ジャック・ロビンソンが9.43ptをスコア！CT最終戦『タヒチプロ』2日目

Jack Robinson Photo WSL/Beatriz Ryder

ワールド・サーフ・リーグ（WSL）2022年チャンピオンシップ・ツアー（CT）の第10戦「Outerknown Tahiti Pro」は、風向きの変化やコンディション悪化でイベントがオンホールドするなるなど、オン・オフの激しい一日となった。しかしスコールの合間でチョープーは覚醒し始め、5〜6フィートオーバーのソリッドな波もブレイク。ウィメンズの敗者復活（エリミネーション・ラウンド）とメンズのオープニングラウンドの最初の3ヒートが開催。素晴らしいチューブライドが提供されたが、明日はサイズ、形もエクセレントな波になると予報されている。

ジャック・ロビンソンが9.43ptをスコア

現在世界ランキング2位のジャック・ロビンソン（AUS）（23歳）はOuterknown Tahiti Proに初参戦するが、Teahupo’oと長い間親交があり、注目選手の1人となっている。この相性の良さは、牙を剥き始めたチョープーのオープニングラウンドで発揮。完璧なバレルに大きくドロップし、ほぼ完璧な9.43ptをスコア。ヒートトータル16.26ptをマークし、元CTでワイルドカードのミシェル・ボレーズ（FRA）とナット・ヤング（USA）を抑えての快勝となった。Round16に進んだことで、ロビンソンはWSLファイナル5の2位を確定させ、ここで優勝すればトレッスルズでトップシードの座を手に入れることになる。

ジャック・ロビンソン「あんなにドロップしたのは久しぶりだよ。多分、今年のパイプ・イベント以来だと思う。今日はオン・オフの繰り返しで、風が落ち着くのを待つという判断は良かったと思う。しばらくこのリーフでやっていなかったから、戻ってこれて本当に良かったよ。」

▼9.43pt、6.83pt映像

ローカルのカウリ・ヴァーストのスイッチスタンス・バレル

Teahupo’oのバレルで最も多くの時間を過ごしてきたローカル・トライアル勝者のカウリ・ヴァースト （FRA）。なんとスイッチスタンスでバレルをメイク！バロン・マミヤ（HAW）とイーサン・ユーイング（AUS）に勝利した。

カウリ・ヴァースト「あのヒートに向けては、かなり自信があったんだ。波が風と共に良くなっているのが分かって、自分がするべきことも明確になった。3つ、4つと連続で波に乗り、バレルでより長くストール出来るようにスイッチスタンスもやってみた。次のラウンドでは今回の経験を味わいながら楽しんでサーフィンしたいね。」

オープニングラウンド結果

ステファニー・ギルモアとウェストン・ウェッブがWSLファイナル5入り決定

エリミネーションラウンドのヒート2において、 現在世界ランキング5位のブリッサ・ヘネシー （CRI）は、巨大なチョープーの波でバレルをメイクし、シングルハイエストスコア 7.00ptスコア。クオーターファイナル進出を決めた。2022年CTルーキーのガブリエラ・ブライアン（HAW）は、この敗退でリップ・カールWSLファイナルへのレースから脱落。世界ランキング5位のヘネシーは次のラウンドで世界ランキング6位のレイキー・ピーターソンと対戦するが、これでRip Curl WSL Finalsへの出場権が全て決定する。

ブリッサ・ヘネシー 「16年ぶりに開催（女子の試合）されたこのチョープーイベントに参加できて光栄だわ。16年前にここにいた女性たちが、我々の為に道を切り開いてくれたことは本当に刺激的。本当はもっと深いところに行けたかもしれないと思っている。地元のみんなは、クローズアウトでテイクオフするような感覚が必要だと言っていたけど、それは本当で、もっと頻繁にチャレンジする必要があるわ。」

本日の敗者復活ラウンド

1人のトップ5候補、世界ランク6位のレイキー・ピーターソン（USA）は、エリミネーションラウンドでタイラー・ライト （AUS）に勝利し可能性を残した。これでタイラー・ライトはファイナル5争いから脱落。またニコルズ、ブライアン、ライトがWSLファイナル5の候補から外れた為、7度の世界チャンピオンであるステファニー・ギルモア（AUS）は、記録破りの8度目のワールド・タイトルを狙うトレッスルズのスポットを確定させた。

次のクオーターフィナル

ハイライト

WSL公式HP
https://www.worldsurfleague.com