オーストラリア ビクトリア州最大のサーフタウン『トーキー』周辺のサーフィン事情
ライター: Shirow
トーキー(Torquay)メインビーチ
【Index】
ビクトリア州最大のサーフタウン『トーキー』
1.ビクトリア州周辺のサーフスポットには日本人サーファーが少ない
2.日本人はなぜ南海岸を選ばないのか
3.パーフェクトな波が到来する時期
ビクトリア州最大のサーフタウントーキー
オーストラリア ビクトリア州最大のサーフタウントーキー(Torquay)。世界トップのサーフィンツアーWCTの会場となっているメジャースポットBells Beach(ベルズビーチ)もすぐ近く。そしてメジャーサーフブランドリップ・カールと、クイック・シルバーの1号店もトーキーにあります。クイック・シルバーは現在アメリカ企業ですが、元々はオーストラリアで生まれ、のちにアメリカに進出しているのです。
・トーキーからベルズビーチまでは約2~3km
・Rip Curl 本店 1号店
・Quick Silver 1号店(本店は現在アメリカ)
1.ビクトリア州周辺のサーフスポットには日本人サーファーが少ない
東海岸のヌーサ、ゴールドコースト、バイロンベイ、ボンダイに比べ、こちら南海岸ビクトリア州に来る日本人サーファーの数は圧倒的に少なく感じます。確かに東海岸は暖かくスタイリッシュで魅力的。それに比べ、南海岸は気候故かストイックなローカルサーファーが多く、頭以上の波がある日は曜日、天気に関係なく知った顔が必ず居ます。
メルボルンには多くの日本人観光客が訪れますが、メルボルンから車で90分のビーチであるに関わらず、日本人サーファーを見かけることはRip Curl ProのWCTイベント開催前後を除けばまれなのです。
2.日本人はなぜ南海岸を選ばないのか
海外にサーフトリップするなら波が良く、暖かいところに行きたいのがサーファーの基本的な行動概念。その基本的概念に照らし合わせると、南海岸は見事に目的地から外れてしまうのかもしれません。
南氷洋のうねりが強く影響する南海岸は、冬にサイズアップします。日本では夏なのにわざわざ南半球の寒い所を選ばないですよね。そしてビクトリア州の海水温は夏でもロングスプリング〜3mmフルあたりが必要。そしてなにより良いサイズの波が週を通して来ません。とわいえ腰波サイズはあるのでサーフは可能です!東海岸のヌーサフェスやバイロンベイフェスのようなサーフフェスが少なく、来るキッカケが少ないということもあるかもしれません。
3.パーフェクトな波が到来する時期
しかしながら実はここ、トーキー周辺はとても素晴らしいサーフスポットなのです。夏を除く中秋(4月中旬以降)から初夏(11月初旬)にかけてはセットでオーバーヘッド級がコンスタントに入り、特に6月下旬から8月中旬にかけての真冬はパーフェクトなコンペティション級の波が入る確率がグンとアップします。真冬と言っても私はここで雪を見たことないし、氷点下になるのもひと冬に数回で、日本の初春みたいなもの。夏の海水温は日本より冷たいですが、冬の海水温は比較的冷たくはありません。
そしてビジターサーファーはほぼ居なくなり、平日であればクリーンオーバーヘッドを独り占めということもあります。私は冬の間に確実にスキルアップして、オーバーヘッドの波で初めてリッピングを決めた時も真冬、あの時の感動は今でも忘れません。波が良くて偶然できたことも回数を重ねれば実力になります。
あと、もうちょっとサイズがあれば、あともう1回アクションできるフェイスがあれば、大自然の空いている場所でサーフィンしたいなど思い描いている方などは是非、冬のオーストラリア南海岸にサーフトリップに来てみてはいかがでしょうか。初級者から上級者まで楽しめる、オーストラリア ビクトリア州 トーキー周辺のおすすめサーフポイントはこちらよりどうぞ!→オーストラリア ビクトリア州 トーキー周辺の実力に合わせた3つのおすすめサーフポイント
オーストラリア ビクトリア州在住のわたくし、ShirowのInstagramはこちらからフォローを宜しくお願い致します!→ @shirow_kazedama
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この記事を書いたライター
Shirow
オーストラリア、ビクトリア州に2012年から移住したツインフィンライダー。ビクトリア州南海岸を中心にオーストラリアのサーフポイントやカルチャーを伝えていきます。質問や相談などはお気軽にインスタグラムのメッセージからどうぞ!
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