サーフィンから学べた事。ウィズコロナでのサーフボード作り
ライター: shinji_dog
K.O Surf Designs 大竹勝也シェイプ
第1話:ラーメン屋での独立を志望していた僕が、サーフボードシェイパーになると決めた経緯
第2話:『海外生活の苦い思い出』オーストラリア マーガレットリバー編』
第3話:『種子島でのサバイバル生活』
第4話:サーフボードシェイパー大竹勝也『サーフィンから学べた事。ウィズコロナでのサーフボード作り』
真司 「サーフボード作りは誰から習ったの?」
勝也 「シェイプに関しては独学で、クラフトマンとして弟子入りして独立するまで面倒みてくれたのがBirds Surfboardsの児玉譲二さんです。海に落ちてる発泡スチロールのゴミを集めてサーフボードを作り、VISSLAのアップサイクルコンテストで世界2位になった人です」。今は使い終わってゴミになってしまう、マグロ用の発泡スチロールでフォームを開発してます。」
詳細は『アップサイクル企画』発泡スチロールサーフボードでのサーフィン動画
「また作り方を習ったというか、その人の板に乗って習ったこともあります。去年の台風19号の時、葉山のビックウェーブスポットで、カリフォルニアサーフショップのアッキーさんが削った6.8″”のフィッシュのツインフィンを試しました。ビックウェーブでフィッシュのツインフィン?と思い、正直不安だったんですけどかなりワークしてくれましたね。この日からフィッシュの可能性を追っかけたくなりました。」
「大きな工場で働いたことのなかったですが、知人の紹介でハワイでサーフボードファクトリーをやっている藤村アツシ君の工場でサーフボードの製造を学びました。プロサーファーの藤村アツシ君はサーフィン知識を沢山持っていました。そんな彼とサーフボードやサーフィンについて沢山の議論をして、今まで分からなかった事や新しい発見など多くの事を彼から学びましたね。
K.O Surf Designs 大竹勝也シェイプ
真司 「サーフィンから学べる事って沢山あるよね。自身もサーフィンに様々な面で成長させてもらった。若い頃のエナジーって今思うと限りないよね。それと今後、ウィズコロナでのサーフィンがテーマだけど、この自己隔離の間にしていたことは?」
勝也 「コロナ問題は社会現象になり世間では自粛モードになっていました。僕はその間、腕が錆びないように毎日サーフボードを触るようにしていましたね。やっぱり1ヵ月ぐらいサーフィンしないとその生活に慣れてきちゃって、みんな波に乗っている時の光景や感動を忘れてしまいがちになる。そうなると海との距離も離れていってしまう人もいると思うんです。」
「でもやっぱり波乗りって最高じゃないですか。僕がこれからしていきたい事は、そんな人たちがまた海に行ってサーフィンをした時に、また海に行きたくなる様なサーフボードを作っていきたいと思ってます。」
最終話(第5話)へ続く
最終話:破壊力と影響力がありすぎる映画だった『エンドレスサマー』
Writer 水野真司 @shinji_dog
Surfboard shaper 大竹勝也 @k.o_surf_designs
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この記事を書いたライター
shinji_dog
オーストラリア、インドネシア、フィジーを旅をし、ニュージーランド北島にあるマウントマウンガヌイに移住する。永住権を取得しサーフィンライフを通してここマウントマウンガヌイをベースにニュージーランドの魅力を伝えていけたらと思います。 ニュージーランドでの日常をこちらインスタグラムにアップしていますので 是非フォロー宜しくお願い致します!!→@shinji_dog
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