浅い海へ頭からプルアウトしたサーファーが死亡。事故の再発防止策

ライター: WAVAL

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水深が深いと思い込んでしまったことが事故の原因に

カリフォルニア州サンディエゴ オーシャンサイド・ピア付近でサーフィンのプルアウトに失敗したサーファーが亡くなった。亡くなったフェレイラ氏は12歳でサンディエゴに引っ越して以来、サーファーに夢中。この日もオーシャンサイド・ピアのお気に入りのサーフスポットで、19歳の息子と一緒にサーフィンをしていた。約100mほど沖でサーフィンしており、波が終わりプルアウトした時に、海に頭から飛び込んだのだと推測されている。

妻 タミー「亡くなった夫のフェレイラは、水の中にいる感覚、空気、ニオイが好きなんだと話していました。」「彼は真っ逆さまに海に飛び込びましたが、自分が思っていたよりもずっと浅いところにいたんです。彼は水深を見誤ったのです。しばらくして息子が水面に顔を出して浮いていた父を発見しました。」

息子は駆け寄り、岸に上げ心肺蘇生を行った。首の骨折と背骨に沿った動脈の断裂という厳しい診断が下された。4児の父であるフェレイラは脳死と宣告された為、生命維持装置を外し、2日後に61歳でこの世を去った。

プルアウト時の事故防止策

SNSのコメント欄には追悼コメントの他、プルアウト時の事故 再発防止策も寄せられた。「砂は移動するため、このようなことは年中起こる可能性があります。波の上で倒れたりプルアウトする時は、体を丸めながら頭を手で保護したり、腕や足から落ちる時もしっかりカバーしましょう。」波が無い時ほど油断せず、注意しなければなりません。

残された家族の費用負担を支援する為のクラウドファンディングを開設

弁護士だったフェレイラは、仕事以外の時はたいてい海に入っていたという。親族はフェレイラの火葬した遺骨を海に撒いたパドルアウトセレモニーを計画している。妻 タミー「彼が一番好きなことをして死んだと思うと、心が安らぎます。海は、彼がずっといたいと思っていた場所だったから、彼をそこに戻すつもりです。」

家族の費用負担を支援するため、Gofundmeキャンペーンも立ち上がっています。Gofundmeキャンペーンより一部抜粋「私たち家族は、この不測の事態に備えることができまていません。夫の生命保険も、健康保険も、退職金も、貯蓄もありません。唯一の財産は自宅ですが、残念ながら住宅ローンと多額の税金があるだけです。夫と私は過去15年間、彼の法律事務所で一緒に働いてきました。なのでこの出来事は、私が家計の大半を失ったということでもあります。家計に関するこのような情報を掲載することは、彼にとっても私にとっても恥ずかしいことなのです。しかし19歳と18歳という2人の息子が残され、私は2人が1歳と2歳の時から育児を手伝ってきました。夫もまた、私の2人の息子を育てるのを手伝ってくれましたが、彼らはもう成人しています。私は彼と息子たちのためにプライドを捨て、2人の息子と共にこの試練を乗り越えるための助けを求める義務があります。」

亡くなられたThomas “D’Arcy” Ferreira 氏のご冥福とご家族のご多幸を心からお祈りします。

記事参考元:https://www.10news.com



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