ケリー・スレーターらが人命救助!ビッグウェイブサーファーがサーフィン中に事故

ライター: Mg

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ケリー・スレーターが人命救助・ビッグウェイブサーファーRussell Bierkeのサーフィン中の事故Photo by Russell Bierke

あわや大惨事のサーフィン中の事故で、ケリー・スレーターらの救助によって一命が取り留められました。救助されたのはRussell Bierke(ラッセル・ビアーク)。世界一恐ろしい波と言わるケープフィアでのビッグウェイブ・イベント、「レッドブル・ケープ・フィア」で、当時18歳ながら、2016年にこの大会を制したビッグウェイバーです。

事故の起こった場所はオーストラリアのポートキャンベルビーチ付近。同日となる4月19日にジョディ・スミスが初優勝を遂げたばかりのリップカールベルズビーチ 2017 Rip Curl Pro Bells Beachの会場より、西へ100マイルほど離れた場所。

ラッセルが、ケリー・スレーター(Kelly Slater)や、ビッグ・ウェイブ・サーファーロス・クラーク-ジョーンズ(Ross Clarke-Jones)トム・キャロル(Tom Carroll)、ライアン・ヒップウッド(Ryan Hipwood)らと15~18フィートほどの波でサーフィンをしているとき、事故は起こりました。

サーフボードがラッセルの頭にヒットしてそのまま意識不明に。顎近くの首を切り出血。ラッセルは海中から45秒間、浮き上がってきませんでした。この異変に気が付いた仲間のベン・セラーノ(Ben Serrano)がジェットスキーで岸まで運んで救助、ケリーが付き添っています。ラッセル本人は、波がきて気が付いたら岸にいたと、運ばれているときの状況については、まったく記憶がないそう。

Russell Bierke(ラッセル・ビアーク)
Photo: The Standard

このときは、波もあって天気も良く、気持ちよくサーフィンをして、昼食前、そろそろラス1と考えていたタイミングでの思い掛けないアクシデント。ラッセルは前述の通り、世界一恐ろしい波と言われるケープ・フィアのイベントを制し、ほかにも今回の波よりもっと大きな、ハワイ、アイルランド、またオーストラリア中の波に乗ってきたのにも関わらずの今回の出来ごとです。実力のあるサーファーでも、予測不能なことは起こり得ることで、わずかも油断がならないことをつくづく思わされます。

ケリー・スレーターらが迅速に対応したおかげで大事に至らなくて何よりでした。
ラッセルがいつも乗っているより小さな波で事故が起きたこと自体、変わったことでしたが、その後、そこで、ジェットスキーがそばにいたり、ライフセーバーがいたり、救命医がいたりしたことは偶然で、多くの幸運も重なっての生還。良くも悪くもすべてが「いつも通り」ではなく、巡りあわせの不思議を思わされる、何かが1つ噛み合わなければ最悪の事態も考えられた大変危険な状況でした。

・ケリーは以前、赤ちゃんを救出している:ケリー・スレーターが巨大な波から赤ちゃんと母を人命救助@ハワイ

ラッセルは周囲の助けでウォーナンブール・ベース病院に収容されたあと、現在、容体は安定しています。類い稀な才能でビッグウェイバーとしての注目を集めている19歳のラッセルにとって、今回のことが今後のサーフィンに対し、災い転じて福となせる経験であったと、いつか思える日がくることを願います。一刻も早い回復をお祈りします。

・リーシュチェックも忘れずに!▶︎サーフィン リーシュコードの劣化事故・選び方・交換時期・点検/保存方法

ラッセルのライディング動画:

記事参照元:
theinertia.com/surf/
standard.net.au/story/

"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

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この記事を書いたライター

Mg

海の街に暮らしています。 海をベースに、人と自然の交わるところで日常がより良くなるような情報を発信していきます。