190cm超えの大男オーウェン ライトが、ヒザモモの波を自在に切り刻む

ライター: ario

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サーフィン世界大会2015WSL Fiji Proにおいて、史上初となる同一イベント内2回のパーフェクトヒート達成(ヒートトータルスコアが満点となる20点×2回。しかもそのうち1回はファイナルで達成)で完全優勝を果たしたオーウェン・ライト90cmを超える身長を誇る彼には、10ftのビッグバレルを駆け抜ける姿がよく似合う。しかし逆に言うと、それだけの大男だとパワーのない小波は苦手なのではなかろうか・・・?

いや、もちろんそんなことはない。下の動画をチェックしてもらいたい。数年前のクイックシルバープロフランス開催期間中、リップカールチームのミック・ファニングと共にスペインのウェーブガーデンを訪れたオーウェンが、モモコシ程度(オーウェンにとってはヒザモモ程度だろう)の小波を攻めまくるという、ある意味なかなか観る機会のない貴重な映像である。およそ波乗りには不向きとも思える長身から、オーウェンは波のパワーゾーンを最大限に活用して鋭いリッピングやカーヴィングを自在に繰り出して行く。やはり世界最高峰の舞台で戦うためにはオールマイティでなくてはならないのだ。

オーウェンだけでなく、ミック・ファニングのバックハンドも見応え十分のこの動画、小波攻略のお手本としてじっくりと楽しんでほしい。

それにしても、この頃のオーウェンはまだあご髭も蓄えておらず爽やかなイケメンという印象である 

*2015年12月にオワフ島ノースショアパイプラインでトライアル開始前の早朝の練習中に波にのまれ、頭部損傷したオーウェン・ライト。既に2016年シーズンの前半戦全ての欠場を発表している。一刻も早い復帰を心から願っている。こちらのオーウェン兄弟の感動シーンもぜひ観て頂きたい▶︎オーウェン兄弟の兄弟愛に感動。WCT感動まとめムービー@ゴールドコースト

"Catch The Funwave!" - WAVAL(ウェイバル)

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この記事を書いたライター

ario

オウエン・ライトの身長とロブ・マチャドの髪質を授かったが、残念なことにレギュラーフッター。三人の娘を育てながら、日々サーフライフバランスの実践を模索中。出没ポイントは千葉一宮。