松田詩野「辛い経験をして自分の課題が明確に。それに取り組める事にワクワクしている」
ライター: WAVAL
東京オリンピック2020サーフィン競技の条件付き代表権を早々に獲得したものの、代表入りを逃し悔しい思いをした松田詩野(まつだしの)(19)。しかしその経験をバネに努力した結果、 その後のCS(チャレンジャー・シリーズ)では見事に日本人女子 最高位17位という結果を残した(関連記事:日本人ハーフ16歳ベティルー・サクラ・ジョンソンが初優勝!CS最終戦ハレイワ・チャレンジャー最終日 ハイライト映像)。12/27 に記者会見が開催され、辛い経験から得た事やこれからの目標についてコメントしてくれた。
松田詩野 記者会見
松田詩野 @BILLABONG STORE 湘南
辛い経験をして、自分に必要な事が明確になった。今後の目標の強い原動力に
「今年はすごく苦しい時もありましたが、今までに無いような、長くも感じた濃厚な1年でした。当時はサーフィンだけに集中していましたが、結果が出ずオリンピックに出れなくて、とても悔しくて辛かったです。でもその経験があったからこそ自分に必要な事が明確になりました。これからの目標の強い原動力に変わったんです。」
サポートしてくれる人がいる事は、当たり前な事ではない
「応援してくださっていた人達の期待に応えられ無かった事が一番悔しかった。でもそれでも応援してくれる人の有難みを実感できて良かったです。「まだ次があるよ!」って言葉に救われました。今回の苦い経験から、オリンピックやCTに向けて同じ練習量だと駄目だなと感じましたが、次の目標に一緒に向かってくれる家族やスポンサーが私にはいたんです。サポートしてくれる人達がいるって、当たり前な事じゃないんだなって。」
スピードとパワーサーフィンを強化したい
「サーフィン世界最高峰のCT(チャンピオンシップツアー)に行く為の試合、CS(チャレンジャー・シリーズ)では、サイズがあってパワーのある波が多く、それに対応できる体力や体感などをトレーニングで強化してきました。これからもスピードとパワーサーフィンを強化したいです。必要な事も明確なので、取り組んでることにワクワクしています。そこに向かって1つ1つ確実に練習を積み重ねて自信を付けたい。来年が楽しみです。」
CSをまわりCTに入りたい気持ちも強くなった
「CSをまわってサーフィン世界最高峰のCT(チャンピオンシップツアー)に入りたい気持ちも一層強くなり、また行けるっていう感触をつかめました。今年のCSハワイ最終戦で、海で一緒に練習してた海外の子がクオリファイしました。自分もその子と同じようなサーフィンできていたので「自分もCT行けるな。」という自信に繋がりました。」
▼トレーニングの成果は確実に結果に出ている(関連記事:松田詩野がアリッサ・スペンサーに大逆転勝利!ベスト8進出!CS第2戦ポルトガル エリセイラ)
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有酸素や体感トレーニングをスケジュール
「パワーのある海外の波で戦える体力とパワーを付ける為、有酸素や体感トレーニングをスケジュールしてやっています。以前は波が良い時はサーフィンだけだったけど、トレーニングをフルやってからのサーフィンに変わりました。例えば有酸素トレーニングでは、ランニングやインターバル系のダッシュなどを行っています。これから更に良い変化がでてくると思います。」
サーフィンも男女平等に
「サーフィンも男女平等になってきて、女子も大きな波で試合する流れになってきているので、尚更今後はパワーを付けないといけないですね。また女性のサーファーもこれからもっと増えてくれたら嬉しい。サーフィンは楽しいスポーツだからもっと、その楽しさをSNSなどでも伝えて行きたいです。」
尊敬するカリッサ・ムーア
「ワールドチャンピオン、ハワイのカリッサ・ムーアはどんな試合でもいつもベストパフォーマンスを狙っているんです。いつも全力を尽くそうとしているのがまわりにも伝わってきて、とても尊敬しています。」
今回、そして次のオリンピックについて
「今回のオリンピックには出場できなかったけど、日本チームがメダルがとれて自分もとても嬉しかったです。次は金メダルをみんなで取りに行くという気持ちで戦えると思います。」
「2022年は自分に必要なものが明確なので、それに取り組めることにワクワクしている」
「来年の目標は、CSトップ5に入りCTクオリファイすること。その後はパリオリンピックで活躍したいです。2022年は自分に必要なものが明確で、それに取り組めることにワクワクしています。いい結果を伝えられる日を楽しに頑張るので応援宜しくお願い致します!」
目標に向かって頑張ったものの、思うように行かず悔しい経験をした。しかし前向きな精神力と実行力で、自分に必要な物を明確にして行動し、目標達成のイメージを明確にした松田詩野。無限の可能性を秘めた彼女の更なる活躍に注目です!
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この記事を書いたライター
WAVAL
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