初心者から上級者までビクトリア州トーキー周辺の3つのおすすめサーフポイント
ライター: Shirow
オーストラリア ビクトリア州 ベルズビーチ
『オーストラリア ビクトリア州トーキー周辺』実力に合わせた3つのおすすめサーフポイント
前回からの続き(オーストラリア ビクトリア州 最大のサーフタウン トーキー周辺のサーフィン事情)となります。今回ご紹介するトーキー周辺の3つのサーフポイントは全て南東向きで北西の風が良く、東風の時はよろしくありません。以下全て1キロ以内にあるポイントとなります。最後に記載しています、自然と海を愛する人々が暮らすオーストラリアの地でサーフィンする際の注意事項も合わせてご確認下さい。
1.トーキーメインビーチ&リーフ
・初心者から上級者まで
初心者から上級者まで楽しめるメジャーポイントのトーキー(Torquay)メインビーチ。少し厚めですがライトハンドに割れていく波はロングボード、初心者〜中級者のテイクオフ練習には最適です。アウトから乗れば100メートルくらいロングライドできる時もあり。
トーキーのメインビーチの奥にはリーフポイントもあり、こちら上級者向けのリーフブレイクはいつも空いていて、サイズが上がるとバレルも入ってきます。ロータイドが合います。
2.ジャン・ジャック
・中級者以上
ビーチブレイクメインになりますが、トーキーよりワンサイズ以上大きめでパワーも段違いのジャン・ジャック(Jan Juc)。左右に割れるのでグーフィーの方も楽しめます。サイズがあって掘れた日はローカルのプロやセミプロも来ますので基本的に中級者以上、ショートボードがおすすめ。ジャンジャックの中の唯一のリーフブレイク、Bird Rockはバレルも発生します。浅くて中級者以上向け、ハイタイドが合います。
3.ベルズ・ビーチ&ウィンキー・ポップ
・上級者向け
WCTツアーのRip Curl Proが毎年行われる、ベルズ・ビーチ(Bells Beach)とウィンキー・ポップ(Winki Pop) はあまりにも有名です。この2つのポイントは隣接していて、ビーチアクセスの階段を右に降りるとベルズ、左に降りるとウィンキーになります。ジャン・ジャックの倍以上のサイズが入ってきます。先日行われた大会では、5 ☓overheadが入って来てました。両ポイントとも上級者向け。肩・頭ぐらいのサイズでもとんでもないパワーです。
Rip Curl Pro
ベルズ・ビーチ
ウィンキー・ポップ
・ゴミ、飲酒、喫煙、訪問時の注意事項
日本でサーフィンしてる方なら、海の上でのマナー的なことは心配ないかと思います。むしろ、おおらかなローカルに苛立つことがあるかもしれません。気を付けてもらいたいのはオージーにとってビーチは、マリンスポーツを楽しみ、純粋に自然を満喫する場所であり、誇るべき自然遺産であるということです。
オーストラリアのビーチは大げさではなく、ゴミ一つ落ちていません。なのでビーチでの飲酒、喫煙は罰金の対象になります。ビーチに限らずそれらは公共の場では禁止事項です。私も来たばかりの頃知らずに海上がりにプシュっとした瞬間にカウンシル(違反を取り締まり人)に注意され違反切符を切られました。この国の国民食ともいうべきBBQもビーチではもちろん禁止です。しかし、たいがいのビーチの駐車スペースには公園のBBQスペースがありますのでそこでみんな飲食しています。
いかがでしたでしょうか。私は去年既製品の4mmで冬を乗り切りました。日本の冬海に入っている方の装備であればストレスなく楽しめますので、是非一度オーストラリア南海岸へのサーフトリップをご検討ください。タイミングが合えば一緒に入りましょう。質問などは私のインスタグラムからお気軽にどうぞ。Instagram: @shirow_kazedama
次回は紹介した3つのポイントに東風が入ってしまった時と、強い南風が吹いた時のポイントを紹介したいと思います。冬は風さえ合えばいい波が入るポイントが必ずあるのも魅力の一つです。
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この記事を書いたライター
Shirow
オーストラリア、ビクトリア州に2012年から移住したツインフィンライダー。ビクトリア州南海岸を中心にオーストラリアのサーフポイントやカルチャーを伝えていきます。質問や相談などはお気軽にインスタグラムのメッセージからどうぞ!
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