五十嵐カノアがベスト32へ!CT2023年シーズン開幕!Billabong Pro Pipeline 初日
ライター: WAVAL
Photo by Brent Bielmann/WSL
世界的に有名なバンザイ・パイプラインでクリーンな4~6フィートのスウェルの中、本日ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023メンズ・チャンピオンシップツアー(CT)が遂に開幕した。メンズ・オープニング・ラウンドでは、ジョアン・キアンカ(BRA)、エゼキエル・ラウ(HAW)、ジョーディ・スミス(RSA)、ガブリエル・メディーナ(BRA)らがスタンドアウト パフォーマンスを見せてくれた。
本日のハイエスト・スコアとなった8.50ptは、メンズ・オープニング・ラウンド第2ヒート、CT2年目のジョアン・キアンカがスコア。 またオープニング・ラウンドでは、ルーキーはプレッシャーに苦しむも、元世界チャンピオンらが勝ち上がった。初日は、男子エリミネーション・ラウンド(敗者復活ラウンド)が終了し、32名のサーファーに絞られた。
ジョアン・キアンカ、2023年CTシーズン初のエクセレントスコアを獲得
オープニング・ラウンドで五十嵐カノアと同ヒートとなったブラジルのジョアン・キアンカはシーズン初のエクセレント8.50ptをスコアし、素晴らしい形で2023年シーズンのスタートを切った。キアンカは昨年のBillabong Pro Pipelineで9位入賞を果たした後、ミッドシーズン・カットでツアーから脱落。チャレンジャー・シリーズでCTに復帰し、2年目の今シーズンでリベンジを果たそうとしている。
「今、僕はとても良い状態なんだ。昨年の最初の波が8.43ptで、今回の波はそれ以上だったので、昨シーズンのデジャヴを感じたよ。バックドアでのサーフィンはとても興奮したし、パイプラインは僕にとってハッピーな場所だから、ストークしているよ。」
五十嵐カノアが敗者復活ラウンドを勝利し、Round of 32へ!
Photo by Tony Heff/WSL
オープニング・ラウンドではリズムが合わずロースコアで敗退となった五十嵐カノア。次の敗者復活ラウンドでは、残り12分まで3位と追い込まれた場面から持ち前の勝負強さを発揮する。チューブメイクで5.23ptをスコアし2位に。再び3位となるが残り7分、ニード1.13ptの場面でレイバックとエンドセクションを決め4.17ptをスコアし1位に。更に1ターンからドギードアチューブを決め、駄目押しの5.80ptをスコアしラウンドアップを決めた。次はオープニングラウンドで敗れているジョアン・キアンカと対戦する。
昨年の勝者ケリー・スレーターが今年も優勝を狙う
Photo by Tony Heff/WSL
イベントのディフェンディング・ウィナーで11度の世界チャンピオンに輝くケリー・スレーター(USA)は、カイオ・イベリ (BRA)と1位争いをした後、2位でラウンドオブ16に進出。最終的にイベリが5.77ptをマークして1位通過。スレーターは昨年、50歳の誕生日の数日前にこのイベントで優勝しており、50歳となった今年も優勝を狙っている。彼は、男子ラウンドオブ32でヤゴ・ドラ(BRA)と対戦する予定だ。
ケリー・スレーター「今週は調子が悪くて、それを少し解消しようと思っているんだ。カイオが良い波を掴んだ時に自分は優先権を取りに行った。次はもっと良い波が来ると思って彼を行かせたけど、思ったように行かなかったよ。」
昨年の世界チャンピオン、フィリペ・トレドが活躍
昨年の世界チャンピオンであるフィリペ・トレド(BRA)は、オーストラリアのジャクソン・ベイカー、ハワイのジョシュア・モニーツとのオープニングマッチに勝利し、堅実な形で今シーズンをスタートさせた。トレドはラウンドオブ32にストレートで進み、モニーツはエリミネーションラウンド2のヒート1で敗退した。
ガブリエル・メディーナとジョン・ジョン・フローレンスが対戦
メンズ・オープニング・ラウンドの最終ヒートでは、元イベント優勝者でワールド・チャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とメディーナの待望の対決が実現。 メディーナは過去にこのイベントで何度もファイナルに進出している。フローレンスにとって、パイプラインは彼の裏庭であり、最も得意とする波の1つだ。
フローレンスはクイックバックサイドバレルで3.67ptをマークし、素早いスタートを切った。メディーナはバックドアバレルで消え入るような演技を披露し、7.67ptのエクセレントなスコアを獲得。フローレンスもバックドアバレルで応戦し、2つのソリッドなマニューバーで6.33ptをマーク。フローレンスはヒートの大半を支配したが、最終的に勝利を手にしたのはメディーナだった。
ガブリエル・メディーナ「ハワイは、僕にとって本当に特別な場所なんだ。次のラウンドでは、もう少し波が良くなると良いけど、優勝できてハッピーだよ。あのバックドアの波は長く続く波で、オフ・ザ・ウォール・チャンネルまで続くのが見えたから挑戦したんです。」
オープニングラウンド全結果
敗者復活ラウンド全結果
Highlights Day 1 I Billabong Pro Pipeline 2023
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この記事を書いたライター
WAVAL
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