和井田理央が2連覇!CS世界ランク1位に。CS第3戦バリトプロ最終日
ライター: WAVAL
[From L-R] Macy Callaghan (AUS), Molly Picklum (AUS), Rio Waida (IDN) and Gatien Delahaye (FRA), Photo WSL/PierreTostee
WSL CS(チャレンジャーシリーズ)第3戦『Ballito Pro Presented By O’Neill』の最終日が、南アフリカのバザーズビーチの3~4フィートの波で開催。和井田理央(IDN)とモリー・ピックラム(Molly Picklum)が優勝を飾った。
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和井田理央 エクセレント8.00pt Photo WSL/PierreTostee
和井田理央 CS2連覇 Photo WSL/AlanvanGysen
Photo WSL/PierreTostee
和井田理央が2連覇。インドネシア人初のCTクオリファイ確実視
ファイナルで和井田理央は、フランスのガティエン・デラハイエ(Gatien Delahaye)と対戦。和井田理央は、開始早々エアリアルを絡めたコンビネーションで7.50pt、その後チューブライドで5.17ptをスコアし、序盤から相手をコンボに追い込みプレッシャーをかける。その後ガティエンも15分あたりからリズムを掴みだし追い上げるが後半、和井田がスピードと高さをつけたテールハイ・エアリバースの1マニューバーでエクセレント8.00ptをスコア。合計12本もの波に乗った和井田が勢いそのままに優勝。CS2連覇を成し遂げた。
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ファイナル ダイジェスト
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和井田理央「CSで連勝できたなんて、信じられないよ。バリトはとても美しい場所で、人々はとても親切。皆のサポートに本当に感謝していますし、またこのような形で戻ってこられたらと思います。」
「インドネシアを代表するサーファーになれて本当に嬉しい。チャンピオンシップ・ツアーに参加できるサーファーが今までいなかったから、自分が出場することで、インドネシアにいる全てのサーファーが参加できることを証明したい。このために一生懸命やってきたから、早く帰ってみんなに会いたいです。」
バリ島出身のダイナミックなレギュラーフッターは、前回のCSシドニーと今日のバリトで連勝し、また途中のQSでの優勝を果たし(和井田理央が優勝!弟の龍貴が5位 QS1,000『Vans Bali Pro』)、先日のQuiksilver Pro G-LandでCT出場するなど、ここ最近絶好調。CSランキング1位となり既に20,000ポイントを超え、来年のCTへの出場が確実視されている。
和井田理央はキアヌ・アシグ(ハワイ)、デラハイエはレオナルド・フィオラバンティ(イタリア)をそれぞれセミファイナルで破っている。アシングはチャレンジャーシリーズ初出場で、ランキングを18位に押し上げる大活躍。フィオラバンティは2位で第4戦に臨む。
モリー・ピックラムが大逆転優勝
ファイナルはオーストラリア同士の対戦となり、元CTサーファーのメイシー・カラハン(Macy Callaghan )(AUS)と対戦したのは、CTルーキーのモリー・ピックラム(Molly Picklum)(AUS)。
鍵となったのは残り時間4分、優先権を持たず僅差で劣勢となっていたピクラムは、プレッシャーをかけてきていたメイシーにクローズアウト・レフトに行く素振りを見せて相手をパドル誘導。上手く優先権を取ってルーキーがヒート逆転の最後のチャンスを得ることに。そしてモリーは残り1分20秒で乗ったバックサイド2発で6.57ptをスコアし、大逆転優勝。これでCSランキングを2つ上げ、2位にランクアップした。
モリー・ピックラム「とても良い気分。このイベントではプロセスを楽しもうとした。マンリーでは楽しもうと思ったけど、ここでは自分のサーフィンに身を任せて、凄くハッピーな気持ちで臨めたわ。メイシーには脱帽です。彼女はヒート中ずっとプレッシャーをかけてきて、チャンスを見つけることが出来なかった。私たちは同じ町の出身だから、このような優勝は本当に特別なことなのです。」
QSで3度の優勝経験を持ち、CTルーキーイヤーはミッドイヤーカットでCT落ちした若手サーファーは、来シーズンのCT参戦を目指し、大きなモチベーションを持ってCSに臨んだ。ゴールドコーストで準優勝、シドニーで17位、そして今回のバリトでの優勝で、ピクラムは世界ランキング4位から2位へと順位を上げた。
CSランキング。脇田泰地 31位、稲葉玲王 33位にランクアップ
和井田理央はCSランキング2位から、独走の1位へランクアップ!9位でフィニッシュした脇田泰地が31位、稲葉玲王が33位にランクアップ。最終的には8戦中ベスト5のポイントをカウントされる。
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