種子島出身プロサーファー『須田 那月』逆境を乗り越えて得たものとは

ライター: WAVAL

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須田 那月

1995年生まれ 種子島出身の若手女性プロサーファー須田 那月。バリ島で脱臼して肩を手術、半年ほどサーフィンが出来ず、昨年11月にサーフィン復帰。そして先日9月のJPSA#5大洗、怪我から復帰したばかりにも関わらず見違えるようなサーフィンで準優勝という好成績を残した。怪我をどう克服し逆境を乗り越え、サーフィン上達、好成績を残したのか話を伺いました。

W: WAVAL
S: 須田 那月プロ

イメージトレーニングの成果

W: 怪我から復帰してサーフスキルが向上していましたが上達の秘訣は何だったのでしょうか

S: 怪我でサーフィン出来なかった期間に行なっていたトレーニングの成果が出ました。またサーフィンしていない間はとても悔しい思いをして辛かったけれども、イメージトレーニングをしていて四六時中サーフィンの事しか考えていませんでした。復帰した時にイメージに体もついて来て、サーフボードも変わって様々な事が重なって、今までよりもサーフィンが上達したと言われる事が多くなりました。

痛みはまだ多少あるけどストレッチやマッサージで緩和して試合も出来るし、サーフィンも普通に出来る。復帰して1年目だけど、今年はJPSAでグランドチャンピオンを獲りたいです。怪我によってスポンサーも数社無くなり遠征費が厳しい状態で、海外遠征も回れないので今年はJPSAで結果を残したいんです。

W: JPSA大洗で勝てた要因は?

大洗は波が読めなくて苦手な場所ではあるんです。でも父や弟がポジショニングを細かくチェックしてくれたのが大きかったです。

・須田 那月 JPSA2018#5大洗 準決勝 エクセレント8.25Pライディング
by AbemaTV

 

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怪我をしてサーフィンがより好きになった

W: 怪我の前と後では何が変わりましたか?

S: サーフィンがより好きになったことが一番大きいですね。怪我するまで10年間コンペティターとしてやっていて少し疲れていたし、勝てなかった事も多かった。でも怪我をしてサーフィンの楽しさに気付きました。すると練習も楽しくなってスキルアップにも繋がったんです。

W: 自分のサーフィンで一番変わった事は?

S: トレーニングのおかげかもしれないけれど、板のコントロール性が上がった事です。今は波の良し悪しに限らず、したいライディングが出来て来ているんです。


腕には守り神でお気に入りのwhite buffaloのブレスが光る

W: 種子島は緩い雰囲気で波も良すぎるけど、コンペティターにとってはどうですか?

S: 種子島にはそういう雰囲気が確かにあって、人と波を奪い合うとか、試合とは真逆な雰囲気がありますね。そういった中でいかに自分を追い込む事が出来るかが大切だと思います。種子島はコンペサーフィンに理解がある島で、JPSAが開催されやっと誘致が出来て、しかもWグレードで。波も良いですし、更に島の雰囲気がよくなるのかなと思います。

W: 自分のサーフィンにおける今の課題は?

いかに男子サーファーに近づけるか。世界に挑戦したいので、コンテストスキルはもちろんサーフィンがうまくないと話にならないのでそこは意識しています。動画や男子サーファーのライディングをみて参考にさせていただいています。

W: 目標や夢、種子島戦に向けて

JPSA種子島は昨年初開催でしたが出れなくて悔しかったです。今回は応援してくれている人の前でいいサーフィンをして優勝をしたい。プレッシャーを感じつつもプレッシャーを楽しむくらいの勢いでやって行きたいと思います。将来的には小さい頃からの夢であるCTに入ってキャリアを作りたいです



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この記事を書いたライター

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