グリフィン・コラピントとステファニー・ギルモアが優勝!CT第7戦エルサルバドル最終日
ライター: WAVAL
Photo by Pat Nolan/WSL
・ギルモアがCT33勝目で自己記録を更新し、再び歴史に名を刻む
・グリフィン・コラピントがフィリペ・トレドの完璧に近い演技を抑えてCT2勝目を飾る
・トレドとムーアが世界ランキングの上位をキープ
ステファニー・ギルモア(AUS)とグリフィン・コラピント(USA)が、WSL 2022 CTの Surf City El Salvador Pro Presented by Coronaで優勝を果たした。この大会はプンタ・ロカと呼ばれる有名なライトのポイントブレイクで開催され、最終日は3~5フィートの波でセミファイナルとファイナルを終了した。今日の勝利で、ギルモアとコラピントは共にRip Curl WSL Finals 5進出が決定。7×ワールド・チャンピオンのギルモアの勝利は、彼女の33回目のCT勝利となり、彼女自身のウィメンズCT最多勝利記録を更新した。
グリフィン・コラピントがキャリア2度目のCT優勝
Griffin Colapinto© WSL / Nolan
グリフィン・コラピント(USA)は、2022年のCTで2度目の優勝を果たし、プロサーフィンキャリアの中で最高の年を確固たるものにした。コラピントはファイナルでヒート終了間際にその存在感は頂点に達し、世界No.1のフィリペ・トレドを打ち破った。
グリフィン・コラピント「同点に追いつかれた時は、本当に困惑したよ。このままでは終われない、何とかしなければと思ったし、逆転できて最高だよ。フィリペ・トレドとは何度か対戦していて、Gランドでは負けたので、ここでまた対戦できるのは嬉しいけど、彼はとても良いサーフィンをしていた。あの9.57ptはフィリッペらしいと思った。このファイナルはポルトガルよりも調子が良かったよ。」
メンズファイナルのコラピントとトレドの一騎打ちは、終始プンタ・ロカを沸かせた。トレドは、ほぼパーフェクトに近い9.57ptをマークしてスタート直後からプレッシャーをかけ、コラピントもそれに応えて9.00ptをスコア。その後バックアップスコアのバトルが展開され、トレドは6.43ptをスコアし、コラピントは7.00ptで再び応戦し同点となり、シングルウェーブスコアが高いトレドに軍配が上がった。しかし残り3分、実力の全てを投じてエアーを2発決めエクセレントな8.00ptをスコア。キャリア2回目のCT優勝を果たした。
コラピントは、昨年僅差で出場を逃した、地元サンクレメンテで開催されるリップカールWSLファイナルに照準を合わせている。今回の勝利で、ブラジルのサケレマで開催されるOi Rio Proを前に、23歳の彼はワールドNo.3へとジャンプアップした。
フィリペ・トレドが世界ランキング上位をキープ
敗退にもかかわらず、トレドはイエロージャージと世界ランキング首位を維持し、母国ブラジルで開催される次の大会に臨むことになった。Oi Rio Proで3度の優勝経験を持つトレドは、優勝候補の1人として参戦し、ブラジルのファンも大会期間中、間違いなく彼を応援することでしょう。
トレド「ここでの全てのサポートと愛に感謝します。今は最高の気分だよ。今のポジションでも謙虚でいたい。今年はとても楽しい1年だった。ブラジルに戻って充電し、また優勝を狙うのは良い気分。やるべきことは沢山あるけれど、今のところ順調だよ。そして家族に感謝。お母さん、誕生日おめでとう。」
ギルモアは再び歴史を作り、33回目のCT勝利で自身の記録を塗り替えた
Stephanie Gilmore © WSL / Nolan
ステファニー・ギルモアは、ファイナルでレイキー・ピーターソン(USA)、セミファイナルでキャロライン・マークス(USA)、クオーターファイナルでイザベラ・ニコルズ(AUS)を破り、CT33勝目を達成。7度の世界チャンピオンに輝いた、ライトのポイントブレイクを得意とするギルモアは、イベントを通して素晴らしいサーフィンを披露した。ギルモアは、世界ランキングを7位から3位にランクアップさせ、WSLファイナル5に進出決定。8度目のワールドタイトルへ向け再び軌道に乗せた。
ステファニー・ギルモア「キャロライン・マークスに勝利してからは、超自信があったし、できると思った。レイキー・ピーターソンは素晴らしいサーファーなので、タフなファイナルになる事は分かっていたので、最高な気分。勝つことが好きだし、このスポーツが好き。旅にも行けるし、楽しい波にも乗れる。最高! また世界タイトルを取りたいけど、道のりは長いよ。でもこれこそ素晴らしい経験で、この場にいれることが出来て本当に幸せです。」
ファイナルでは、ギルモアの忍耐力がベスト・ピーターソンとの差を証明した。ファイナルはスロースタートでしたが、ピーターソンは6.67ptをスコアし先制。その後、ギルモアは10分以内に7.33ptをスコア。ギルモアはファイナル終了間際に5.67ptをマークし、ピーターソンのバックアップスコア4.00ptを上回り優勝を果たした。
世界ランキングTop10
最終日ハイライト
次のブラジル戦のウェイティングピリオドは2022年6月23~30日となっています。
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この記事を書いたライター
WAVAL
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