社会人アスリートサーファー石川拳大の想い 後編 -『OCEANTREE』本編映像

石川拳大×アライア＠ワテゴスビーチ Photo@knt73crib

サーフィンで世界を回りながら社会人アスリートとして映画制作や環境活動など、サーファーとしての新たな道を切り開き、幅広く活躍する石川拳大(いしかわ けんた)。前編（社会人アスリートサーファー石川拳大の想い 前編 – アライアサーフィン映像）に続き、後編ではサーフィンやアライアについてと、「自然や社会に向き合うことの大切さ」をテーマにした映画『OCEANTREE』の本編をご紹介します。

K：石川拳大

5.サーフィンは好きに楽しくやればいい

K：「波が小さくても悪くても、その状況でいかに楽しく乗ればいいのかなと思います。笑顔でサーフィンして、パーティーウェイブして、フィンレスでクルクルまわってもいいし、好きに楽しくやればいい。よりサーフィンが解放的になればいいなと思います。」

6.サーフィンを10倍楽しくしてくれたアライア

K：「板はショートボードが多く、波に合わせてチョイスしています。88などの長めのスポンジボードや、ツインフィンによく乗ります。アライアも好きですがその1番の良さは一枚板でシンプルで何も気にするとこが無いこと。僕はサーフィンの板って何でもいいなと思っていて、ボディサーフィンもしたけど立ちたくて、最終的にはアライアに辿り着きました。」

K：「アライアは難しくて、波に飲まれたり、溺れかけたりしますが、それがサーフィン始めた時の心をよみがえらせてくれるんです。アライアで波に乗っている時の景色って、木が見えて海水が見えて、木と海ってこんなにマッチングするんだなって思う。海と一体化する感じは最高です。木製なので山から来てるっていうのも良くて、海と山は離れてるけど、ここで繋がるんだって思うとまた凄いですね。」

7.アライアの乗り心地と乗り方

K：「アライアに乗るコツですが、僕は自然と乗れてしまったので基本よくわかりません。笑　アライアは難しくてパドルも出来ないという人もいます。何もしてないと沈みますが、パドルしてると浮いてくるんです。だから波待ちが一番辛くて、常に沈んでいて圧迫されている感じがしますね。でもアライアに乗れるようになれば何でも楽しくなる。引き出しが増え、他の板の楽しみが更に広がる。フィンレスもソフトボードも何でも楽しくなりますよ！」

石川拳大×アライア＠ワテゴスビーチ Photo@knt73crib

8.幸せな時間

K：「海にいる時が幸せな時間で、あと最近は子供といるときですね。オーストラリアで7年前に知り合った奥さんと、大学卒業してすぐに結婚しました。今24歳で子供もいます。ちなみに兄は26歳で3人も子供がいます。両親も結婚は早かったんです。実家に帰ると子供だらけです。笑」

9.海の寺子屋

K：「昨年は自然環境保護をテーマとした映画『OCEANTREE』を仲間と作りました。今年は辻堂でSFJ(サーフライダー・ファウンデーション)の場所を借りて海の寺子屋をリノベーションして作っているところです。アナログで実際に人と会って話すことも大事。そこで自然環境保護の活動や、サーフィンが教育にどう通ずるのかを伝える機会を作って行きたいです。」

『OCEANTREE』

以下、間伐材を再利用したサーフボードやアライア作りを通じ「自然や社会に向き合うことの大切さ」をテーマにした映画『OCEANTREE』。クラウドファンディングで多くの方と共に作り上げ話題となった。こちらは本編となり24分ありますのでお時間ある時にでも是非お楽しみ下さい！

石川拳大 オフィシャルHP：kentaishikawa.com