大原洋人が語る志田下サーフィン実情!海外サーフメディアから見た2020年オリンピック会場『志田下』
ライター: AKIKO
The gateway. Photo: Pedro Gomes
2020年8月にオリンピックサーフィンの会場となる千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(通称『志田下』)。日本のメディアでも最近よく取り上げられています。海外のサーフメディアは日本のサーフシーン、オリンピック会場をどのように見ているのか?今回は大原洋人プロが2020年オリンピック会場『志田下』について解説するという、海外の波情報サイトSurflineの記事をご紹介します。
大原洋人が語る”志田下”サーフィン実情
2020年のオリンピック開催に向けて日本のサーフシーンはかつてないほどに注目されている。実際は日本がオリンピック会場に決定する前から盛り上がっていたと言っても間違いではない。しかし世界的に見たらどうだろうか?はっきり言って、まだあまり認知されていない。今回はそんな流れを断ち切るべく、USオープン勝者の大原洋人選手に最大規模の試合会場となる『志田下』の実情を聞いた。
Hiroto Ohhara. All Photos: Pedro Gomes
・志田下がベストコンディションとなるサイズ、風とウネリの向き
「レギュラーフッターには南東ウネリと西北西の風がベストコンディション。南西の風はどんぴしゃのオフショアですがだいたいウネリを抑えすぎてしまいます。右側の方が左側より波が良い事が多いです。ベストサイズは頭オーバーからオーバーヘッド。それ以上のサイズになるとクローズアウトしてしまう事が多いです。」
・志田下の混雑具合
「頭オーバーのサイズになると初中級者のサーファーは入らないので空いています。常時30人くらいがちょうどいい人数だと思います。波が良い日は波を取るのが難しいかもしれません。プロサーファーも集まります。オリンピックが開催されると発表されてからは以前よりも混雑するようになりました。10年前からここでサーフィンしている顔ぶれに加えてグロム達(キッズサーファー)も入ってきています。志田下ローカル達がこのサーフポイントをしっかり見て管理していると思います。」
Ryota Matsushita. Photo: Pedro Gomes
・志田下レジェンドローカル
「蛸操氏、シェーパーで元プロサーファー。65歳ですが波が良い時は必ずライナップにいます。岩見天獅君、13歳の期待のサーファー。アメリカのNSSA(全米アマチュアサーフィン連盟)でも勝っています。」
・どんなサーフボードに乗るのがよいか?
「少し厚みのあるショートボードが良いです。波が厚くなりますがブレイクは速いので少し板にボリュームがあるとスピードがつきやすいです。それとマニューバーを入れるために板は長すぎない方がいいですね。」
・プロのお役立ち情報
「またブレイクは基本的に速いです。速いセクションを抜けてからのおいしいセクションを逃さないでください。走りすぎてしまうと波が厚くなります。」
・その他のアドバイス
「またもし右側で入るならレフトでなくライトの波を狙ってください。右側はライトの波が良いです。」
The gateway. Photo: Pedro Gomes
2020年のオリンピックまであと1年と数ヶ月。国内でも海外でも大注目の『志田下』。楽しみですね!
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この記事を書いたライター
AKIKO
酒とサーフィンとトリップをこよなく愛する二児の母&主婦。ママになってからの方がサーフィン熱が上がってます。センスも技術もないけど波運だけはあります。
・blog: https://ryoshiyome.com/
・Instagram: @akikoba5884
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