スノーボードW杯・日本が表彰台独占!平野歩夢が金、そして平昌五輪代表へ
ライター: Mg
男子スノーボードハーフパイプで2014年ソチ五輪銀メダリストの平野歩夢(ひらの・あゆむ)が、2017年12月21日、中国の張家口 密苑で行われたスノーボードW杯ハーフパイプ第3戦で、大技「フロントサイド・ダブルコーク1440」を決め97.75点の高得点で金メダルを獲得しました。ここで勢いのおさまらない日本勢、2位に片山来夢(かたやま・らいぶ)22歳、3位に戸塚優斗(とつか・ゆうと)16歳が続き、表彰台を独占しました。
4位に安藤南位登(あんどう・ないと)20歳、7位に平岡卓(ひらおか・たく)22歳。
今回、強豪の不参加もあったものの、優勝の平野は得意のルーティンが安定して快調です。固く獲った高得点、今後も大きく期待できます。なお平野は先立って10日に行われたアメリカのコロラド州、カッパ―マウンテンでのW杯ハーフパイプ第2戦でも2位のベン・ファーガソン、3位のショーン・ホワイトを引き離して優勝しており、連勝となっています。
スノーボードW杯ハイライト映像
結果の詳細はこちら(外部リンク):
男子▶W杯スノーボードハーフパイプ結果
男子・平野が優勝した第2戦▶W杯スノーボードハーフパイプ結果
「さりげなく勝つのは嫌」 平野歩夢が悲願の金
“メダルを目的にオリンピックに出るなら自分は攻めて周りを黙らせる滑りをするしかない。
さりげなく勝つのは嫌ですね。“
10月1日放送のNHK「サンデースポーツ」内でこう公言した平野、実は今年の3月の大会で失敗して、左膝の内側副じん帯損傷、腹部強打で肝臓に重傷を負う内臓へのダメージを受け、この大ケガにより、一時、選手生命が脅かされる事態となっています。
その後は療養中から痛みを堪えて徐々にスノーボードの世界に戻っていきますが、最高難度のフロントサイド・ダブルコーク1440(横4回転(360°×4=1440)×縦2回転)を成功させなければ世界の舞台での次なる勝利は考えられず、大ケガを負う原因となったこの技に再び挑んでいます。結果、自分の中にある不安や恐怖に大勝し、心身ともに完全なる復活を果たしました。いついかなるときも大舞台での勝利に集中している生き方が伝わります。
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女子も表彰台に。冨田せなが銀メダル
女子は冨田せな(とみた・せな)18歳が87点で2位、W杯で初の表彰台に。今井胡桃(いまい・くるみ)19歳が4位、大江光(おおえ・ひかる)22歳は5位。
結果の詳細は▶女子W杯スノーボードハーフパイプ結果*外部リンク
2018年平昌五輪スノーボード代表内定選手
22日、全日本スキー連盟より平昌五輪日本代表内定者が発表されました。平野は前日に優勝したばかりの疲れを見せず、勝利への意思表明をしています。
●アルペン女子
・竹内智香(たけうち・ともか)34歳
●スロープスタイル、ビッグエア女子
・鬼塚雅(おにつか・みやび)19歳
世界でも数人しかできない女子最高難度のバックサイドダブルコーク1080(横3回転×縦2回転)が切り札。本番では成しえておらず、期間まで、練習で成功したこの大技の精度をいかに上げるかが勝利の鍵となっています。優勝を狙っています。鬼塚は2017年、國母和宏とともにスノーボーダーオブザイヤーを受賞しました。五十嵐カノアと女子高生サーファー川合美乃里がサーファーオブザイヤー受賞!
・藤森由香(ふじもり・ゆか)31歳
●ハーフパイプ男子
・平野歩夢
●ハーフパイプ女子
・松本遥奈(まつもと・はるな)24歳
・大江光
・今井胡桃
・冨田せな
スノーボードの世界の舞台で日本の若手の健闘が目立ちます。活躍を応援していきましょう!
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この記事を書いたライター
Mg
海の街に暮らしています。 海をベースに、人と自然の交わるところで日常がより良くなるような情報を発信していきます。
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