2028年ロサンゼルスパラリンピックでサーフィンとクライミングの2競技が追加検討へ

ライター: WAVAL

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2028年ロサンゼルスパラリンピックでサーフィンとクライミングの2競技が追加検討へ
最新のISAワールド・パラ・サーフィン・チャンピオンシップに参加したコスタリカのヒメナ・ルイズ。Photo: ISA / Sean Evans

ISAが歓迎コメントを発表

2028年ロサンゼルスパラリンピックの実施競技について、国際パラリンピック委員会(以下 IPC)は30日、現在の22競技に加え、新たにクライミングとサーフィンの2つの競技の追加を検討すると発表。これを受け国際サーフィン連盟(以下、ISA)から歓迎のコメントが発表された。

ISAはパラサーフィンが、ハイパフォーマンスなアスリート達をサポートする伝統を持つロサンゼルスに最適だと考えている。2022年12月、カリフォルニア州のピスモビーチで、毎年恒例のISAワールドパラサーフィン選手権が開催され、28カ国から180人以上のアスリートが波に乗り、ISAにとって参加者数で記録的なイベントとなっている。

昨年、サーフィンのショートボードがLAオリンピック競技となった事に続き、パラサーフィンが2028年LAパラリンピック競技となることを目指している。ショートボードサーフィンは、東京2020大会のオリンピック競技プログラムに初めて加えられ、パリ2024大会でも再び採用される予定であり、サーフィンスポーツがオリンピック・パラリンピックムーブメントの一部となるというこの長期目標に近づいた。

ISA会長のFernando Aguerre:

「パラサーフィンはカリフォルニア州の公式スポーツであり、サーフィン文化、魅力、インフラを有するLA2028において、素晴らしい価値とエネルギーを提供することができると思います。我々は、LA2028の主催者に対し説得力のある説明を続け、今年後半の決定時に競技決定されることを望んでいます。

ショートボードサーフィンは、東京大会での導入後、興奮と若さ、そして美しいエネルギーの波をもたらしました。パラサーフィンはパラリンピックにおいて、同じようにポジティブで永続的な影響を与える可能性を秘めています。パラサーフィンは、環境や持続可能性との強い結びつきがあり、次世代の人々の共感を呼ぶスポーツです。

ISAのミッションは “A Better World Through Surfing (サーフィンを通してより良い世界に) “の創造であり、パラサーフィンはこのミッションを体現化しています。私たちは、世界最高のパラサーフィンアスリートが最高レベルで競い合い、海の中で何が可能なのか、未来の世代にインスピレーションを与えるプラットフォームを作り上げてきました。

今回の機会はサーフィンによる治療効果や人生を変える効果を世界中に広める為の、無限の可能性を開くものになります。パラサーフィンがパラスポーツの最高峰であるパラリンピックのプログラムに組み込まれたことで、世界中で享受している素晴らしい影響の波が更に広がることでしょう。LA 2028という最高のパラリンピックの舞台で、世界レベルのハイパフォーマンスなアスリートたちが活躍する姿を見ることができたら、本当に素晴らしいことだと思います。」

クライミングとサーフィンの2つの競技について、ロサンゼルス大会の組織委員会が検討した上でIPCに推薦すれば、年内の理事会で承認の最終決定がされる。



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