ドローンを利用したシャークアタック対策と、未来のドローンの利用方法
ライター: nami
シャークアタック事故が年々増加し続けるオーストラリアのニューサウスウェールズ州は2015年だけで14件のサメによる事故がありました。そのシャークアタック防止策として高機能ドローンを開発し、上空からサメ探知する実験が開始されています。
海水浴客やサーファーなどのいるエリアまで接近してきているサメの存在をパトロール。今回使用される軍事用ドローン「Little Ripper」の大きさは2m弱ほどで、サメ警備用に改造しましたが1機25万ドル(約2800万円)程かかっているそう。もちろん実験が成功し、増産すればば価格は下がりますが..
主な機能としては、ドローン操縦者に赤外線を通したライブ映像が送られ、昼間だけでなく夜間パトロールも可能に。そしてドローンには救命ボート、AED、目印となるビーコンも搭載されております。飛行時間は2時間半、飛行距離は100キロほど可能となっています。
このサメ用ドローン施策がうまくいけば、来年には40機を投入するそう。失敗もあると思いますがいずれうまくいきそうな施策です。最終的に成功することを願います。
空撮以外でも広がるドローンの利用用途
日本では運用マナー欠如・事件・事故が問題視され、安全な飛行ガイドラインやドローン安全管理システムの開発が急がれている状況です。しかし世界では既にドローンの利用用途・使用方法は空撮のみにとどまらず、急速に広がりつつあります。
・ドローンの利用用途
1.農業(農薬散布や赤外線技術による病気などの調査)
2.食品、薬のデリバリー(感染症回避や、危険地帯まで配送)
3.スポーツ観戦(オリンピックもドローンで大迫力映像を!)
4.災害救助
5.自然環境リサーチ
6.不動産売買
7.犯罪事件解決
etc…
などなど。ドローンの使用方法は広がりつつあります。ドローンの使い道次第で今まで体験できなかったことや人命救助、人助けも可能になります!
日本でもサメが多く発見されるようになりました。早くシャークアタック対策用ドローンの実用化に向けて活用していきたいものですね。
今回開発されたシャークアタック対策用ドローンが撮影したものではありませんが、普通のドローンが空撮したサーファーの近くをさまようサメの映像をどうぞ。
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この記事を書いたライター
nami
スポーツ栄養士です。サーフィンを通じて健康な体に!
普段は千葉でロングボードに乗ってます。