エヴァン・ガイゼルマンがパイプで溺れかける危険なワイプアウト
ライター: ario
【救出劇動画】サーフィン ワイプアウトによる水難事故
2015年12月6日の朝、パイプラインでフリーサーフ中のエヴァン・ガイゼルマン(フロリダ出身、22歳)が、セカンドリーフからの巨大なバレルにチャージしたがメイク出来ずにワイプアウト。ボトムに頭をヒットして気を失い、水面に浮上できないままインパクトゾーンでセットの波を3発食らうという事故に見舞われた。
各サーフィンメディアのリポートによると、インサイドで気を失っているガイゼルマンに気づいたボディボーダーのAndre Bothaが彼を抱え上げて顔を水面より上にキープ、後にライフガードが加わってガイゼルマンを引き上げた。救助に加わった人間の中にはミック・ファニングの姿もあったという。
ガイゼルマンは岸で意識を取り戻したものの、後頭部をリーフで切っており、すぐに病院に運び込まれた。ガイゼルマンの容態について一時は「危険な状況」とリポートされていたが、彼を見舞った友人によれば命に別状はない見込みだ。いずれにせよ、一刻も早い回復が望まれる。
エヴァン・ガイゼルマンといえば、エアーなどのハイパフォーマンスアクションだけでなく、ビッグウェーブチャージにも定評があるエリートヤングサーファーだ。サーフムービーなどを見ていると、彼のようなトッププロともなればいとも簡単にパイプの巨大なバレルをメイクしているように錯覚するが、彼らもまた一歩間違えれば命に関わる危険な状況と常に隣り合わせなのである。
今回の事故はそれを改めて痛感させられる出来事だ。下の動画では緊迫する生々しい救助の状況が確認できる。サーファーであればこういった出来事からも目をそらさず、パイプラインでなくとも自然は時として脅威となることを肝に命じ、決して無理な行動はしない事はもちろん、万が一に備えて人命救助の基本や応急処置の知識を習得しておく必要があるのではないだろうか。
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この記事を書いたライター
ario
オウエン・ライトの身長とロブ・マチャドの髪質を授かったが、残念なことにレギュラーフッター。三人の娘を育てながら、日々サーフライフバランスの実践を模索中。出没ポイントは千葉一宮。