいさなどもありサーフィン好きの女性なら一気に観てしまえるところがあります。
◆ご存知、ソウル・サーファー▶ 隻腕の「ソウル・サーファー」ベサニー・ハミルトンと親友アラナ・ブランチャードの女子会サーフセッション
◆この夏の作品、DVD化▶ 映画『ロスト・バケーション』巨大ホホジロザメが美女サーファーを狙う
早くブルークラッシュの続編が観たい
サーフィンに全力で取り組む女性は同性から見ても魅力的なもの。映画やドラマほどにサーフィンにのめり込む環境は少ないとしても、生き方などに刺激されやる気に繋がりますね。
ブルークラッシュは1も2もサーフィン中心の映画で、青い海の映像や迫力のライディングのシーンもとても素晴らしい。サーフィンがなにより大好きなのと同時に、サーフィンが大好きだからこそ不安も訪れたりする登場人物の人間臭さに、自分を重ねてしまったり、こんな子が身近にいそうな気がしたり、いつかこんなサーフィンができたらという憧れとして映ったり、ブルークラッシュのシリーズはサーフィンをする女性ならどこかしらに共感してしまい、たくさんのサーファーガールにとってのバイブル映画でもありました。
公開から時間が経っていても、1度夢中で観たことのある人にとっては記憶の中の美しい海や共感した感情はいつまでも色褪せないものです。久しぶりに観る方はキラキラッと大切な想いがいっぱい詰まったあの頃にタイムスリップしてしまうのではないでしょうか。
ドラマがどのように観られるようになるのか続報を楽しみに待ちたいものです。
画像 Moviehole
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この記事を書いたライター
Mg
海の街に暮らしています。 海をベースに、人と自然の交わるところで日常がより良くなるような情報を発信していきます。