【義足サーファー 伊藤建史郎】サーフィンできる喜びとは LLK Vol.4
ライター: WAVAL
世の中にはハンディキャップ・障害に負けず不撓不屈の精神でチャレンジするサーファーがいる。日本人サーファーである伊藤建史郎さんもその一人。2013年2月、職務中の不運の事故によりその右足の膝から下を失ってしまう。しかし彼が選んだ選択肢は“義足サーファー”として波に乗ること。
事故から3年半。Surfing用義足の改良を重ね、自身の動きに耐えしのぐ補強を取り入れ、2015年新たなる挑戦を続ける義足サーファー伊藤建史郎 38歳 のドキュメンタリームービー live like kenjiro Vol.4 short short。
この3年半、サーフィンとはどう向き合っていたのだろうか。
事故、入院、リハビリを経て、今では海に入れる事だけで幸せだと言う。波に乗れる楽しさだけで満足。仲間内からの協力と家族が見守ってくれている安堵する環境により、海へ行く回数を重ねはじめるようになった。
そしてサーフィンへの欲が高まるのと同時にトレーニングにも力を入れるようになり、気が付けばより楽しむために義足にも注文をつけるまでに至った。しかし、防水と運動制の高い義足が見付からずに苦労しているのも現状。
今回着けている義足も本来であれば海用に使うようなものではない。より運動性の高いものを使いたい気持ちを、いつもお世話になっている製作工房所(田澤製作所) に伝え、また様々な方からの協力を経て開発、使用させてもらっている。
義足といっても人間の動き、特にサーフィンの独特な動きにはなかなかならず、自身の身体と義足とのコミュニケーションの試行錯誤の繰り返しだ。
少しずつだが、波乗りの動きも滑らかに近くなってきており、日々、努力と感謝の気持ちを忘れずに楽しんでいると言う。
サーフポイントは 千葉全域。茨城も時間と気持ちと、波が迎えいれてくれるコンデションであればいつでも行く。今回のサーフスポットは千葉の夷隅とサンライズ。身体と義足と波のコミュニケーションを是非ご覧下さい▶
Live Like Kenjiro 4 from Marchfilm on Vimeo.
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