五十嵐カノアがビッグスウェルで9.77ptをスコアしベスト8進出!CT第2戦『ハーレープロサンセットビーチ』2日目
ライター: WAVAL
五十嵐カノア Photo by Tony Heff/WSL
五十嵐カノアがハイエスト・シングルスコア9.77ptをマーク
WSL CT第2戦『2022 Hurley Pro Sunset Beach』の2日目が昨日に続き8〜15フィートのビッグサイズでハワイ オアフ島サンセットビーチで開催。ケリー・スレーター、ジョンジョン・フローレンス、イタロ・フェレイラなどトップ選手が敗れる波乱の一日。その中でも五十嵐カノアは安定感のあるライディングと試合運びで好調をキープ。
五十嵐カノアはRound of 32でマウイ出身、CTルーキーのイーマイカラニ・デヴォルト(Imaikalani deVault)(HAW)と対戦。CTルーキーながらも昨日のハイエスト・シングルスコア8.93ptを出している強豪。しかしカノアは安定してミドルレンジのポイントながらも終始リードを保ち試合を支配。安定感と貫禄の勝利。
Round of 16では、ベテランCT、ブラジルのJadson Andre(ジャドソン・アンドレ)と対戦。五十嵐カノアは開始早々から6.33ptを出しその後もバックアップを積み上げ終始リード。後半にセットを掴み綺麗なレールワークから力強いカーヴィング、そしてレイバックから最後はチューブのコンビネーションでダメ押しとなる9.77ptを出し勝利。昨日のハイエスト・シングルスコア15.33ptに続き、今日までのハイエスト・シングルスコア9.77ptを出し絶好調をキープ。
大会2日目 ハイライト映像
ケリー・スレーターがインターフェアで敗退
イエロージャージのケリー・スレーターはRound3で、リプレイスメント出場のマシュー・マギリヴリーと対戦。別ヒートと同時進行で試合を行うオーバーラッピング方式で進行。ケリーは優先権を持つ、先に試合を行っていた別ヒートのジョンジョン・フローレンスにインターフェアを行ってしまい戦意喪失。早い段階で9.ooptを出していたマシュー・マギリヴリーにプレッシャーを感じていたケリー。
ケリー・スレーター「ボトムターンをする時に、 『しまった。私はジョンジョンのラインの下にいる』と思った。 その瞬間、頭の中でこのシナリオを解決しようとした。彼がテイクオフする前にホワイトウォーターが私のラインを消すだろうと考えたんだ。もう1つの選択肢は、ホワイトウォーターに飛び込むことだったけど、流れたサーフボードがジョンに当たるあるかもしれないと思った。前者を選んだ結果インターフェアとなった。マシュー・マギリヴリーはその時点で既に9.00ptを持っていて、私にとってはヒートが始まる前に試合は終わってしまったんだ。」
「ツアーには良い時と悪い時がある。先週は最高のイベントだったけど、昨日の予選ラウンドはかろうじて逃れた感じだったし、サンセットでパフォーマンスを出せなかった。正直、私はサンセットが好きじゃ無い。私はここの波を尊重していないけど、ここの波も私を尊重していないんだ。」
イーサン・ユーイングの大逆転勝利
フィリペ・トレドを破ったオーストラリアのイーサン・ユーイング(Ethan Ewing)。ラスト約1分に、形の良いミドルレンジの波をつかみ大逆転!力強く綺麗なラインを描き9.67ptを土壇場で叩き出した。
五十嵐カノアはベスト8 に進出し次はビッグバレルを得意とする強豪のジャック・ロビンソンとの対戦。QFではトップCTサーファーは敗退し、若手中心となっています。
結果詳細は以下WSL公式HPよりどうぞ
https://www.worldsurfleague.com/
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