SUP界のパイオニア『キャスパー・ステインファス』デンマークからノルウェーの海146kmをSUPで横断
ライター: BEACHIE
SUP界のパイオニア『キャスパー・ステインファス』
SUPの選手ってどのくらいご存知でしょうか?カイ・レニー、ケニー・金子etc…。サーフィンやアウトリガーカヌーなど様々なオーシャンアスリートがSUPに転向するケースも多いのですが、私がSUPに魅了されたきっかけとなったのは、デンマーク出身のSUP選手キャスパー・ステインファス(Casper Steinfath)。
2017年5月大会で彼が来日した際に、しなやかなレーススタイルと、遊び心溢れるキャラクターの虜となってしまいました。1993年10月5日生まれの25歳、デンマーク北部のクリトモエラーKlitmøller在住(“Cold Hawaii”ともいわれる、北欧では珍しいサーフスポットです)。
レースはもちろんのこと、昨年公開のT-REX Foilサーフィン動画を発表したり、今年1月には日本でFoilとスキーを楽しむなど、常に新たな話題を提供しています。
デンマークからノルウェーの海146kmをSUPで横断
SUPだけに留まらず、エクストリーム、そしてエンターテイメント性溢れる彼の個性は、SUP界のイノベーターと呼ぶにふさわしいCasper!そんな彼のあくなき挑戦を伝える映画が、5月3日にデンマークのThe Cold Howaii Surf & Film Festivalで公開されました。『SKAGERRAK』トレーラーはこちら。
映画のタイトルである『SKAGERRAK』とはユトランド半島とスカンジナビア半島との間にあるスカゲラク海峡の意。その名の通り、デンマークからノルウェーの146kmの海をSUPで横断した、という無謀な挑戦を追ったムービー。実は、2017年冬に一度挑戦しており、16時間のパドル、ゴールまであと12Kmというところで、疲労から足を故障し、断念した過去があります。
・デンマークからSUPで海を渡ってノルウェーへ
1年の時を経て、またも極寒の真冬に再挑戦し、約146km, 18時間26分のパドルで成功させます。この映画はただの達成を祝うものではなく、挫折、再挑戦、夢を現実のものにしたCasperのポートレートであり、それを支えた兄弟、家族、友情を映し出すも。そしてCasperというアスリートに、イノベーションスピリット、独立心、を育み、逆境と孤独を克服させたデンマークの景色。
SUPで地平線を目指すように・・・『SKAGERRAK』は、すべての人の夢、希望、望みに大きな力とインスピレーションを与える作品です。「どんなワールドタイトルより意味がある」とCasper自身が語ったこの作品は、5月7日コペンハーゲンでの公開後は、5月20日にドイツの各都市で上映。アジア・日本での公開は未定とのことですが、ご興味ある方は是非わたくし、BEACHIEまでご連絡ください!
なお、横断の挑戦後、Kickstarter(クリエイターのクラウドファンディングのプラットフォーム)で資金調達を呼びかけ、編集・音楽など作品としての精度を上げることに成功。私も参加させていただきましたが、ファンとしてただ応援するだけでなく、こういった形でアスリートを支えることができたことは嬉しいです。SUPはまだまだマイナースポーツですから、こういった意味でもCasperのようなアスリートはパイオニアだと思うのです!
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キャスパー・ステインファスCasper Steinfathの情報はこちら
Facebook:@Caspersteinfath
Youtube:youtube.com/channel
Instagram:@cj_steinfath
彼の最初の映画、『Standing on water』
http://standingonwaterfilm.com/
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この記事を書いたライター
BEACHIE
湘南生まれ。海の近くに生まれたものの、海嫌い・・・大人になり、SUPとの出会いで、今では、何よりも海とSUPが好き。自身でもファンレースを楽しむと共に、海外SUPレーサーマニア。SUPの楽しみ方、カルチャー、そして国内外のレース、海外選手の魅力など、お伝えできればと思います!
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