イタロ・フェレイラとケイティ・シマーズが優勝 WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Pro

ライター: WAVAL

Facebook

Add this entry to Hatena Bookmark

イタロ・フェレイラとケイティ・シマーズが優勝 WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Pro
Photo by Thiago Diz/WSL

・シマーズが連勝し、ウイメンズ初のファイナル5入りが決定
・フェレイラ、地元でエモーショナルな初勝利を挙げ、トップ5に浮上
・リンドブラッドとドラが今季2度目の準優勝
・フローレンスとシマーズ、レギュラーシーズン最終戦にイエローのリーダージャージで出場

関連記事:五十嵐カノア、コナー・オレアリー 敗者復活ラウンドへ WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Proが開幕

本日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第8戦「VIVO Rio Pro Presented by Corona」のファイナルデイとなり、ケイトリン・シマーズ(USA)とイタロ・フェレイラ(BRA)優勝。ブラジル、サクアレマのプライア・デ・イタウーナは、4~6フィートのクリーンで安定した波を提供した。

この勝利により、シマーズはLexus WSLファイナルへの出場が決定。シマーズとジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ランキングトップの座をキープし、レギュラーシーズン最後のイベントであるCorona Fiji Pro Presentedby Bonsoyにイエローのリーダージャージを持って臨む。

ファイナル5進出争いが続く中、イタロ・フェレイラは4位にランクアップしトップ5内に返り咲き、イーサン・ユーイング(オーストラリア)を5位に押し下げた。ヤゴ・ドラ(ブラジル)は準決勝でジョーディ・スミス(南アフリカ)に勝利し6位にランクアップし、ジョーディ・スミスを7位に落とした。

男子ファイナル

イタロ・フェレイラとケイティ・シマーズが優勝 WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Pro
Photo by Thiago Diz/WSL

フェレイラ、地元で感動の初勝利

ミッドシーズン・カットに僅差で入るという今シーズン、スロースタートの後、イタロ・フェレイラ(BRA)は今季2勝目、通算9勝目を挙げ、レギュラー・シーズン最終イベントで4位となりトップ5入りを果たした。2019年のWSLチャンピオンであり、オリンピック・ゴールドメダリストであるイタロは、ファイナルへの過程で本イベントの2つのベスト・ヒート・トータルをスコア。地元での初優勝に、30歳のイタロは熱狂し父親とビーチで祝杯をあげた。

「父は僕の人生における最大のインスピレーションの1つ。僕たちはどん底からやってきて、今まさに頂点にいる。今この瞬間を夢見ていたよ。」

ディフェンディングチャンプのヤゴ・ドラ(ブラジル)とファイナルで対戦したフェレイラは、常にベストパフォーマンスを披露。序盤のフォアハンドでのエアリバースの7.00をスコア。ヒート終盤、フェレイラのライトが決まり、バックハンドを何度もヒットさせたが、フィニッシュが不完全だったため、スコアは低いまま。ドラは、簡単にヒートを制することができるビッグ・エアリバースを繰り出したが、スコアするができず、フェレイラが大勝利を収めた。

イタロ・フェレイラとケイティ・シマーズが優勝 WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Pro

準優勝のヤゴ・ドラ

2年連続2度目のファイナル進出を決めたドラは、クオーターファイナルで2度のイベント優勝経験を持ち、2度のWSLチャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)と対戦し、後半に9.17をスコアし会場を沸かせた。更にドラは、ジョーディ・スミス(RSA)とのセミファイナルでもオープンレフトを見つけ、アグレッシブなオープニングカーヴからマッシブなブローテイル・レイバックへと繋げ、9.33をスコアした。

「マインドセットを変えて、アプローチを変えたんだ。今はただ自由になって、自分らしく、自分の好きなようにサーフィンをしている。今までのツアーで一番楽しいイベントだったし、本当に良かった。幸せだよ。」

女子ファイナル


Photo by Thiago Diz/WSL

ケイティ・シマーズ、ブラジルで無敗をキープ

シマーズは2023年VIVOリオ・プロのタイトル防衛に成功し、ブラジルでの無敗を維持した。、2023年ルーキー・オブ・ザ・イヤーでありツアー参戦2年目の彼女は今シーズン3度目となる5度目のCT優勝で、世界ランキング2位のキャロライン・マークス(USA)を大きくリードしている。

シマーズの深いボトムターンと完璧なタイミングのソリッドなターンで、エキサイティングでダイナミックな演技を披露した。対戦したCTルーキーのソーヤー・リンドブラッド(USA)は、南カリフォルニア サンクレメンテ出身の18歳。シマーズはファイナル開始直後からプレッシャーをかけ、すぐに7ポイントのライディングを2本決めた。シマーズはヒートトータル15.50に対し、リンドブラッドはトータル3.26という大差でファイナルは幕を閉じた。

ケイティ・シマーズ「正直、あのヒートは全てが自分の思い通りになった。自分がまっている場所にはどこでも波があったんだ。ソーヤーは素晴らしいサーファーの1人で、前回のタヒチではおそらく今までで最も痛い敗戦を喫したわ。」

イタロ・フェレイラとケイティ・シマーズが優勝 WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Pro

18歳 サンクレメンテ出身のCTルーキーのソーヤー・リンドブラッド、ファイナル5進出の可能性を残す

グーフィーフッターであるリンドブラッドは、イベントを通して印象的なライディングを見せたが、最後には惜しくも敗れた。セミファイナルでタティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)、クオーターファイナルで2023 WSLチャンピオンのキャロライン・マークス(USA)を破り、2024年ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ準優勝の彼女は、今シーズン2度目のファイナル進出を果たした。彼女はランキング8位でブラジルを後にし、ファイナル5進出の可能性を残している。

「ケーティー(シマーズ)とファイナルを戦えたことは本当に信じられない。8歳の頃からサーフィンで対戦していたから、本当に特別だった。今年もファイナルに進出できて本当に嬉しいわ。」

世界ランキング

本大会、初戦敗退の五十嵐カノアは世界ランク16位に。本大会5位のコナー・オレアリーは世界ランク17位に。女子は世代交代で若手が上位5位までを独占している。

イタロ・フェレイラとケイティ・シマーズが優勝 WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Pro

イタロ・フェレイラとケイティ・シマーズが優勝 WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Prov

WSL 公式HP


"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

「いいね!」してSNSでサーフィン情報をチェック >>

Facebook

Add this entry to Hatena Bookmark

この記事を書いたライター

WAVAL

サーフィンやサーフカルチャーに興味を持つ人に向けて情報発信する、サーフィン初心者も熟練者も必見のサーフメディア。話題のサーフィン動画、上達のための記事などを人気ランキングやSNSでご紹介。各SNSのフォローを宜しくお願い致します!

・Facebook @keeponsurf
・Instagram @waval.surf
・Youtube @WAVAL
・X @WAVALnet