五十嵐カノア、コナー・オレアリー 敗者復活ラウンドへ WSL第8戦ブラジルVIVO Rio Proが開幕

Kanoa Igarashi Photo by Thiago Diz/WSL

ワールド・サーフ・リーグ（WSL）2024チャンピオンシップ・ツアー（CT）の第8戦、VIVO Rio Pro Presented by Coronaが本日開幕。波が小さく4日連続オフとなったが、ブラジルのサクアレマ、プライア・デ・イタウナのビーチには本日、4～6フィートのパワフルなうねりが訪れた。男子ではトップ5入りを目指すブラジリアン選手達が好調な滑り出しとなり、トップランクの選手達も順調にラウンド16に進出した。

五十嵐カノア 敗者復活ラウンドへ

オープニングラウンドH2でカノアは序盤早々、バックハンドの連続ターンで5.67で先制。その後セス・モニーツがエンドセクションに当てこむ際どいバックサイド1発でヒートハイエストとなる7.17をスコア。カノアも更にバックサイドでバックアップを上げ再びトップに立つが、残り40秒でセス・モニーツが逆転。カノアは惜しくも2位で敗者復活ラウンドへまわった。世界ランク3位のグリフィン・コラピントはここの独特なクリティカルな波を捉えきれず3位で敗者復活へ。

Kanoa Igarashi Photo by Thiago Diz/WSL

コナー・オレアリー 敗者復活ラウンドへ

オープニングラウンド H1では、現世界ランキング3位のイーサン・ユーイングがスピーディーで力強いターンを連発し序盤からリード。イーサンの上手さが光り圧勝でラウンドアップ。コナー・オレアリーは力強く綺麗なレイバックなどを披露するもスコア伸びず、2位で敗者復活ラウンドへ。

トップ5入りを目指すブラジル男子が好調な滑り出し

3×世界チャンピオンのガブリエル・メディーナ（BRA）、2019年世界チャンピオンのイタロ・フェレイラ（BRA）、そしてディフェンディングチャンプのヤゴ・ドラ（BRA）は、オープニングラウンドを勝利しラウンドオブ16にストレート・アップした。現在、ランキングはそれぞれ6位、7位、8位だが、3人ともホーム・ブラジルで結果を残し、トップ5入りを目指している。

Gabriel Medina Photo by Daniel Smorigo/WSL

最も印象的なスタートを切ったのはメディーナで、スムーズなオープニングフルローテーションを含むフォアハンドマニューバーの多彩なコンビネーションで8.00ptをマークし、このイベント最初のエクセレントスコアを獲得。彼のサーフボードにはブラジルの国旗カラーがスプレーされており、地元観衆の人気を集めた。さらにクリティカルなフォアハンド・エアリバースで6.93をマークし、この日最高のヒートトータル14.93を記録した。

メディーナ「最初のヒートをメイクできてストークしている。数日間待っていたけど、いい波が来てスタートできて気分がいいし、勝利できて本当に嬉しいよ。ブラジルは僕にとって特別な場所。ここでいい結果を残したい。トレーニングをしたり、信念を貫くなど、自分のできることをやってきた」。

Gabriel Medina Photo by Thiago Diz/WSL

妻もコーチもブラジリアンである、西オーストラリア州出身のジャック・ロビンソン

世界ランキング2位 ジャック・ロビンソンは1位でラウンドアップを果たし、そこでスコア下7.00は午前中のハイライトの1つとなった。西オーストラリア州出身のロビンソンは、妻もコーチもブラジル出身で、ブラジルと強い絆で結ばれている。ロビンソン「ここはすごくいいエネルギーがある。みんなすごく興奮しているし、ここに来るともう1つの故郷のように感じるんだ。」

世界ランク1位のジョンジョン・フローレンスはライバルのジョアン・チアンカを破りラウンドアップ

Joao Chianca Photo by Thiago Diz/WSL

世界ランク1位のジョンジョン・フローレンスはエリミネーションラウンドのヒート1で、地元サクアレマのワイルドカード、ジョアン・チアンカ（ブラジル）を破り、ライバル対決を制しラウンドオブ16進出を決めた。コラピントもまた、ワイルドカードの2022年大会準優勝者、サミュエル・プポ（ブラジル）の厳しい挑戦を僅差で退き、ラウンドオブ16の男子トップ5を決めた。

Highlights From Day 1 Of Vivo Rio Pro Presented By Corona 2024

WSL 公式HP